先日、ある小学校の先生方と喫煙防止教室の打ち合わせをリモートで行いました。
コロナ禍以降、学校へ直接うかがって授業をするのではなく、学校の先生方に対面授業を行っていただき、そのあとリモートで子供たちの質問に私が答えるという形式で行っています。
ワクチン接種等によって新型コロナがインフルエンザと同じ扱いになってからは、「そろそろまた学校に来てもらえませんか?」といった依頼を学校側からいただくこともあります。
ただ、学校に出てこれなかったり、どうにか登校しても、教室でほかの生徒と一緒に過ごすことができずに、保健室や別室で自習等をする子供も、少なからずいるというのです。
実際、先日打ち合わせをした学校でも、「1学年に数人はいると思います」とのことでした。
昨年と一昨年は密を避け、3クラス別々にリモートで繋げて授業をしていたのですが、今年は体育館に全クラスが集まる予定とのこと。
せっかくなので、別室に登校している子や、自宅にいる子どもたちともリモートで繋がってやりとりができるようにお願いをしました。
パンデミックで学校が休校になり、リモート授業が手探りで行われ始めていたころ、自宅で授業が受けられるようになったことを喜んでいた子供たちがいると聞き、目からうろこが落ちた気がしたことを覚えています。
保守的な考えが主流の環境においては、新しい技術を取り入れることは、時としてなかなか受け入れられなかったりすることもあります。
また、授業が受けられるようなネット環境がすべての家庭に整っているとは限らないかもしれません。
すべての子供たちに平等に良質な教育の機会が与えられることを願います。