人間が利用する以上の速度で、自然界から補充されるエネルギーのことです。つまり、太陽光、風力、水力、潮力、波力、地熱、バイオマスなどの力によって、発電、給湯、冷暖房、輸送、燃料など、エネルギー需要全般にわたって用いられています。
将来、有望とされている太陽光発電や風力発電ですが、いまはまだ火力発電や原子力発電に比べて、コストが高いといわれています。火力はともかく、原子力発電については、コストの計算が、利用率80%で計算されているうえ、放射性廃棄物や使用済み核燃料の処理、原発の廃炉費用などが含まれておらず、これからいくらかかるのかさえ不透明です。
すでに、2010年には、世界の新設発電所の3分の1は再生エネルギーの発電所となっています。世界的にみても、これから再生エネルギーによる発電は、飛躍的に普及していくことは間違いありません。日本の企業は、時代遅れで危険な原発を、海外に売り込むよりは、再生エネルギーによる発電の開発に資金を投下し、世界をリードしていくほうが得策ではないでしょうか。
再生エネルギーの発電設備は、普及が進めば進むほど、建設コストは下がってきます。メンテナンス費用は、現在でも、火力や原発よりはるかに安くつきますし、なにより、燃料代が必要ありません。
ただし、再生エネルギーの発電所を作るためには、将来、枯渇するといわれている、石油が必要です。長期的に見れば、再生エネルギーでの発電も、過度的なものとなるでしょう。私たちは、電気に依存する生活スタイルを変えていくことを、考えていかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。
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