長野電鉄長野駅はJR同駅の善光寺口から近い。バス乗り場6番そばの入口から地下に潜り、赤色の特急ゆけむりに乗った。 長く曲がりくねった千曲川に架かる「村山橋」。隣で新橋の建設が進んでいる。列車はゆっくりと橋を通過して須坂市に入る。 千曲川沿いの住民は時に荒れ狂う川の恐怖と闘いながら生きてきた。明治時代までは船による人や物資の運搬が重要であった。 船頭は命がけの仕事と引き換えに高額を手にしたと聞く。やがて鉄道や車の時代が到来し、船乗りの仕事は激減してゆくことになる。