校庭の熱気 片陰より 見やる
ビリなりの 絆深まる 夏日射
薄墨の 葉影ぼんやり 昼寝覚め
打ち上げの 店出で気づく 百合の白
今日は、孫の中学校の体育祭だった。
五月の体育祭も、これで3回目。
孫は中学最後の体育祭となる。
最上学年はやはり全てに、気合いが入るというか、二年三年生の手本となるような雰囲気が見てとれる。
頼もしい。そして仲間との協力や信頼関係など、見学している我々家族にも伝わってくる。
とはいえ暑い!
真夏日となった土曜日。
風はいくらか涼しいのだが、日差しは強烈。
各学年、各競技の合間合間に、水分補給や休憩が入るのだが。
競技をする生徒たちは、どんなにか暑くて辛いだろうと思いながら、爺婆、そして両親など家族は、我が子の競技意外は、体育館横などの日陰に避難。
数年前までは、テントを張ったり、シートの上で、ほぼ一日ある競技をほぼその場でじっと見守ったものだが…。
時代が変わった。
昼までの体育祭。生徒たちは、教室で、お弁当を食べ下校。
家族は、競技が終わればさっさと家路に着く。
もうひとつ。
今更ながら気づいた。
組み分けが、赤、青、黄。
孫の学校は、それぞれ「赤団、青団、黄団」というのだが、白がない。
生徒数が多い学校は、「緑」が追加。
孫たちに、聞いても、「白なんて最初からない。」と言う。
理由は…聞いた気がするけど、曖昧な感じだった。(早い話、忘れた。)
孫たち「青団」は、総合得点最下位。
でもなんだか楽しそう。
競技終了の際、シャッターチャンスというものがあり、生徒達が全員、本部席に集まり、家族たちに手を降ったり、笑顔をふりまく。
家族はここぞと、カメラやスマホで撮影する。
なんだか良いなぁ。暑さを一瞬忘れる。
無事に終わって良かった。
3時過ぎに、孫から今終わったからと電話が入り迎えに行く。
今日は、書道教室があり、月最後の作品を仕上げ提出しなければならない。
四年ぶりとなる、席書大会の作品説明なども。
休むわけにはいかない。
いつもより、一時間以上遅刻しての稽古。
(本当は、下校後は、友だち同志、モールに繰り出し、プリクラを撮ったり、ご飯を食べたり…が中学女子の流行り(?というのかな。)で孫もそちらに行こうか、随分迷ったらしい。)
書道教室への行き帰りの車のなか、孫は、かなりのへこみよう。
今頃みんなは、楽しく遊んでるんだろうな。インスタのストーリーは見るのが辛い。と悲しげ。
ようし!じゃばあばと打ち上げしよう!
人気の美味しい、ジャズの流れる居酒屋さん!予約入れるよ。
夫は、本日も地区の飲み会。
昼間、孫の頑張りを見て、そしてそんな事情も知り、「じゃばあばといっぱい好きなもの食べておいで。」とお小遣いを奮発。
少し笑顔になる孫。
それと「明日は、**とおしゃピクなんだ。楽しみ〜。」
日曜は小学校時代の、仲良さんと出かける約束していたとのこと。
機嫌も良くなり、大好きな居酒屋さんのカウンター席で、タブレットを慣れた手つきで、次々好みの物を注文。
二人、お腹いっぱい食べました😋
☆体育祭、運動会は、秋の季語。
この句で、体育祭とわかるかどうかは、少し自信はないけど。💦
三句目の昼寝覚めは、孫を迎えに行く前、ついうとうと。慌てて目覚めたら、目の前の障子に映る影と、フランネルフラワーのおぼろげな様、しばらくうっとり眺めていた…そんな様子。
なんだか忙しない一日だった。