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山城巡り・河毛〜小谷山~虎御前山〜虎姫

2023年11月24日 | 登山って楽しい~

西高東低の気圧配置が緩んだので

雪が降る季節が来る前にと湖北へ向かいました。

河毛駅に降り立つと冷たい空気。

上着を着てスタートします。

まずは少々藪気味の

明智光秀陣地跡と云われている山脇山。

15分あれば往復できます。

北陸自動車道をくぐり

谷田神社へ。

階段を登り本堂の左手から

しっかり整備された

登山道に入ります。

竹生島見えてきて

堀切跡を通るとすぐに

岡山山頂。

ここに浅井長政の祖父・亮政が築城し

丁野(ようの)城と呼ばれました。

後年、長政の救援にと

ここに陣取った朝倉氏でしたが

天正元年信長勢により落城。

三角点あり。

北方向の眺めが樹間から見えます。

下る途中左手に小谷山。

楓が色づいたコルに下りて次は中島城。

ここには朝倉氏の家臣が陣どっていましたが

丁野城と運命を共にしたそうです。

砦跡を通って下山。

田んぼの中を高速道路や国道県道が交差し

昔も今も交通の要衝なのだと実感。

左から山脇山→岡山→中島城址。

大きな灯籠や重塔

鳥居や蛙までもゴロゴロしている

石材店を通り抜けて小谷城資料館へ。

トイレをお借りして

追手道に取り付きます。

すぐに林道に出ると楓の並木道。綺麗です。

この先は遺構の数々。次々に案内板が現れます。

応援部隊が踏ん張ったという間柄峠跡→

金吾丸→

番所跡。

バスで上がってきた団体さんを追い越して

御茶屋跡。

右手に低く垂れ込めた雲に

山頂が隠れた伊吹霊仙を見ながら

高度を上げると馬洗い→

首据石→

赤尾家敷と通過し

桜馬場に到着。

南方向の琵琶湖と山々のパノラマと

紅葉を愛でるとすぐ後方が小谷城跡。

たくさんの家臣が寝泊まりしてたであろう

けっこうな広さの大広間跡

その背後に石垣の上一段高くなった

本丸跡が現れます。

ここに長政が居住した30m✕25mの

広さの複層階の天守閣があったそうです。

左手の奥に進むと御局屋敷跡の

三段からなる中丸。

の向こう右奥に刀洗池跡。

さらに一段高くなった京極丸に

小丸。

P398には山王丸跡があります。

その東側には大石垣が現存していて

当時の姿を忍ばせます。

かつての小谷城の詰の丸であり

中央の曲輪には山王社を祀っていました。

北側のコルに降り立つと正面に小谷山の姿。

岩肌露わな絶壁に色とりどりの木々。

青空も見えてきて素晴らしい眺め。

そして六坊の表示板。

浅井久政の時代に

六つの有力寺院の出張所が置かれた場所です。

間もなくで清水谷から上がってくる道と合流。

ここから左へカーブしながら階段を登っていきます。

途中の岩尾展望台からは琵琶湖の眺め。

さらに階段を登り10分程で

小谷山山頂・大獄城址です。

少し東に行くと南方向の展望あり。

琵琶湖に浮かぶ竹生島が見えます。

ここからの下山道。

ガイドブックに「分かりにくいので注意」

とあったにも関わらず間違って

西北尾根へ降りてしまいました。

踏み跡が薄くなって確認して間違いに気付き

左方向にトラバース。

薮を突っ切って登山道に復帰。

琵琶湖を眺めながら下っていきます。

15分ほどで福寿丸。

朝倉軍が対織田戦に備え

当時の最新の技術を用いて手直しした城郭で

ここを守備した木村福寿庵に

因んで名付けられました。

さらに下りていく途中で

30名ぐらいの年配女性のパーティと遭遇。

間もなくで山崎丸。

山崎丸は南北二郭の小さな砦で

朝倉氏の家臣山崎吉家が守将となった

ことから名付けられました。

尾根筋を駆け下りると大きな水道タンクが見え

清水神社を通って鳥居をくぐり下山。

小谷城下町の案内板を見ながら東へ。

消雪パイプが埋められた道から国道に出て

さらに東へ。

お墓で昼食休憩して

その脇から分け入り

古墳群のある雲雀山ヘ。

展望はありませんが植樹記念の塔などがあり

地元に愛されている里山のようです。

西側の伊部宿に下山して

次は小谷城と対峙した

虎御前。 北陸自動車道を潜るとすぐ左手に案内板です。

いきなりの急斜面を登っていきます。

すると10分程で左側に小谷山の姿。

全貌が見渡せます。

こんなふうに見えたのでしょうか?

夫婦岩の矢印があったので行って見ますが

苔むした大岩が2つ。

眺望もなく

脚を使った割には報われずガッカリ。

登り返して間もなくで前方後円墳。

形が残っていて見事。隣に円墳もあります。

4世紀のお墓とのことで

戦国時代よりもさらに千年もの昔ですね。

秀吉はここに古墳があったことを知っていたのでしょうか?

興味深いところです。

そして小谷城攻略の最前線

秀吉陣跡です。

ここが虎御前山山頂。

と同時に円墳でもあります。

さらに行くと

東西両方向の景色が見える信長馬場。

信長もここから琵琶湖や伊吹霊仙を眺めていたのでしょうか。

信長陣跡→

礎石復元デッキのある堀秀政陣跡を通って

竹生島を右手に見て次のP202.9の古墳群。

この山には総数85基あります。

紅葉が綺麗な林道を下ると

広場になってしまっている丹羽長秀陣跡。

当時の面影はまるで無し。

そして展望台からは360°パノラマ。

伊吹の山頂を覆っていた雲が徐々に取れてきました。

蜂屋頼隆陣跡を過ぎると

ここも紅葉が見事な延喜式の矢合神社です。

もう間もなくで下山。

大きな案内板には虎御前という名の由来があり納得。

虎姫駅も同じ由来なんですね〜

これはすごい。虎繋がり?

さあ来週はフル伴走

二回目の挑戦です。



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