このところ病院通いが続いている
予約のきかない病院では待たされること甚だしい 永い時には3時間も
幸い、文庫本一冊あれば 退屈せずに済む と、言っても限度があるが
がさばる本を避けて 書棚からひっぱりだしたのがコレ。
いつか『写楽』本を出したいと思う程 私がひかれている浮世絵師だ
まして著者が「宇江佐真理」とくれば未読のまま書棚に眠っていたのが
不思議なほど 好きな作家の興味尽きないテーマ待合室で一気読みする
謎の絵師写楽その正体は諸説紛々 私自身も一家言あるのがここは作者に
敬意を表し余分な茶々入れず蔦屋重三郎による「写楽売出プロジェクト」との
宇佐江説に 身を任せて 読み進める
寛政の改革の余波で景気が冷え込む不況の中 思ったほどには売れなかった
それはコロナに蹂躙される現代の如くでもある 〝寂しい”もそんな所からか
約10ケ月に 百数十点の浮世絵を発表し、忽然と姿を消した写楽には私なりの
思いもあるのだが それとは異なる宇江佐女子の新説にも半分ほどは頷けるのだ
が。。。。。
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