2月21日(火)
天気予報で「明日はこの冬一番の寒さ」という言葉を一体何度聞いたことだろう。本当に今年の冬はかつて経験したことのない寒さの連続である。
そんななか、今日は思わぬ暖かい晴となったが、これで一転、春の暖か訪れてほしいが、この異常気象ではまだ寒さがいつまで続くか心もとない。
桜の開花も随分遅れているようだ。聞くところによれば河津の桜もまだ咲いていないという。
滅多に風邪など引いたことのない私だったが、この寒さにやられたのか、3日前に37.6℃の熱を出して寝込んでしまった。以前ならこのくらいの体熱ならあまり身体に異常を感じず無理をしない限度で普段の生活をすればよかったのだが、今回は違った。
頭が重くなり、親指の関節の鈍痛にはじまってやがて身体のあちこちの骨と筋肉がいたくなり、口が渇き、胸焼けから胃腸の違和感、下痢気味となり、腰にも鈍い痛みを生じ、食欲はなく、身体全体がだるく、なにをやる気力・体力もなく寝てるほかない状態に陥ってしまった。
なるほど、これが世にいう本当の「風邪」の症状かと、先行きを心配することはなかったものも、とてもつらい一日をすぎた。
幸い、一日中寝ていたお蔭で、この症状は1日で終わり、体熱も37℃を下回ったが、こんなにつらい症状は初めてである。いまはどうもないが、体重が落ち体力消耗からは立ち直っていない。これはあきらかに年齢のせいであろう。これからの風邪ではこれが普通となるのだろう。
いずれにせよ。これからは少しでも体力を蓄え、以前の身体に近いところまでは回復したいと念じている。
本当に久し振りの穏やかな晴日、台所の生ゴミバケツが一杯になっていることもあり、そろりそろりと坂を下って「IKOI農園」に行き、いつものように生ゴミをコンポストに投入しEM液をふりかけ土をかけてから帰ろうとして、ふとみると蕗畑に蕗の薹が出ているのをいくつか見付けた。例年なら12月末頃から出るものだ。
ふらふらしながら摘み取った。いかに寒さが厳しいとはいえ、微かに萌え出る春の兆しである。