EV車 降り来る僧の 夏衣
涼しさや 法話の巧き 若き僧
木槿咲く 昨夜仰ぎし 月ま白
蝉時雨 送信相手 間違える
昨日は、義母の「四七日(しなのか。七日毎の法要、4回目。)
浄土真宗は、他の宗派と比較したら、戒律もほとんど無く、七日毎の法要は、故人を偲び、遺族が仏教の教えを聞く行事…。
他の宗派の七日毎の、追善供養とは、根本的に違うらしい。(その供養により、故人のあちらでの境遇、行く先が大きく変わるという。)
こちらの菩提寺の若住職。
我が娘より、多分2、3歳若い。
お父上の住職に代わって、今や堂々の読経と法話をされる。
大きな法要以外は、だいたいこの若住職。
娘は、「あっ眉が細いっ!」って笑っちゃいそうになったー。なんて言ってたが、なかなか。
美声とまでは言えないけど(失礼🙇♀️)よく通る声だと思う。
何より、法話が、断然お父上住職より巧い!と思っている。
わかりやすいのだ。
易しい言葉を選び、興味深い話をする。引き込まれる。(私だけ…かな?)
浄土真宗が、親鸞聖人が好きになるほど。
ひとつだけ、えっ?と思うこと。
我が家からお寺までは、歩いて三分ほどなのだが、毎回、日産リーフで来られる。(名前言って良かったかな?お寺の広い庭の隅に、充電器も設置してある。)
車がお好きなんだろう。しかもこの猛暑。歩いて来たらいくら数分でも、汗だくで大変なことになるだろう。
とても涼しいお顔で、毎回いらっしゃる。
出したお茶を綺麗に、飲んで、お菓子は必ず、持って帰られる。
冷たいおしぼりは、今まで使った事がない。
丁寧に挨拶をして、玄関で見送る私に、運転席の窓を開けて、一礼。爽やかに帰って行かれる。
(帰りの車内は、多分地獄の暑さ💦)
さて今週は木曜日に、初命日。亡くなって一ヶ月が経つ。
七日毎の、その都度の尋問などなく、速攻で阿弥陀如来さまの元で、仏さまになった義母。
遺影の笑顔の可愛らしい事と言ったら。
きっと彼方では、ずっとこんな笑顔なんだろうなと思う。
今朝、娘に送ったLINE。
しばらく振りの出勤。昨日まで、きついきついと言っていたけど。
ちょっと心配で、短いLINEを送ったら、孫娘に送った!らしい。
(孫で良かった。数年前、弟へ送ったつもりが、友だちだったというドジオバさん。平謝りした過去がある。🥲)
蝉時雨がマックスの朝のこと。