どんよりと日差しが出たり曇ったり、いつ雨が降るかわかりません。
島原半島には渡らないで良かったかも。
夏場の湯めぐりは、つらくて数をこなせませんね~
やっぱり、秋の冷やりとした頃の湯めぐりがよろしゅうございます。
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さて、「金波楼」から出て細い路地に「共同湯 西湯」を見つけます。
残念、入り口に閉鎖の張り紙がかかっています。
「西湯」があれば、日奈久温泉の入り口に「共同湯 東湯」もあります、
次に訪れた時は必ず伺いましょ。
江戸時代の参勤交代の時代から続く歴史ある道「薩摩街道」に出てきました。
そこには「共同湯 松の湯」があります。
1930(昭和5)年創業の共同湯、
昭和初期の建築様式を残した番台が、外にある珍しい浴場です。
湯はゆれたあともなく、脱衣場から下に降りたお風呂には、
お湯がコンコンと満たされています。
天井には湯気抜きがあって風通りも良く、室内ながら解放感を感じられます。
奥の熱い湯が手前に流れおちます。なんともいえない気持ちよさです。
お湯は無味無臭の単純泉です。アルカリ性でほどよくとろみも感じます。
湯は透き通り、腰痛や肩の痛みも和らぐような。
【松の湯】
八代市日奈久中西町380-1
TEL.0965-38-0573
営業は、8時半〜20時半
休みは、第2、4火曜日
入浴料は、200円
貸切家族風呂は、1時間1500円
後から入って来た、地元のおじさんもこの湯以外に入ったことないとの事。
この湯に入るため、日奈久温泉にまた訪れたくなりました。
そしてあの「東湯」にも。
ゆっくりと浸かり、もう一つの湯「日奈久温泉発祥の湯」へ向かいます。
途中「日奈久温泉神社」の鳥居をくぐると、石段から線路を見下ろすことができます。
温泉神社の境内からは、日奈久の町と不知火海の向こうには、天草諸島も一望できます。
来ました、「日奈久温泉発祥の地」。
発見は600年前、戦で傷ついた父の刀傷を治そうと「厳島明神」に祈る息子が、
満願の日、神のお告げに従って海の浅瀬を掘ると、温泉の湯が湧き出、
父の刀傷を治したと言われています。
1967年に開業した「市営日奈久温泉センター」の老朽化が進み、解体し、
明治時代の「本湯」をイメージした、日奈久温泉センター「ばんぺい湯」が、2009年7月21日オープンしました。
ひっそりとした古い温泉街。熊本最古の温泉と言われた、当時の湯場です。
「ばんぺい湯」の1階にある「本湯」に寄ってみます。
こちらの湯は、「松の湯」と比べて風情もなく、泉質もサラリ、ちょっとガッカリしました。
【本湯(1階)】入湯料は、200円
2階の「ばんぺい湯」にも入ってみましたが、こちらもスーパー銭湯風で、またまたガッカリ。
外観は歴史ある古湯の趣きがあるのですが、中は今どきのお風呂です。
【日奈久温泉セン夕一ばんぺい湯】
八代市日奈久中町316
TEL.0965-38-0617
営業は、10時〜22時
休みは、第3火曜(祝日の場合は翌日休)
入湯料は、510円
【家族湯】入湯料+1020円
日奈久温泉の各施設は、晩白柚を湯に浮かべた、
冬季限定の「晩白柚(ばんぺいゆ)風呂」は有名です。
お昼も過ぎたので、「 ばんペい湯」の2階にある食事処「桑庵(そうあん)」に寄ってみます。
ここで味わいたいのは、あっさりとした豚骨スー プの「桑庵ラーメン」。
これを目当てに訪れる人も多いとか。ひとロ食べると、どこか懐かしさを感じる味わいです。
ドリンクコーナーの片隅で綺麗な瓶入りのラムネを発見!
東京の銭湯にも全国の昔ながらのラムネがありますが、
こちらの「火の国ラムネ」に「日ノ本サイダー」に懐かしく遠い記憶を呼び覚まします。
これで帰るには寂しいので、もう一度「松の湯」に寄ってみます。
番台の方に、また来たのと顔をされ、誰もいない湯にゆっくりと入ります。
お風呂を満喫したあとは、名産「日奈久ちくわ」に寄ってみます。
狭い路地を散策すると、あちこちに「ちくわ」の文字が見えます。
通常より大き目のちくわは弾力があり、食べ歩きにもピッタリ。
中でも珍しい「サラダちくわ」を見つけ。
中にポテトサラダが入ったものですが、意外に合う美味しさです。
国道3号線に向かう道すがら、「柳屋旅館」のこの風情。
天草諸島を望む八代海の海岸沿いに向かうと、西南の役の「官軍上陸之地」の碑が建っています。
この近く海の幸も豊富で、とりわけタチウオ、ハモ、ワタリガニが有名です。
食べたかったな~鱧料理、夏の時期しか食べられないし。
日奈久温泉駅まで歩いて戻るのも疲れたし、
ここからは産交バスに乗って「バス旅」で八代駅へ向かいます。
ここは、「肥薩線0起点八代駅」。
肥薩線は、熊本県八代市の八代駅から鹿児島県霧島市の隼人駅までをいいます。
どんよりと曇ったみどりの八代平野を駆け抜けます。
熊本駅に到着、別名は「くまモン駅」。
熊本市電に乗って上通りの「蜂楽饅頭」へ。
目当てはお決まりの「コバルトアイス」を食べに。
完食しました。かき氷の容器「昭和レトロなガラス容器」が目に止まります!
表に出れば大雨です。行かなくてよかった「島原半島湯めぐり」。
湯の町情緒に誘われて 日奈久温泉を満喫。
残暑を忘れ、つかの間の時間旅行を楽しめました。
日奈久温泉へ ぶらり道草旅 ~旅館 金波楼まで No.1 はこちらをクリック。
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