つれあいが一度も行ったことのない「出雲」。
そして何かと言えば『行ってみたい』と口にする「足立美術館」。
場所はいずれも「島根県」です。
熊本に2泊して、ここから「出雲」に行くにはどうしたらいいのか考えます。
鉄道を乗り継ぎ新幹線と特急列車を使っても6時間かかります。
熊本駅を7時出て、出雲市に着くのは13時。これは時間がかかりすぎます。
日にちを見れば11月24日、神々が集まる出雲の地では
旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでおり、
今年は11月17日から11月24日まで神在祭が行われます。
神様はこの出雲大社の「十九社」に宿をかまえ「稲佐の浜」に集まり、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ「神議り(かみはかり)」をおこないます。
そして11月24日、午後4時に出雲大社で「神等去出(からさで)祭」が執り行われます。
神々は神職の「お立ち〜!」との3回の高声とともに出雲大社をお立ちになられます。
「神等去出(からさで)祭」の前に「稲佐の浜」に出向いて
御砂を「出雲大社」に納めたいし
一の鳥居から四の鳥居まで行きたいし、やることが多すぎて
ぜひ、この日に合わせて行くにはどうしたらいいものか。
"ありました" 「福岡空港」から飛行機で「出雲縁結び空港」まで飛ぶ最短空路。
搭乗時間は50分で、ゆっくりと回れます。
しかし福岡発は、2便しかありません。
それも8時発と16時発、8時発に間に合わせるには、
熊本駅を6時の新幹線に乗らないと間に合いません。
ホテルは5時起き、夜も明けないうちに新幹線に乗ります。
時間通り、チェックインし荷を預け
博多の柔らかふわふわ「丸天うどん」を食べる時間もとれて搭乗に間に合いました。
飛行機は、せまい30人乗り、つれあいが怖いといやがります。
しかし、飛べば窓から指さして、あそこは「宮島」とはしゃいでいます。
遠くに初雪が積もる「大山(だいせん)」、左には「三瓶山(さんびさん)」、
正面に「宍道湖(しんじこ)」が見えてきました。
「宍道湖」上空を滑走しながら着陸します。
今日から4日、宍道湖を周遊し観光します。
霊験あらたかなこの地、何か感じる事があるでしょうか。
ここから「空港連絡バス」が、「出雲大社正門前」まで運行していたので乗車します。
このバス「ICカード」が使えません。空港内の券売機で求めるのを忘れずにしましょ。
バスで30分、大きな「一の鳥居」が見えてきました。
「神門通り」を進むと「ニの鳥居」の前で下車します。
来ましたね〜 時間を見るとまだ10時40分、余裕の1日が始まります。
「正門前」から歩いて1分の宿「竹野屋」さんに向かいます。
なんと立派なお宿でしょう。「竹内まりや」さんのご実家であり、
今は、オーナーをしているとか。 いいお宿を予約して、つれあいも大喜び。
まずは荷を預け、「稲佐の浜」にお砂を取りにいきます。
参道も車道も「神去り祭」で人の多いこと。
タクシーで行きたかったけれど、道路も混んで進まないので、
歩いて20分「稲佐の浜」に向かいます。
途中昼食に決めていた「蕎麦 荒木屋」の店、開店する前に予約シートに名を書いて歩き続けます。
見えてきました日本海。
「神迎の道」の入り口、灯籠。
波の切れめの砂浜に、神様が降り立つ「弁天島」が神々しく座っています。
さっそく用意した袋に足元のお砂を入れ、砂浜を平らにします。
神様が向かう「神迎の道」をたどります。
「荒木屋蕎麦」に戻ると人の多さにビックリ、それもそのはずです。
創業天明年間、江戸時代後期220年以上続く出雲そば屋として日本で最も古い老舗店です。
『岩手のわんこ蕎麦』『長野の戸隠蕎麦』と並ぶ、「三大蕎麦」のひとつです。
予約シートを見るとあと5番め、機転が功を奏しました。
待つ間もなく通されます。
こちらで頼むのはすでに決まっています。
つれあいには、「縁むすび天セット1490縁」を頼みます。
※「天ぷら」とそばニ段に「なめこおろし」「うずら」入り。
「ぜんざい」のお餅はハート❤️「ご縁袋」「おみくじ」が付きます。
私は、「割子三代そば」を頼みます。※そば三段に有機卵ととろろ入り
お神酒のアテに「のやきかまぼこ」を頼みます。
出雲蕎麦の食べ方を指南しながら、歴史ある「荒木屋」さんの出雲そばを賞味します。
※割子そばの食べ方
1.割子そばの上に薬味を適量のせます。
2.「の」の字を書くようにつゆをかけて召し上がります。
3.残ったつゆは次の器に移し、又同じようにつゆをかけて。
4.最後に残ったつゆはそば湯の中に入れて飲みます。
出雲そばは割子(わりご)とよばれる朱塗りの丸い器に盛られ、
そばの実を外側まで挽き(挽きぐるみ)、色は黒っぽくそのため香り高く栄養豊富なお蕎麦です。
コシも強く私の好きなお蕎麦です。
美味しくてもう一枚、「割子一段」を追加します。
つゆは甘めで、そば湯も濁りいいトロミです。
そば湯は最初のコップ1杯で少ないなぁ~と思って追加を頼んだら、
大きな入れ物でこころよく出してくれました。
蕎麦の成分が出た美味しいそば湯です。
出雲に行くならこのお店と決めていました、念願がかない大満足です。
お店を出ると向かいの道路まで人が増えています。
出雲に来たら食べる価値のあるお店です。店員さんの対応も気持ちよく満足しました。
「稲佐の浜」を往復歩いて、ニの鳥居の正門前に戻ってきました。
すでに歩きすぎの感がありますが、バスに乗って「旧大社駅」に下ります。
こちらの駅舎は、明治45年(1912)に国鉄大社駅の開通により開業され、
出雲大社の門前町にふさわしい、純日本風の木造平屋建てで、和風趣向の際立つ建物です。
JR大社線は、平成2年(1990)3月31日に廃止され
その後旧大社駅舎は平成16年(2004)国の重要文化財に指定されました。
高く設計された天井には、大正風の灯篭型の和風シャンデリアの装飾がいいでね。
ここから「御砂」を持って「四つの鳥居」をくぐり
納める「素鵞社(そがやしろ)」に向かいます。
まず、石でできた大きな「一の鳥居」が見えてきました。
参道は「神門通り」、色々なお店がひしめき活気ある通りとなっています。
途中、あした松江に向かうために乗る「一畑電車 出雲大社前駅」をすぎ、
テレビでも話題になった「みつばち工房 花の道」で巣蜜が入った「す蜜ソフ卜」を舐めてみます。
「ぜんざい学会 壱号店」の前を通ります。
※ぜんざいの語源は、出雲の「神在餅(じんざいもち)」だった。
おすすめのお土産に、ご縁ある「神在餅(じんざいもち)」
手作りのラベルにお砂を入れて、親しい人にわたします。
竹野屋旅館の前を通り、バスに乗った正門前に戻ってきました。
「二の鳥居」が見えてきました、ここからが出雲大社の本参道です。
つづく
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