きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

がんはどのくらいいたいか?

2023年01月05日 | 教育
小学校でがん予防教育を始めてから数年たちますが、子供たちの質問に少し変化がみられ始めている気がします。教育の興味深い側面のひとつであると思っています。

がんについての質問(T小6年)ーその2ー

Q:がんは全部で何種類あるのか?
A:がんは細胞が悪性化して増える病気なので、からだのあらゆるところにできる可能性があります。また、それぞれの部位にできたがんについても、がん細胞の種類によって、いくつかに分類されますので、それら全部を数えていたら頭が痛くなるのでやめておきます。

Q:がんが最初に見つかったのはいつですか?
A:2000年以上前のミイラから、がんが見つかっています。がんの研究を最初に行ったのは、紀元前の古代ギリシア時代のヒポクラテスという医者です。世界で初めて人工的にがんを発生させる実験に成功したのは、日本の山極勝三郎という医者で、今か100年ほど前のことです。

Q:一度がんになったら、またがんになることがありますか?
A:あります。同時に別々の場所に、がんが複数個みつかることもあります。長年タバコをすってきたせいで、遺伝子が変化してしまっているためという説があります。

Q:がんを治りょうして5年後にまたがんになったら、そのときも治りょうするんですか?
A:いったんなおったと思っていたがんが、何年かたってからまたできたり(再発)、別の場所に出てきたりすること(転移)もありますし、最初とはまったくちがう第二のがんができることもあります。いずれにしても、きちんと検査をして、もっともよいと思われる治りょう法を考えます。

Q:がんによって死んでしまった人は、何人くらいいるのですか?
A:亡くなった方のうち、全体の約33%の方が、がんが原因で亡くなっています。2021年にがんで亡くなった方は、日本ではおよそ38万人いらっしゃいます。

Q:がんはどのくらいいたいですか?
A:がんは必ずしも痛いとはかぎりません。がんにかかっていても、まったくなにも感じない(無症状)こともあります。つらい症状がある場合には、てきせつなかんわケアを行って、なるべくふつうの生活がおくれるように治りょうします。





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