伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

新装東京駅舎とOB会

2012年10月19日 | 日記

10月18日 (木) /

伊豆高原から熱海で新幹線に乗り換え東京に行くのが、これまで20数年間続けてきた私の上京コースである。これに要する普通運賃は、ちょうど1万円。ジパングを利用すればこれが3割引きになる。

しかし、今回の上京目的は元職場の0B会で、東京駅舎に隣接する東京ダイマル12階の「たん熊北店」に12:00集合とあるから、新幹線を使うとあまりにも早く東京駅に着いてしまい時間を持て余すことになりかねない。

そこで、急ぐ旅ではないのだから熱海からは在来線を使ってこれまでとは違った車窓の風景みながらゆっくり行くことをふと思いついた。

8:25伊豆高原始発の「リゾート21」で熱海に行き、それからは熱海始発東海道線のグリーン車2階席で相模湾を眼下に見ながら行くのも悪くない、と思ったのである。

これで行っても東京には11:08に着き、まだ時間には余裕がある。

駅でこのコースの往復切符を買ったら、なんと¥5040(ジパング使用でJR往復運賃¥3080、グリーン券660*2、シニア・パスポートを使って伊豆急往復¥640)。これには驚いた。こんなに安く東京に行けるとは!

この時間帯になると通勤通学客はほとんどいなくなるから「リゾート20」の展望車も熱海から始発のグリーン2階席もがらあき。私を除いて1、2人しか乗っていない。途中駅で少しは客が入ってはくるが……。

天気には恵まれなかつたが、まことに快適な旅となった。

車窓から         「リゾート21」展望車

東海道線2階席

東京駅では時間があるからと新装なった東京駅舎を見物する。今月から公開されたとかで、多くの見物人が「おのぼりさん」よろしく写真を撮っていたので私もこれに倣う。

 

20数年前、ここから役所まで丸の内、皇居前広場を通って15分ほど歩いて通勤したところだが、駅舎の新装だけでなく周辺の高層ビルの乱立に改めて時代の推移を感じる。

 

 OB会はここ10数年、この時期に毎年開いてきた。今回の参加者は12名、相変わらず私を最年長としほとんど変わらぬ顔ぶれだが、いずれの顔ももさすがに老いだけは深まっている。

ビールの乾杯の後でお酒を注文したのは私だけだったのはちょっとショックだった。後はビールかウーロン茶とは!どうやらこの中で毎日晩酌を楽しんでいるのは私だけらしい。この年齢でお酒を美味しく頂ける己の健康には感謝。

それはそれとして、老いても中には凄い人もいる。囲碁の7段、来年には8段を目指しているという。素人では最高峰の段位である。

 帰りの45:42東京発の電車も同じくガラガラ。酒の酔いでうとうとしていたら車中の時間を忘れる。熱海からの電車も「リゾート21」、いままで座ったことのない最後部の展望車に乗る。いずれも終着駅とまりだから乗り過ごすことはなく安心して眠れる。

終点伊豆高原駅に着いた時には後部展望車の乗客はなんと私一人だけであった。

この日、東京駅構内をうろうろ歩いただけなのに、総歩数は6000歩となる。電車の乗り降り、階段の上下など東京に行けば期せずして歩数を稼げる。

 

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1 コメント

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楽しかった事でしょう・・・ (sibuya)
2012-10-19 20:51:48
ゆっくり・のんびりの電車に乗ってOB会への参加・・
東京駅も新装されて 楽しいOB会だったでしょう。
北海道は今夜 やけに寒い・・ 初雪が降るのだろうか・・
まだ庭木などの「冬囲い」作業を終えていない。
石油ストーブは昼間でも消すことはできない寒さだ・・
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