(T-C小4年)
≪質 問≫
タバコをすうと「おいしい」と言いますが、タバコはいったい、どんな味なんですか?
≪お返事≫
タバコをすっている人が言っている「おいしい」は、食べ物のおいしさとはちがいます。
ニコチンが切れてくるとイライラしたり、落ち着かない気持ちになったり、不安になったりします。
タバコをすうことで、これらの感情が少し消えます。
そのとき、脳が安心感やすっきり感を感じるのですが、それを「おいしい」ということばであらわしているのです。
MEMO-----------------------------------------
子は親の背中を見て育ちます。
喫煙しない、あるいは喫煙者なのであれば禁煙する、禁煙できるまでは喫煙している姿を見せない、喫煙者であることを子どもに知られないようにする、そして、レストランなどでは禁煙席を指定したり、他人に対しても子どもたちの前ではタバコを吸わないように依頼するなどの反喫煙行動を示すと、そういう家庭で育った子どもは喫煙者になりにくいことがわかっています。(※)
喫煙している人のなかには、自分の子どもには喫煙者になってもらいたくないと思っている人も少なからずいます。
ならば、子どもの前で「おいしい」「ストレス解消」などと言って(そんな様子で)、タバコを吸わないことです。
赤ちゃんは、タバコを食べ物だと勘違いしてしまいます。
ニコチン依存に陥っていると、タバコの臭いは「香り」と感じてしまいますが、タバコは臭いものです。
が、大人がおいしそうに吸っているのを見たりすれば、あんなに臭くて不快なものが、なぜおいしいのだろう?どんな味なのだろう?と興味や疑問がわきおこって当然です。
ですから、きちんと説明してあげることが大切です。
「大人はおいしく感じるけど、子どもには不味いよ」なんていうごまかしの説明はダメです。
大人の世界をのぞいてみたいと思っている子どもの心をくすぐることになって逆効果です。
けれども、タバコを吸っている多くの人達は、依存症という病気をいまひとつ理解できていませんから、自分では説明しづらいのです。
それどころか、「やめたいのに、なぜ吸いたくなってしまうのだろう?」と日々悩みながら吸っているという悲しい状況にあるのです。
(※)Archives of Pediatrics and Adolescent Medicine 158(4):348-52 May2004
≪質 問≫
タバコをすうと「おいしい」と言いますが、タバコはいったい、どんな味なんですか?
≪お返事≫
タバコをすっている人が言っている「おいしい」は、食べ物のおいしさとはちがいます。
ニコチンが切れてくるとイライラしたり、落ち着かない気持ちになったり、不安になったりします。
タバコをすうことで、これらの感情が少し消えます。
そのとき、脳が安心感やすっきり感を感じるのですが、それを「おいしい」ということばであらわしているのです。
MEMO-----------------------------------------
子は親の背中を見て育ちます。
喫煙しない、あるいは喫煙者なのであれば禁煙する、禁煙できるまでは喫煙している姿を見せない、喫煙者であることを子どもに知られないようにする、そして、レストランなどでは禁煙席を指定したり、他人に対しても子どもたちの前ではタバコを吸わないように依頼するなどの反喫煙行動を示すと、そういう家庭で育った子どもは喫煙者になりにくいことがわかっています。(※)
喫煙している人のなかには、自分の子どもには喫煙者になってもらいたくないと思っている人も少なからずいます。
ならば、子どもの前で「おいしい」「ストレス解消」などと言って(そんな様子で)、タバコを吸わないことです。
赤ちゃんは、タバコを食べ物だと勘違いしてしまいます。
ニコチン依存に陥っていると、タバコの臭いは「香り」と感じてしまいますが、タバコは臭いものです。
が、大人がおいしそうに吸っているのを見たりすれば、あんなに臭くて不快なものが、なぜおいしいのだろう?どんな味なのだろう?と興味や疑問がわきおこって当然です。
ですから、きちんと説明してあげることが大切です。
「大人はおいしく感じるけど、子どもには不味いよ」なんていうごまかしの説明はダメです。
大人の世界をのぞいてみたいと思っている子どもの心をくすぐることになって逆効果です。
けれども、タバコを吸っている多くの人達は、依存症という病気をいまひとつ理解できていませんから、自分では説明しづらいのです。
それどころか、「やめたいのに、なぜ吸いたくなってしまうのだろう?」と日々悩みながら吸っているという悲しい状況にあるのです。
(※)Archives of Pediatrics and Adolescent Medicine 158(4):348-52 May2004