カンボジア・ベトナム一人旅の八日目(後半)です。
[初日はコチラ]
ホーチミンから水中翼船で1時間半ほどでブンタウのフェリーターミナルに到着。
さっそくタクシーやバイタクの運転手に囲まれます。
ブンタウには4つのビーチがあり、そのなかで海水浴に最も適しているのはバックビーチです。フェリーターミナルから近いフロントビーチやパイナップルビーチは海水浴っていうよりも漁業って感じです。
で、地図を見てみるとフェリー乗り場からバックビーチまで4kmほど。
途中に涅槃寺やキリスト像等の観光スポットもあるので、4kmならと観光しつつ歩いていくことにしました。
フェリーターミナルから200メートルも歩かないうちに、さっそくバイタクに声を掛けられます。
運転手「おい、乗っていかないか?ブンタウを案内してやるぞ」
自分「いや、ビーチまで歩いていくのでいらない」
運転手「ビーチは遠いぞ。それにブンタウにはテンプルもいっぱいあるし、市内観光するんだろ?」
自分「いや、いらない」
てな感じで、お断り。
が、今回の奴はマジでしつこい。フェリーターミナルから1キロほど歩いても、ずっと付きまとってきます。
運転手「どうだ。暑いだろ?バイクに乗れよ」
自分「いや、いらない」
運転手「ほら、これを見てみろ。テンプルがいっぱいあるぞ」
と地図を見せてきます。
運転手「どうだ、これ全部周って1ドルでいいぞ。最後はビーチでおろしてやるよ」
いくらなんでも全部周って1ドルは安すぎです。どう考えても後からトラブルになるパターンです。
地球の歩き方にも
はじめの約束を反故にするのは、対日本人にはあらゆるシーンで日常的に起きているようだ
と書いています。
とりあえずこの馬鹿は信用しないことで確定。
その後、色々話しかけてくるけど一切無視。
しばらく歩くと涅槃寺に到着。これでこの馬鹿も撒けるということで、入り口でぬるいコーラを購入し、寺観光。といっても小さい寺でみるものはこの釈迦仏くらいです。
しかし暑い。
フェリーターミナルからは、まだ1km強しか歩いていないのに、昼の強烈な日差しに照り付けられ、かなりバテてしまいました。
次の目的地のキリスト像まで1kmほど。
とりあえず歩き始めましたが、さすがに歩くのはつらくなってきました。ただ、バイタクを使おうにも、こんな中途半端な位置で客待ちをしているバイタクはいません。
そこへ
「おい、バイクに乗らないか?」
との声。
まさに渡りに船と振り向くと
ちっ、てめーかよ。
さっきの馬鹿運転手は、寺観光中もずっと外で待っていたようです。
しかし、人間追い込まれると、色々と自分の都合の良い方向に物事を考えてしまいます。
こいつは、別にボッタくろうなんて思ってなくて、ただ単純に自分の住む街を紹介したいだけなんだと自分に言い聞かせ、バイクに乗ることに。
本日はあくまでもビーチで身体を焼くのが目的なので、市内観光はいりません。
というわけで、このボッタクリ運転手改めブンタウの街を愛する運転手さんに、
自分「途中のキリスト像でいったん降りて、そのあとバックビーチまで頼む。もちろん1ドルオンリーでいいんだよね?」
運転手「OKだ。キリスト像だけじゃなくほかも案内してやるよ。もちろん1ドルでいいぞ」
自分「まぁ、とりあえずキリスト像だけでいいよ」
てな感じでバイクに乗ってスタート。
高さ30mのキリスト像。キリスト像の場所までは15分ほど階段を上る必要があります。
キリスト像内部は螺旋階段になっており、肩あたりで外に出れます。
キリスト像の肩から見るブンタウの街。
キリスト像を跡にしてバックビーチに向かう途中、寺がある島が。
運転手さんがわざわざバイクを停めて写真を撮らせてくれました。
こいつ、実はいいやつだったんだ。ボッタクリなんて疑ってごめんよ。
と反省しつつも、ビーチに到着。
自分「ストップしてくれ」
運転手「ん?降りるのか?これから市内観光に連れて行ってやるよ。その後、ビーチまで送ってやるし」
