八月果つ日 十五歳に なった子と
夕餉支度 子に任せて 涼新た
小さきケーキに 立てるろうそく 秋夜かな
夜すがらの 風音 向日葵を倒し
瓶に挿す ひまわり ゴッホの絵画めき
台風過 我が荒庭は 壊滅的
実紫 零れ にわたづみに 気品
昨日の朝、夫が「ひまわりが全部倒れてる。夜中の風、相当強かったんだな…」と。やっぱり支柱で支えないと駄目だったなぁ。
2階の窓から見る庭、草だらけの花壇のような畑のようなのを💦囲む西側と南側に並んだひまわり、見るも無惨に、全部倒れている。
台風１０号の予報は「今日にも九州上陸」「全域に線状降水帯」など最悪の場合の備えを促していた。
この地区も、孫たちの校区も、小中学校は、29.30日の休校が前日の割と早い段階で決まっていた。
我が家の外に置いてある大きなポリバケツ三個、その他、夫が夕方には全て、物置きに移動。
2階のベランダのものは、私が片付け、雨戸、車庫のシャッターきちんと閉めて、休んだのだが。
ひまわりには、可哀想なことをした。
なんとかしたいと、雨が小ぶりの時、夫に依頼。
ひまわり、全部伐ってきて。
夫も内心、可哀想と思っていたのだろう。
全部と言っても２０本足らず。
勝手口と庭を２往復して、切った向日葵を抱えて
とりあえず大きなバケツ二個に入れる。
もうすでに枯れて花びらが落ちているものも結構ある。
選別して、なるべく蕾を残して、花瓶に挿した。
着替えをした夫、花瓶の向日葵に「おぉ、いいねー。庭に咲いてた時より綺麗や！
ゴッホの絵みたい！」
あれー
風情も芸術センスもあまりない人と思ってたが、たまには良い事言うんだ！
向日葵＝ゴッホって、
類想類句に間違いないけど、まんまの俳句に決めた！（笑）
台風１０号、結果我が地区にはあまり影響もなく、時に風が強かったりしたけど、雨も降ったり止んだりくらいの拍子抜け。と言ったら、被害のあった地域の方々には申し訳なく不謹慎なのですが。
ただ二日間、モールやスーパーは休み。
交通機関も29日は、１日運休。
でも不平など言ってはバチがあたる。
前日までの猛暑が一休みして、かなり涼しい二日間。
最高気温は約10度低く、我が体調も少しだけ良くなった気がする。
小紫は、色づき始めた実が少し落ちてしまった。
北側の水溜りに、数粒落ちた実は薄紫色の宝石みたい。
水輪さえなんとも可愛い。
晩学の 楽しみありて 秋の薔薇
俳句界９月号
高橋将夫先生の選（佳作）を頂きました。
名だたる方々の足元にも及ばないけど
頑張ろう。
楽しもう。
俳句界９月号
高橋将夫先生の選（佳作）を頂きました。
名だたる方々の足元にも及ばないけど
頑張ろう。
楽しもう。
新涼や 赤いリボンは ほどかずに
久々の ピエトロ ピザに唐辛子
混み合いて 人声静か 夏の果て
夏休み最後の日。
前日から泊まっていた孫娘と、久しぶりにショッピングモールへ。
一週間後に１５歳の誕生日を迎える孫。
当日は、家族4人で会食をする、というので、じゃばあばと前倒しのミニミニパーティーしようよ、と誘ってみた。
プレゼントはいらないと言いつつも、ほんとはいろいろ欲しいものはあるはず。
母親に、ばあばにねだっちゃダメと言われているのだろう。
じゃプレゼントじゃなくて、必需品！
と言うと、「ティシャツ欲しいのあるんだ。」
化粧品とか、なんかずっと買ってないね〜とナゾかけると
「口紅、気になってるのが…
みんな結構使ってるの。」
ほらほら、あるじゃん！（笑）
夏休み中、勉強に遊びに小旅行にと、ずっと忙しかった中３。
土曜も、高校見学、書道教室と、帰宅は5時前だった。
体も気持ちも、昨夜はくたびれ、言葉も尖っていたけど…
一晩寝て、少し気持ちも変わったよう。
早めに起床、さっさと朝ごはんを食べ、さっさと支度。
一方、ばあばもこの日は覚悟を決め（笑）フル回転で、家事を済ませ出かける準備をする。
おかげで早くモールへ到着できた。
割と早い時間、駐車場も人もまだ少ないと思ってたが、意外にも多い人出。
夏休み最後だからね、皆考えることは同じ、なのかな。
ファミリーが目立つ。
そして不思議と、この人出の割に静かなモール。
各階フロアがなんだかゆっくりとした動きに見えた。
夏休みの終わり、やがてこの厳しい暑さも徐々に和らいで行く、と皆がそう感じながらモールショッピングを楽しんでいるかのよう。
孫は、希望通りのティシャツ２着と、口紅とミッフィの絵柄の保湿クリームを買い、嬉しそう。
せっかくなので、化粧品はプレゼント仕様にリボンをかけてもらう。
お昼はピエトロ。
ここも久しぶり。
八人待ちだったけど、近くのカルディや、佃煮屋さん（笑）を見てまわり、ほどなく名前を呼ばれ、少しリニューアルした店内に、ウキウキしながら席についた。
隣席と、程よい距離。空間が心地よい。
なんかいい感じになってるね、と話しながら、メニューを見る。
好きなものなんでも、というばあばに、「いつも好きなもの食べてるよ」と笑う。
