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三重DBGランナーズ体験会

2021年05月14日 | 三重DBGランナーズ

今年の春、名古屋の庄内緑地で開催されたハーフマラソンで、障がい者のランナーが伴走者と共に走っているのを見かけ、もしかしたら自分にもできるのかなと思い立ち、ウェブで検索。三重DBGランナーズのホームページにアクセスすると、10日後の4月17日に三重県で初めての体験会が開催されるとの記事を見つけました。しかし・・・参加申込期限は3日前。ダメもとでメールしたところ、「ぜひ参加してください」とのこと!

悪天候のため、体験会は4月17日から延期となりましたが、5月1日近鉄津新町駅から徒歩で会場のサオリーナへ。伴走の初体験をしてきました。

体験会は、サオリーナの周回コース(約1.2km)で行われました、最初は伴走者同士、伴走ロープを使って周回。2人で走る感覚を試しましたが、他の人を追い越す際は要注意。1人で走るときの追い越しは、少しスピードを上げたり、右から行くのか左から行くのか、走るコースを微妙に変えたりして、自分で判断して追い越しますが、そのあたりを2人で確認しあう必要がありますし、スペースが2人分必要になりますので、もしない場合は2人が縦に並んで追い越さなければなりません。目が見える2人が並んで走るだけでも色々と気を使いますね。

次は疑似体験。2人の伴走体験者の片方がアイマスクをして走ります。コースに出るとき、スタートするとき、アップダウンや路面の変化などを言葉で伝え、歩行者などの追い越しの際や左右にカーブしているときは、曲がり具合やスピードの変化も伴いますので、伴走ロープを使ってジェスチャーやコミュニケーションも必要になります。音が気になる、例えば車やオートバイが近くを通る場合は、状況を説明する必要があります。

自らアイマスクをつけた際は、まず怖い!耳から様々な情報が入ってくるのに、状況がわからない・・・足がすくんで動けなくなります。まずは伴走者を信じる事から始め、指示に従うことで徐々に慣れていくとともに、様々な声掛けそして伴走ロープがいかに重要なのかを実感します。最初はゆっくり歩くことすら怖かったのが、徐々にスピードを上げ、信頼関係を築けてくると、思いっきり走れるようになります。

今回は目が見える状態で周回したコースを、アイマスクをつけて走ったわけで、これが初体験のコースを目が見えない状態で走ったらと考えると、お互いの信頼関係がさらに重要なるのではないでしょうか。大会に出る際などは、日頃から一緒に走る練習が必要だし、お互いに走るくせやコミュニケーションをスムーズにとれるようにすることも大事なことだと感じました。

最後に、代表から盲ろうで視覚障がいの方を伴走する際の伝え方の説明があり、体験周回しました。言葉が使えないので、さらに難易度が増します。様々な情報を伴走ロープや直接手と手で伝えるのですが、間違えないようにそして力の入れ具合にも気をつけて、特にカーブやアップダウンは“加減”を伝えなければなりませんし、追い越すときにスピードの変化や縦列になる必要や、距離が長くなってくると、いまどれぐらいの地点を走っているのかも伝える必要があります。アイマスクを着けていると、まさに伴走ロープが命の綱となることを実感します。

自分がどれぐらいできるようになるのか?まだ自信はありませんが、毎月の練習会に参加することに決めました。帰る前に伴走ロープを購入!そして入会申し込み。次の練習会が楽しみです。

三重DBGランナーズ体験会



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