反芻す 妣の言葉や 花楓
葱坊主 洗濯なんて お手のもの
義母が転院して、八日目の昨日、
夫に病院から電話が入った。
「下肢の鬱血が酷く、最悪の場合壊死も考えられ、そこからの感染症や敗血症などのリスクもあります…。お知らせしておきます。」
要は、最悪事態は常に覚悟しておいてください。
という知らせだった。
三月に施設から、緊急入院した時から、覚悟はしていたはずだが、もう少し今少し、時間が欲しい。
家族はそれぞれの思いがある。
それは多いに、自分勝手なことではあるけれど。
元々、複数の事態が生じると、途端に落ち着きをなくす、パニック状態になる私。
集中力を失う。
昨日は、そんな午後だった。
一夜明けて、少し落ち着く。気持ちの整理が出来てきた。
金曜は、自分時間の日。
時間に縛られない。
義母の洗濯物は、金曜日に取りに行く日と、入院時に決め、看護師さんにも伝えていた。
出来たら面会も。と聞いてみたが、
やはり面会は、今日はできないとのこと。
今日の容体は悪くないと、看護師さんから聞いて少し安堵し、大量の洗濯物を抱え…
バスタオルと、浴用タオルは、入浴時2枚づつ、なのでとにかくタオルは、かなり必要となる。
夫はそれを見て目を見張る。「凄い洗濯物!毎週できる?やはり洗濯は、病院に頼もうか?」と言う。
出来るよ。と私。
お風呂に入れてくれる、入れるだけでもありがたい。
今まで施設に世話になり、義母の洗濯などしなかった。
10年、孫の世話に専念できた。
せめてもの償い…は大袈裟、
せめてもの親孝行…これも言い過ぎ。
洗濯くらいなら、私だってできる。
母が言っていた言葉を思い出す。
「お義母さん、いくら元気でも80(歳)過ぎたらガタッと体力が落ちる、老いは抗えない。大事にしてあげて。」と。
母よ。義母は95歳ですよ。
そして私は70歳!
なんだか可笑しくなってきた。
洗濯くらい出来るよ。私だって。
春惜しむ 癒しの文字と アメリカン
それでも、一人の自由時間を二時間半ほど。
書店の中のスタバで、30分くらい過ごす。
おしぼりに、「ごゆっくり…」
洒落てるなぁ。
アメリカンコーヒーはゆっくりと。
メロンフラペチーノは、テイクアウト。(笑)
で、3時半きっかり帰宅できた〜。
(この後、待っていた夫と病院へ向かったのでした。)