自分「ありがとう。ただ今日はビーチが目的だから、市内観光はいいよ」
運転手「1ドルで市内観光なんだから安いだろ。いいから乗れよ」
自分「いやいいよ。1ドルでいいんだよね。はい、ありがとね」
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
運転手「1ドルじゃ足りない!!」
運転手「俺はお前がキリスト像を観光している間も外で待ってたのでその分の費用も払え!!」
こいつ、本性を現しやがった。
常日頃温厚で知られている自分もさすがにカチーンときたので
自分「てめーが1ドルって言ったんだろうが!!」
自分「俺は1ドルしか払わないからな!」
と1ドルを差す出すも、この馬鹿は受け取り拒否。
さすがに払わないと後々面倒になっても困るので、そのまま去るって選択肢はありません。
というわけで、しばらく片言の英語で罵りあったあとに、そいつの胸ポケットに1ドル札を詰め込んで、
「ばいばーい」って立ち去ることにしました。
が、立ち去る自分の背中に向けて、その馬鹿はまだ何かゴチャゴチャ叫び続けています。
自分「てめー、金は払っただろうが!まだ文句あるのかよ!」
馬鹿運転手に向かって叫ぶと、その馬鹿はなおも自分の頭を指差し、ゴチャゴチャ言ってきます。
そう。
ヘルメットを被ったままでした。
というわけで、ヘルメットを置いてビーチに到着。
ちょっとむかついたけど、強い日差しと青い海がそんなことすっかり忘れさせてしまいます。
まったりした時間を過ごせます。
ちょっと遅めの昼食。生きたままのエビとカニを鍋で炒めたもの。
225000ドン。1000円ちょっと。小汚い食堂だと1食20000ドンでご飯が食べれるので11食分に相当。
メッチャうまい。
やっぱ海はいいですね。
九日目に続く。
[初日はコチラ]
ホーチミンから水中翼船で1時間半ほどでブンタウのフェリーターミナルに到着。
さっそくタクシーやバイタクの運転手に囲まれます。
ブンタウには4つのビーチがあり、そのなかで海水浴に最も適しているのはバックビーチです。フェリーターミナルから近いフロントビーチやパイナップルビーチは海水浴っていうよりも漁業って感じです。
で、地図を見てみるとフェリー乗り場からバックビーチまで4kmほど。
途中に涅槃寺やキリスト像等の観光スポットもあるので、4kmならと観光しつつ歩いていくことにしました。
フェリーターミナルから200メートルも歩かないうちに、さっそくバイタクに声を掛けられます。
運転手「おい、乗っていかないか?ブンタウを案内してやるぞ」
自分「いや、ビーチまで歩いていくのでいらない」
運転手「ビーチは遠いぞ。それにブンタウにはテンプルもいっぱいあるし、市内観光するんだろ?」
自分「いや、いらない」
てな感じで、お断り。
が、今回の奴はマジでしつこい。フェリーターミナルから1キロほど歩いても、ずっと付きまとってきます。
運転手「どうだ。暑いだろ?バイクに乗れよ」
自分「いや、いらない」
運転手「ほら、これを見てみろ。テンプルがいっぱいあるぞ」
と地図を見せてきます。
運転手「どうだ、これ全部周って1ドルでいいぞ。最後はビーチでおろしてやるよ」
いくらなんでも全部周って1ドルは安すぎです。どう考えても後からトラブルになるパターンです。
地球の歩き方にも
はじめの約束を反故にするのは、対日本人にはあらゆるシーンで日常的に起きているようだ
と書いています。
とりあえずこの馬鹿は信用しないことで確定。
その後、色々話しかけてくるけど一切無視。
しばらく歩くと涅槃寺に到着。これでこの馬鹿も撒けるということで、入り口でぬるいコーラを購入し、寺観光。といっても小さい寺でみるものはこの釈迦仏くらいです。
しかし暑い。
フェリーターミナルからは、まだ1km強しか歩いていないのに、昼の強烈な日差しに照り付けられ、かなりバテてしまいました。
