職場にも、第6波の影響がかなり及んできており、日常業務に支障が生じつつあります。
家族がコロナに感染してしまって、自己隔離で出勤できなくなった人や、保育園や塾など、子供のコミュニティで感染者が出て不安にかられている人などが同じ部署内の同僚にもいます。
ウィルス感染の波が身近に迫ってきているのを感じます。
濃厚接触とはどういう状況をいうのか、聞かれました。
国立感染研究所の定義では以下のようになっています。
- 患者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった人
- 適切な感染防護無しに患者(確定例)を診察、看護もしくは介護していた人
- 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人
- 手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、患者と15分以上の接触があった人(周辺の環境や接触の状況など個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)
家族は濃厚接触していると考えてよいでしょう。
症状出現あるいはPCR陽性診断の2日前くらいから感染の危険性があります。
爆発的に感染者が増えている今、保健所の判断を待っていると対応が遅くなってしまうこともあります。
ですから、なるべく速やかに感染者と接触の機会があった人達とのあいだで、情報を共有するようにしましょう。
そして、それぞれができることを即実行していきましょう。
まずは、患者(陽性者)と接触した翌日からしばらくは、しっかりと健康観察をするようにします。
この「しばらく」の期間中は、自宅隔離が指示される場合もあるでしょう。
隔離日数は、自治体や職場・職業などによって異なっているかもしれませんし、14日間が10日間に変更されたように、今後の状況によっては、また変わる可能性もあります。
いずれにしても、ウィルスの特徴を考えれば、5~7日間は油断禁物です。
たとえ、症状がなくても、あるいは、PCR検査で陰性と出ても、ウィルスを持っている可能性があります。
より一層、慎重に行動し、なんとしても感染拡大を阻止しなければいけません。
感染者と接触、特に濃厚接触した場合にとるべき行動は・・・
- 不要不急の外出は避ける
- 家族同士も可能な限り空間を分けて生活し、お互いの接触を減らす
- 食事は一緒にせず、別室または時間をずらすようにする
- 自宅内でも家族全員(2歳未満を除く)マスクを着用
- こまめに手を洗い、アルコールまたはハイターを薄めたもので消毒(トイレ、入浴後の浴室、ドアノブや電気スイッチなど)
- こまめに換気(1時間に2回程度)
- 感染者の入浴は最後にし、タオルなどの共有はしない
新型コロナウィルスは、後遺症がつらいという点がインフルエンザと大きく違うところです。
かからないにこしたことはありません。
「これだけ感染者が増えたら、誰もが感染してもおかしくない、しかたない」と考える人も多いでしょう。
「すでにしっかり感染対策しているから、これ以上何をしたらいいかわからない」といった声も街頭インタビューなどでよく聞かれます。
でも、日々行っている感染予防対策を振り返ってみたら、やれることはまだあるかもしれません。
一流のオリンピック選手のように、対策行動の精度をあげることを目指すというのはどうでしょうか?
3回目のワクチン接種は、ファイザーでもモデルナでも、どちらでもOKです。機会をのがさず、早めに接種をすることが重要ポイントです。