佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

合唱団ユートライ第28回定期演奏会終了。

2012年11月12日 00時29分03秒 | 合唱
  

 10日土曜日、
合唱団ユートライ第28回定期演奏会
終了しました。
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。

 

 昨年に続いて夜のみ借りての音文定演。
お手伝い頂いた皆様にも感謝です。
演奏は、どうでしたかね。
1stのドブロゴスは、キリエからクレド辺りまで
歌い手としては若干手探り感が拭えず、
サンクトゥス辺りから少しほぐれた感じ。
聴き手にはどう伝わったか。。。
この「d minor mass」は難しい作品でしたね。
日本でも海外でも氏のミサは別の曲が有名で、
これはあまり演奏されてないと思われますが。。

 

 2stの尾形敏幸作品は、
非常に思い出深い演奏になりました。
山梨での関東大会は音響の感じもあって、
そこまで手応えがあった訳じゃなかったですが、
この日の演奏は名島先生がその場その場で
コンクールとは明らかに指揮を変えられてきていて、
団員がちゃんとそれに反応して
ライブ感の高い演奏が出来た気がしています。

 

 3stはドヴォルジャーク「ジプシーの歌」。
ドイツ語ということだけでなく、
ロマン派の合唱作品の歌い方という意味で、
取り組み始めた最初はどうなるかと思っていましたが、
何とか形になったかと思います。
言葉の発音については先生方のご指摘の通り
もっと色々出来たと思いますが、
編曲作品とはいえ、ロマン派の作品を
正面からちゃんと取り組んで演奏したことは
非常に価値あることだったと思います。

 

 4stは東京出身、
アメリカの大学で作曲を学び
音楽活動をされている若手、市原俊明氏の編曲作品。
当日の僅かな時間しかご指導頂けなかったのは
非常に勿体なかったほどその時間は有意義でした。
「in my life」「悲しくてやりきれない」
「ひなげしの花」「ハナミズキ」
「千の風になって」という
バラエティに富んだ5曲。
打ち上げでたくさんお話しさせて頂きましたが、
予定調和でない、良い意味で期待を裏切り、
その上をいくオリジナリティの高い編曲で、
市原先生の人となりや考え方等が反映されていて
非常に興味深く、
そのような作品で団員も楽しく演奏できました。
今後のより一層のご活躍を応援したいです。

 

 アンコール曲に里の秋を演奏して終了。
時間の割には歌い手には骨太なプログラムでしたが、
お楽しみ頂けたかどうか。。。
2st以降はライブ感が高く、
充実した演奏が出来た手応えを団員が持てていた
という意味で、勿論もっと更なる高みを
目指さないといけませんが、
良い音楽体験を重ねられて良かったと思います。
演奏者としてはいけないことなんですが、
2stの最後と4stの最後は
ちょっと泣きそうになりました(苦笑)。

 

 来年29回は江南区文化会館での定演です。
再来年は、、、30回ですね。
今後とも合唱団ユートライを
よろしくお願いいたします。
今後新曲が始まり、
当分継続して団員募集中です。
区切りが良いので興味のある方は
ぜひ見学にいらしてください。