次の目的地のキリスト像まで1kmほど。
とりあえず歩き始めましたが、さすがに歩くのはつらくなってきました。ただ、バイタクを使おうにも、こんな中途半端な位置で客待ちをしているバイタクはいません。
そこへ
「おい、バイクに乗らないか?」
との声。
まさに渡りに船と振り向くと
ちっ、てめーかよ。
さっきの馬鹿運転手は、寺観光中もずっと外で待っていたようです。
しかし、人間追い込まれると、色々と自分の都合の良い方向に物事を考えてしまいます。
こいつは、別にボッタくろうなんて思ってなくて、ただ単純に自分の住む街を紹介したいだけなんだと自分に言い聞かせ、バイクに乗ることに。
本日はあくまでもビーチで身体を焼くのが目的なので、市内観光はいりません。
というわけで、このボッタクリ運転手改めブンタウの街を愛する運転手さんに、
自分「途中のキリスト像でいったん降りて、そのあとバックビーチまで頼む。もちろん1ドルオンリーでいいんだよね?」
運転手「OKだ。キリスト像だけじゃなくほかも案内してやるよ。もちろん1ドルでいいぞ」
自分「まぁ、とりあえずキリスト像だけでいいよ」
てな感じでバイクに乗ってスタート。
高さ30mのキリスト像。キリスト像の場所までは15分ほど階段を上る必要があります。
キリスト像内部は螺旋階段になっており、肩あたりで外に出れます。
キリスト像の肩から見るブンタウの街。
キリスト像を跡にしてバックビーチに向かう途中、寺がある島が。
運転手さんがわざわざバイクを停めて写真を撮らせてくれました。
こいつ、実はいいやつだったんだ。ボッタクリなんて疑ってごめんよ。
と反省しつつも、ビーチに到着。
自分「ストップしてくれ」
運転手「ん?降りるのか?これから市内観光に連れて行ってやるよ。その後、ビーチまで送ってやるし」
自分「ありがとう。ただ今日はビーチが目的だから、市内観光はいいよ」
運転手「1ドルで市内観光なんだから安いだろ。いいから乗れよ」
自分「いやいいよ。1ドルでいいんだよね。はい、ありがとね」
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
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運転手「1ドルじゃ足りない!!」
運転手「俺はお前がキリスト像を観光している間も外で待ってたのでその分の費用も払え!!」
こいつ、本性を現しやがった。
常日頃温厚で知られている自分もさすがにカチーンときたので
自分「てめーが1ドルって言ったんだろうが!!」
自分「俺は1ドルしか払わないからな!」
と1ドルを差す出すも、この馬鹿は受け取り拒否。
さすがに払わないと後々面倒になっても困るので、そのまま去るって選択肢はありません。
というわけで、しばらく片言の英語で罵りあったあとに、そいつの胸ポケットに1ドル札を詰め込んで、
「ばいばーい」って立ち去ることにしました。
が、立ち去る自分の背中に向けて、その馬鹿はまだ何かゴチャゴチャ叫び続けています。
自分「てめー、金は払っただろうが!まだ文句あるのかよ!」
馬鹿運転手に向かって叫ぶと、その馬鹿はなおも自分の頭を指差し、ゴチャゴチャ言ってきます。
そう。
ヘルメットを被ったままでした。
というわけで、ヘルメットを置いてビーチに到着。
ちょっとむかついたけど、強い日差しと青い海がそんなことすっかり忘れさせてしまいます。
まったりした時間を過ごせます。
ちょっと遅めの昼食。生きたままのエビとカニを鍋で炒めたもの。
225000ドン。1000円ちょっと。小汚い食堂だと1食20000ドンでご飯が食べれるので11食分に相当。
メッチャうまい。
やっぱ海はいいですね。
九日目に続く。
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