整理整頓をするたびに、
自分の部屋がどうして”のだめ”の部屋の様になるか、
考えます。
皆さんはどちらですか?
キレイ好き?それとも、
片付けられない男or女?
いわゆる”のだめ”ですか?
私は後者です。
毎回掃除をするたびに、
「これを維持しよう」と思いますが、叶いません。
何故こうなるのか、
冷静に考えてみました。
まず、行動パターンです。
ここに、非常に大きな分岐点があります。
例えば、皆さん仕事から家へ帰ってきます。
大抵の人は着替えるのではないでしょうか。
そこで、のだめ派の人がどういう行動になるのか、です。
まず、部屋着を用意します。
そして、スーツを脱ぎます。
まず上着。
はい、そこーっ!(その1)
脱いだ上着を持っている貴方。
さて、貴方はこの後どうしますか?
1、ハンガーに掛ける
2、とりあえずどこかに置く
私の行動パターンは、2です。
とりあえず、ベッドの上に置きます。
上着がそうなんだから、ワイシャツも当然そうです。
スーツのズボンもそうです。
そして部屋着を着ます。
はい、そこーっ!(その2)
貴方はそこでどうしますか?
1、置いたスーツなどをハンガーに掛ける
2、あとで片付けようとそのままにする
私の行動パターンは、2です。
これ、パターンなんです。
例えば、片付ける日もあるんです。
でも、全体的な行動パターンとして、2になります。
さて、寝ます。
はい、そこーっ!(その3)
貴方はどうしますか?
1、ハンガーに掛ける
2、ベッドの近くに置き直す
ここで、2の人、いますか?
これが2だと、重症です、貴方。
「あとで片付ける」の繰り返しなんです。
「とりあえず置いておいて、あとで」、
ということです。
えっ?そんなひどい人いるかって?
いるんですよ、それが。
えっ?お前はどうかって?
それはヒミツです(笑)。
こういうことなんです。
出したものは、すぐに片付ければいいんです。
のだめタイプの人は、
とりあえずそれをその辺に置きます。
そして、それをそのままにします。
なぜなら、その時点で、
他の物が出てきているからです。
その物も、とりあえずそのままにする。
この繰り返しです。
こうやれば、のだめの部屋なんか、簡単に作れます。
着たものを片付けない +
出したものを片付けない +
食べたものを片付けない +
出した生ゴミを片付けない = のだめの部屋 です。
これ、当たり前のことを書いていますが、
その当たり前の実践が、
片付けの下手な人には、非常に困難です。
さっき書いたとおり、いつも放ったらかす訳ではないのです。
でも、10回同じシチュエーションがあったとすると、
おそらく半分くらいは放ったらかしにします。
これの比率によって、部屋の汚れ具合の進みが変わってきます。
10回中1回くらいなら、そんなに汚れませんが、
10回中7,8回だったら、結構なスピードです。
そう、何でこうなってしまうかというと、
生活というのが、日常だからなんですね。
つまり、非日常は、それが非常に意識したものになりますが、
日常というのは、無意識のうちに繰り返すことなんですね。
だから、意識しない状態でどういう行動を取るか、
というパターンになってしまいます。
のだめタイプの人は、1度や2度意識しても、
それをずっと意識し続けることは困難です。
なぜならそれが「日常」だからです。
こういうパターンに陥る人がどうしたらいいか、
それは、
「ある程度たまったら片付けるようにする」
ことです。
これなら、毎日ではなくても、
週に1回とか、例えば週末の仕事として、
比較的無理なく「日常」に組み込めます。
毎日だと難しくても、ですね。
ただ、それすら困難な人は、大変です。
つまり、「あとで」「あとで」の繰り返しで、
最終的に手のつけられない状況になるわけです。
当たり前のことをもっともらしく書いていますが、
そういうことなんです。
片付けるというプログラムを、
毎回毎日組める人は、汚れません。
のだめタイプの人は、
それをどの程度で抑えられるかです。
週1回、2週に1回、月1回、3ヶ月に1回、
半年に1回、はたまた年1回。。。
汚さない几帳面な人には信じられないかもしれませんが、
片付け下手なのだめ人間は、結構いると思います。
さて、貴方は?
えっ?お前は、って?
ここまで書けば分かるでしょう(爆)。