きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

あーあ、と思うこと

2019年04月03日 | Switter
ぶらぶらと街やデパートを歩いて、たとえ何も買わなくても、ウィンドウショッピングするだけで、軽いストレスなら発散できます。

ネットショップをあれこれ眺め歩くことも、今の時代、多くなりました。
ネットサーフィンと今でも言うのでしょうか?

古いものが好きなので、オークションサイトをよくのぞきます。

茶道はたしなみませんが、カフェオレボウルがわりになりそうな手ごろな抹茶椀を探したり、染めのきれいな古布や、アンティークの帯留めなど、あれやこれや見て、お気に入りをウォッチリストに入れて、時々眺めては楽しんでいます。


そんなとき、思わず「あーあ」と落胆の声を出してしまうことがあります。

それは、商品の隣に、タバコの箱やライターが置いてあるときです。

パソコン画面だと品物を手に取ることができません。
サイズが記載されていても、なかなか実物の大きさを想像しづらいときも、たしかにあります。

大きさの目安になるものを隣に置いて、わかりやすいように・・・という(出品者や店主の)気遣いなのでしょう。


でも、お茶碗やお皿の隣に、封を開けた(!)タバコの箱や、使い込んだライターを置く・・・・
いやあ、どうしても許容できません。

どんなに素敵なお茶碗やお皿でも、即座にそのページから退散します。

出品者のなかには、自己紹介で「喫煙者ではありません。猫は飼っています」などと書いている人もいます。
世の中の人達のヘルスリテラシーに、ギャップ(格差)が生じてきていることがわかります。

「タバコは嗜好品」という感覚でいる人がまだまだ多いという現実が残念でなりません。


小学生の頃、夏休みの宿題に、タバコの空き箱を使った工作を提出していた子がいました。
今から何十年も前の話です。

おじいちゃんやお父さんが一生懸命吸って、宿題を手伝ったのでしょう。
一見笑い話のようですが、ほんとはとても悲しい話です。

そんなことを思い出しました。













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