ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧千畑町畑屋を往く(その1)

2017年09月02日 | 旧千畑町を往く

●歩いた日:2017817日(木)

●歩いた所:稲荷、熊野、十文字、外館、前田(以上「畑屋」)、二ツ石、庚塚、稲荷(以上「六郷鎗田」)

●歩いた位置

●歩いたログ(足跡)(道のり:4.4km

(以上の地図:国土地理院)

 前回の「旧六郷町六郷を往く」のブログで、「畑屋」(明治の立村以前からの「畑屋」地域)方面への道は、ゆったりとカーブした古くから道の風情を残しており、近いうちに歩いてみたい、と書きましたが、817日にさっそく歩いてきました。ただ、この日は家を出る時刻が少し遅くなって、歩いた道のりは4.4kmに止まりました。

 それでは本文に入ります。

 前回訪れた「旧六郷町鎗田字稲荷」にある「正一位稲荷神社」の参道入口脇に車を止めてスタート。まずは西に引返し、十字路で「畑屋」方面へ向かう道に足を踏み入れる。

📷001:「畑屋」への道

 ゆったりカーブしたあまり広くない道、左手前に写る塀や小さな石塔、自転車店だったと思われる奥の茶色の建物などが色濃く昔の面影を残している。

 この辺り、道の右側は「庚塚」、左側は「上二ツ石」で「鎗田」に属するようだ。

 少し進むとY字路になっている。左の古い道は帰りに歩くことにして、右のまっすぐな道を進む。

 Y字路から少し進んだところで道の左手を見ると、古い道沿いに連なる家並が目に入る。ほかの地図で調べると、これらの家々も字名は「稲荷」で、大字は「畑屋」である。「稲荷」が「畑屋」と「鎗田」の両方にあり、しかも隣接している。「鎗田」地域が「六郷町」に編入される時、「稲荷」は「六郷町」と「千畑村」に分かれたものであろうか。

 両側に田んぼが広がる広い道をさらに進んで、斜めに交差する十字路に至る。ここを左折して西に向かう。少し進むと、道が入り組んだ交差点があり、そこでカメラを取り出す。

📷002:「十文字」の交差点

 左、右と緩くカーブしながら奥に延びる広い道は新しく整備された道で、右奥に真っすぐ延びる細い道が明らかに古い道である。

 さらに、ログ地図を見ると、中央の家の向こう側を、前掲001写真に写る道の先が横断している。

 この辺りの地名は、中央と左手前の家は「十文字」、右端の家は「熊野」である。「十文字」は、かつての十字路に由来する地名であろう。

 大きな木立は地図に示されている神社と思われるが、まずは古い細い道に向かう。

 両側に家並が続く道を西に進む。地図に寺のマークがあるので立ち寄ると「西空寺」とある。さらに進んで道が左にカーブする手前で、振り返ってカメラを向ける。 

📷003:「外館」の道

 真っすぐな細い道の両側は「外館」である。道脇の木立などからどことなく昔の風情が感じられる。

 正面の「東山」は、高いところが「秋田女神」、その左が「女神山」のようである。

(その2に続く)


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