伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

巣雲山・鹿ヶ谷公園ウオーク

2010年09月19日 | ウオーク
9月17日(金)

雨と曇りの数日が過ぎた後、異常な暑さが嘘のように消え、にわかに爽やかな秋晴れとなった。ウオーキングの適期である。

かねてMr.TBが「巣雲山」に行ってみたいと言っていたので、伊豆スカイラインを使って出掛けることにした。

「巣雲山」は冷川・亀石峠間のスカイライン沿いにある駐車場から登れば20分もすれば頂上に着く。そのあたりをうろうろしたところでウオーキングとしてはまことに物足りない。

その先、亀石峠と山伏峠間のスカイラインを通ると「鹿ヶ谷公園」という看板が出ていたことを思い出し、この公園内をしばらく逍遥すればウオーキングになろうと、巣雲山のぼりの前にそちらに向かうことにした。

鹿ヶ谷公園

この公園は土砂流失防止のための保安林を公園化したとのことで、その敷地は東京ドーム5倍という広大なものだという。

しかし、遊びより自然保護が主目的の公園なので知名度は必ずしも高くなく、伊豆の地元でも知る人は少ない。
しかもかなり高額の有料道路(ただし、現在は道路料金割引の社会実験中とかで全線上限200円)に面していることもあって、わざわざ訪れる人はほとんどいないようだ。

事実、散歩には最適と思われるこの日、園内を1時間近く歩き回ったのに人っ子ひとり出会うことがなく、この緑豊かな公園を独り占めすることができた。

とはいえ、公園入り口あたりのつつじはきれいに刈り込まれていたものの、園内の散策路の大半は自然のまま、道の両側からシダや笹に覆いかぶされて「けもの道」に近く、掻き分け掻き分け進むだけでも大変な難儀を強いられた。

おそらく、これから秋のシーズンに向けてそれなりの整備はなされるかと思われるが、現状では気軽な散歩道としておすすめすることは到底できない。

しかし、こうした人気のない自然そのままの道を人に煩わせられることもなく、穏やかな日差しを受けながら気ままに歩けたのはそれなりに我々には楽しかった。








桜は早くもすべての葉を散し、人に踏み荒らされることなく一面を覆った落葉のカーペットはなかなかの風情。


こんな道ならいうことはないが、茂りに茂った藪の道では写真を写す余裕などありはしない。


巣雲山

巣雲山の頂上への歩きは拍子抜けするほど簡単だったが、360度の展望はなかなかのもの。

早くもススキが銀色の穂先をなびかせていた。山の上はもうすっかり秋だ。










頂上から見る伊東市の手石島と熱海市の初島


スカイラインの帰路(冷川・天城間)

帰途、これまで遠くで眺めながら気になっていた異様な巨大建造物の近くまで行ってみた。

「世界真光文明教団」とあった。

後で調べてみたら戦後に成立した新興宗教、「手かざし」(掌をかざすこと)で悪霊を払い健康と幸せを得るという教えらしい。(別に同系列らしい「崇敬真光」という宗教団体もあり、二つの宗派が分裂抗争しているらしい。)

これだけの広大な敷地に奇怪な神殿?を中心に多数の参拝者を想定した広々とした駐車場がいくつもあり、なんとも私には理解できない世界がそこにあった。


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