合唱団ユートライと混声合唱団鈴優会の
ジョイントコンサート、
10日、新潟市音楽文化会館にて終演いたしました。
ご来場下さった皆様ありがとうございました。
同じ指揮者で、コンクールにも出ていて
(同じとはいえ鈴優会さんは全国大会にも行かれていますが)、
共演の話が以前からあり、
2年前だったかのJCDA合唱の祭典での初演作品のステージで、
それは一度実現しました。
その後、両団で二群合唱のそれぞれを担当して、
という珍しい企画の話が実現化し、今回に至りました。
僕はトレーナーという立場ですが、
ここまで団内でもいろいろあったこともあり、
運営は勿論ですが、
音楽的には各パートリーダーが中心となって、
少し自立や自覚という意味で変化があったと思います。
あまり僕がしたこともなく(笑)
皆さん頑張って無事終了しました。
合同での練習は、4月下旬の合宿と前日当日、
というスケジュールでしたが、
それぞれの団員が練習に少し行き来したりと、
会えない日々を穴埋めしてこの日を迎えました。
オープニングは各団の団歌。団内指揮者による指揮でした。
鈴優会さんの団歌は演奏が難しい曲ですが、
素敵な演奏でした。
続いて私の指揮でユートライの団歌。
完全版での演奏は初めてでした。
良い曲ですね。入りは失敗しましたが(苦笑)、
らしさは出たと思います。
ブルックナーのモテットは両団合同で。
人数が多い団体に居なかったということもあり、
有名な作品ですがこれまでなかなか演奏出来ませんでした。
貴重な機会となりました。
人数が多いならではの響きは出せたかなと。
バッハのステージでは2群に分かれて。
第一コーラスが鈴優会、第二コーラスがユートライでした。
Ich lasse nicht~は安定した演奏だったと思います。
Komm, Jesu kommは難しい作品でした。
バッハは隙が許されないというか、
どこまでいっても満足出来ないですし、
まだ詰められるところは沢山あったと思います。
新潟でこの曲を演奏する機会を持てたことは
意義あることだったと思います。
第3ステージは両団合同での女声、男声、混声。
演出面でいろいろ課題はありましたが、
合同としては演奏の質を詰められたと思います。
指揮者が同じということの利点ですね。
特に女声の曲は決して簡単な曲ではないので、
皆さん良く歌っていたと思います。
最後のステージはラインベルガーのミサ曲変ホ長調でした。
僕が以前から恋焦がれていた大好きな作品で、
本当は指揮したいですが(笑)
歌えることに大きな喜びを感じていました。
名作ですね。
バッハと違う意味で、2群合唱の味わいを
より感じられる作品だったと思います。
今回の人数や編成他考えると、一番合っていて
良い演奏になったのではと思います。
アンコールは「鴎」でステージが締めくくられましたが、
300人を超える聴衆にご来場頂き、
本当にありがとうございました。
なかなか聴くことの出来ない作品で、知らない曲も
あったと思いますが、
2群のサウンドに触れるだけでも非常に楽しめる
ステージだったのではと感じています。
ユートライとしても、非常に刺激を受けていたと思います。
今度は東京で、という話もあり、
今後も何らかの形で関わり合っていけると良いですね。
皆様おつかれさまでした。
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