四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。
庭隅の 冬たんぽぽの 強きこと
そこだけに 光集めて 冬たんぽぽ
水仙花 呟くように そっと咲く
淹れたての 珈琲香り 室の花
寒梅や 吸い込まれる如 空澄めり
クレープをほおばる おでん仕込み中
ベゴニアの 間伸びする茎 春近し
日脚伸ぶ 凛と聳ゆ 鉄塔かな
雪後の天 無音の機影 仰ぎけり
虎落笛 災害の地の 慟哭か
失せ物に 今更気づく 凍月夜
寒椿 束の間の陽に 華やげり
寒椿落つ おおかたは 空を見て
そそくさと コーヒータイム 雪催
水仙を挿す ひいやりと 夕厨
枯れという 軽きころもを まといし野
寒波来る ゴディバコラボの チョコドーナツ
大寒や 夕影深き 耳納峰