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新しいカタカナ言葉が、ぼやぼやしていると、あれよあれよという間に世の中で普通に使われるようになって、「意味がよくわからないけど、今さら恥ずかしくて訊けない・・・」なんてこと、経験ありませんか?
ステイホーム
ロックダウン
ソーシャルディスタンス
クラスター・・・
まあ、このへんは、だいぶ浸透していますね。
私が気になって、先日とうとうネット検索して調べた言葉は、「ワンオペ」です。
カタカナ語のなかには、短縮造語もあるので、よけいにわかりにくいですね。
いくら流行っていても、あまり品がよくないなと思うものは、使いません。
「不要不急の外出を避ける」という言い方も、好きではないです。
必要性もなく、急ぎでもないなら、そういう外出はしないこと・・・ということですけど、否定が重なっているので、わかりにくいですよねえ。
頭がモヤモヤしてしまいます。
余談ですが、フランス語会話教室では、「否定の形の疑問文はわかりにくいから使わないほうがよい」とよく言われます。
日本人は、ガツンと直球で言うことを避けて、慎ましさを表現しているつもりになってるのでしょうね。
さて、最近よく出てくるカタカナ語で、みなさんの新単語帳にぜひ加えてほしいと思っている言葉があります。
それは、「エアロゾル」という言葉です。
紙巻きタバコや葉巻、パイプなどから発生するものを「煙」と呼んできましたが、これを逆手にとって、タバコ会社が「加熱式タバコは煙が出ないから安全」といった紛らわしい広告をしていることが、とても気になっていました。
加熱式タバコから発生しているのは専門的にいうと「エアロゾル」です。
けれども、あまり馴染みのある言葉ではなかったため、小学生たちには「煙に比べると湯気みたいで見えにくいこともあるけど、危険だよ。毒ガスであることに変わりはないよ」と説明してきました。
これからは、エアロゾルとは?をきちんと理解したうえで、積極的に使っていきましょう。
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エアロゾルとは・・・
(言葉の定義の参考サイトはこちら)
http://www.jaast.jp/new/about_aerosol.html