伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

著書の遅れ、そして雲と空

2008年08月19日 | 旧日記
長い間、戸外に出ることなくもっぱら家の中に篭ってデスクワークとテレビで一日を過ごしてきた。

この夏の大変な暑さで外に出るのを控えたこともあるが、この時期、オリンピックがあるは、それに遅れに遅れた著書の校正作業にも取り掛かるはで、室内でほとんどの時間を潰してしまった。

校正など適当なところで妥協し、いい加減にやめればいいのだが、これが最後の著述になるのだと思うと、ついつい校正刷りに更に加筆修正を加えてしまう。現在でも既に4校目。編集者も印刷会社もなにも文句を言わないが、こんな終わりなき原稿校正では内心では音を上げているに違いない。
もともと頼まれ原稿だし、我侭が目一杯許される執筆だが、終わりが見えない校正を図に乗っていつまでも続けるわけにもいくまい。それにいくら手を加えてみたところで、そんなに内容がよくなるわけでもないことは自分でも分かっている。
最初は4月出版予定だったのが、盆までにとなり、どうやらいまの調子なら年内出版ということになるやも知れぬ。

そんな次第で、戸外での活動、特に「歩く」ことをしばらく怠ったら、体調が甚だよろしくない。室内で身体を動かさないと気分も晴れ晴れとしない。
この暑い最中、時間をかけてのトレッキングなど高齢者のやるべきことではあるまい。だが、せめて20~30分くらいの近所の散歩くらいはやらねばなるまいと思い定め、昨日から暑さを避けて夕食前近所を歩くことした。

近所だから特別の撮影対象はないが、ふと空を見上げてみたら夕空に浮かんだ夏雲が動く。地上の暑苦しさと離れ、上空には爽やかさがみなぎっている。
これから秋にもなれば、空は更に美しさを増すであろう。そうだ、これからは地上だけでなく上空の変化にも心を向けよう。

 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラフマニノフのピアノ協奏曲№... | トップ | 今日の散歩、秋空を見る »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旧日記」カテゴリの最新記事