馬のない顔

「酒と昼飯」の楽園
23年春になってアルコールとランチの記録にもどってきつつある。

居酒屋かもめ唄/太田和彦

2015-02-28 | よむ/アルコール



カバーは三国の〔魚志楼〕だろうか。

三国、松江、盛岡、江刺、大阪、大分の居酒屋、バーを呑み歩く。15年ほど前の記録だ。

p22 ミズベコ=ゲンゲ

最後の「古い酒場で聴いたジャズ テネシー・ワルツ……大分『こつこつ庵』」の章が白眉。

pp270-71 テネシーワルツ
パティ・ペイジの唄がかかる。
紹介には、I was waltzing with my darlin' とある。
記憶と違う。気になった。確かめた。
パティ・ペイジは I was dancing with my darlin' と唄っている。その先でもwaltzing は dancing と。
Introduced her は I introduced her と。
Petula Clark は掲載の歌詞どおりに唄っている。
Music Unlimited で無作為に再生してみた。たいていdancing と唄っていた。


「文芸ポスト」1998年春号から99年秋号まで連載。

解説:川本三郎
扉イラスト:唐仁原教久
カバーデザイン:太田和彦
カバーイラスト:唐仁原教久

2015-02-28読了★★★☆
2015-01-30購入



居酒屋かもめ唄 [ 太田和彦 ]
価格:596円(税込、送料無料)


シングルモルトの旅/もし僕らのことばがウィスキーであったなら/村上春樹

2015-02-22 | よむ/アルコール



よんでいると「淡い闇の光の隙間を細く繊細な指先でたどる」ピーター・ゼルキンの『ゴルトベルク変奏曲』を聴きたくなる。
Musicunlimitedにプレイリストをつくった。
〔ブナハーブン〕があれば傾けるところだ。

p108で触れているトニー・ヴェイッチの書いたもの/ウィリアム・マッキルヴァニーは『レイドロウの怒り』としてポケミスに入っていた。


もし僕らのことばがウィスキーであったなら>レイドロウの怒り


写真:村上陽子

カバー写真:村上陽子

2015-02-21 読了 ★★★☆




酒呑みの自己弁護/山口瞳

2015-02-21 | よむ/アルコール



「強将の下に弱兵なし」とどこかに書いてあった。
妙に沁みることばだ。
ちょっとさがしたが見当たらない。別の本だったのか。


1冊は鞄に入れておきたいタイプの本。


酒呑みの自己弁護


カーバーデザインは岡村俊一、イラストは山藤章二。
オールドになってしまった山口瞳。

「夕刊フジ」の連載だった。
人・酒・酒場の索引付。
解説は大村彦次郎。


2015-02-21読了 ★★★☆



酒呑みの自己弁護 [ 山口瞳 ]
価格:1512円(税込、送料無料)


居酒屋ほろ酔い考現学/橋本健二

2015-01-21 | よむ/アルコール



新橋の〔羅生門〕が表紙を飾る。
昨日偶然前をとおった。カウンターに2、3人座っていた。撮っておけばよかった。


萩原朔太郎にこういう作品があるとのこと。
一人にて酒をのみ居れる憐れなるとなりの男になにを思ふらん(神谷バァにて)


ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」>『居酒屋ほろ酔い考現学』

1年ほど前に単行本でよんだ。

2015-01-21読了 ★★★★★
2015-01-13購入



居酒屋ほろ酔い考現学 [ 橋本健二 ]
価格:691円(税込、送料無料)


やきとりと日本人 屋台から星付きまで /土田 美登世

2015-01-18 | よむ/アルコール
やきとりの歴史から調理まで。
やきとりの文化史。
やきとり百科。

価格差には理由のあることがよくわかる。

しばらく座右の手引きになりそうだ。


著者の現行書籍がすくない。残念。


ブログ「橋本健二の居酒屋考現学」>『やきとりと日本人』

2015-01-13 購入
2015-01-18 読了 ★★★★★



やきとりと日本人 [ 土田美登世 ]
価格:842円(税込、送料無料)