でもいつも、ばあばは頼み過ぎだよね。と言いながら、じゃ今日はピザとサラダとなんとかというパフェ。
ピザは、ネギとひき肉、唐辛子がかかってる！割と多め！
ばあばも食べてみて、これ美味しいんだから。
（シブいなぁ、オジサンみたい）まぁ私も辛いの大好き、唐辛子はわりと何にでもかけちゃう派。
でも初めからピザにトッピングされてるとは、ねぇ
ネギもたっぷりだし、ピザ生地は薄くてカリカリ。
ほんと！美味しい😋
ささやかなミニミニパーティー、孫はそれでも満足げ。
口紅とミッフィのクリーム、誕生日の日までこのままにしておくね。
今日は嬉しい日だった！好きなのいっぱい買ってくれてありがとう！と中学女子😆
１５歳になるんだね。
あの赤ちゃんだった子が。
こちらこそありがとう。
あなたのおかげで、いろんな所へ行けた。いろんな経験も出来た。新しい事は、皆この子に教わった。
明日からの学校生活に備えて、早めに帰宅を決めていた。
孫のマンションへ送ると、着いた途端、凄い雷鳴と雨が降りだした。
（ラッピングの中身は一週間おあずけ（笑）口紅と保湿クリームwebを検索して載せました。）
処暑過ぎて なお燃ゆる如 列島かな
お医者さま 嫌いになる日 つくつくし
百日紅 咲き満つ医院 早や薄暮
午後から、整形外科、内科の予約をしていた今日。
四週間振りの整形外科。
担当医師は「どうですか、その後変わりは？」
私は特に変わりはなく、毎日痛いです。寝起きが一番辛くて、階段を降りるのがやっとです。
と答えると、
「手術はどうします？」
私「やっぱりしなくちゃならないんでしょうか？出来たらしたくないです。」
入院、手術、術後のあれこれ考えると、リスクというかマイナス面ばかりが浮かんできて…出来ることならしたくない。
医師はすかさず「手術をするしないを決めるのは、〇〇さんです。こちらは強要はしない。」
「先月、３ヶ月様子を見ましょうといいましたし、薬を変えます。ただ副作用が強い。長い服用はできません。
とりあえず４週間後、また来院してください。頑張ってください。」
患者に寄り添う良き医師なのだと思う。
だけど、なんだかちょっとした一言が気になる。
決めるのはあなたです、ってまぁそりゃそうだけど。
次の内科への受診まで時間がある。
一旦帰宅も考えたけど、暑い最中行ったり来たりは、余計に疲れ、下手するともう出かけるのが嫌になるかも。
近場のドトールで、アイスティで涼む。
あっ今日は特別に食料品は買わないでよいが、足りない日曜品数種買っておこう、と決め、スーパーへ向かう。
あまり来ないスーパー。
レジに並ぶ。
二人のレジ待ちの後ろに…
すると、隣のレジに店のお兄さんがレジを開けて「次のお客様こちらにどうぞ。」と呼びかけた。
私の前の二人の女性が、隣のレジに移動。
私は、そのままそのレジに残った。次が私の番…かと思ってお店のカゴをレジの台に置いた時、さっき移動した女性の一人が戻って来て、何やら怒っている。
当然のごとく、私の前に割り込み、
「なんなの、私が先のはずが…」とかなんとか、
つまり隣に開けたレジは、この方が一番先と思ったのに、もう一人の方を先にした…という事のよう。
レジのお兄さんの誘導の仕方が悪いのか、この女性の勘違いなのかわからないけど、凄い剣幕に私は、とっさに置いたカゴを取り、後ずさり（笑）
一人待つのに、いったいどれほどの時間？？
そんなに急いでいらっしゃる。
どうぞどうぞ、私はまだ時間あります。と心で言って…。
けれど、やっぱり大人気もなく且つ非常識。正直不愉快。
一度離れた列に又割り込むって、我が子にもそう教えるつもりですか、と老婆心ながら、これも心で言う。
気を取り直し、余裕で内科へ向かう。
駐車場も割と空いてて良い場所に停める。
白い百日紅の木の下。
受付後間も無く呼ばれ、体重、血圧、心拍数など測り、いつもの若先生の診察を受ける。
整形外科を受診した旨を話し、処方された薬も伝える。
副作用の事をより詳しく教えて頂く。
そして、こちらで処方のコレステロール薬の事、
ちょっと気になっていたので聞いてみた。
「この薬は、ずっと飲まないといけないですか？」
若先生、「はい、これはずっと。〇〇さんは随分数値も良くはなっているけど、この先も薬を辞めたら、動脈硬化やプラークができる恐れが大です。」
あっ死ぬまで？私がちょっぴり冗談めかして言うと、
「死ぬ前まで、です。」
なんか冗談でも、嫌だなぁとその途端感じてしまった。
８０歳代になれば、自ずと様々な機能が衰えて、結果動脈硬化なども起きにくくなる…らしい。
少なくとも、７０才代は飲み続けないと。
若先生に悪意はなく、現実を話してくれているのだが、なんだか今日は我が心、余裕がない。
きっとこの暑さのせい。
去年を上回る、連日の猛暑酷暑。
ツクツクボウシの声が、今年はなんだか弱々しいのは気のせいだろうか。
