~ 蒼(あお)に 微睡(まどろ)む ひととき ~
今年2回目の熊本、阿蘇の山並みを雲が穏やかに流れています。
熊本市の11万人もいた避難所もゼロとなり、震源地の益城町の指定避難所も10月31日に閉鎖されました。
自宅に戻る人もいたり、仮設に移ることができたそうです。
熊本に行かれるならば、是非お勧めの郷土料理をご紹介。
【馬刺し】
馬の肉はクセがないので、苦手な人にも食べやすいのです。
写真のとおり、脂肪分が少ないのが馬刺しの特徴で、コレステロールも低く、女性の方にもオススメです。
もう逸品のおすすめは、熊本城下にある「桜の馬場 城彩苑 桜の小路」にある「阿蘇庭 山見茶屋」の「馬肉溶岩焼き」。
溶岩プレートで焼く「馬肉焼」がおすすめです。
野菜のエキスたっぷりの透き通った「黄金色の自家製特製タレ」で食べると絶品です。
本店は、阿蘇高森町にあります。
このタレは、「馬かたれ」と商品化され瓶詰めにして売っています。(540円)
【熊本ラーメン】
九州はとんこつ!というイメージどおり、熊本のラーメンはとんこつが主流です。
とんこつスープに、マー油、棒面、キクラゲ、お店によって形状は違ってきます。
【辛子れんこん】
病弱な肥後藩主のために考案された「辛子れんこん」。
レンコンの穴に辛子味噌を詰め、衣を付けて揚げた熊本の代表的な郷土料理です。
辛いのが堪りません、焼酎にもビールにもあいます。
【太平燕】
太平燕と書いてタイピーエンと読みます。
熊本にある中華料理店には必ずメニューに入っている太平燕。
スープは見てのとおりちゃんぽん風、野菜がたくさん入っていて女性にも人気です。
ちなみに、麺は春雨。つまり春雨スープなのです。
【ひともじ ぐるぐる】
ひともじとは、ワケギのこと。
ワケギを茹でて、根の方から折り返し残った葉でグルグル巻きにしたものが「ひともじのぐるぐる」です。
食べるときは酢味噌や辛子酢味噌をつけます、一口食べると、ザクッという歯応えの後に、独特の香り、甘味、辛
味が口の中いっぱいに広がります。
【いきなり団子】
作り方も簡単、あんことサツマイモを小麦粉団子で包んで蒸しただけです。
あんこの甘さとさつまいものホクホク感、塩気の効いたもちもち生地が口の中で合わさって、うまい具合に混ざり合います。
熊本市の中心地をご紹介。
去年も訪れた上通アーケード街の「蜂楽饅頭 (ほうらくまんじゅう)」。
なかなかの人気、やはり人が並んでいます。
今回のお目当ては、前回食べなかった 「 あ れ ! 」
爽やかな青い食券を買って と 。
綺麗な色ですね~ 練乳と水色の蜜がかかっています。
値段はなんと300円。
人気抜群の「コバルトアイス」です。
回転饅頭の焼き方も綺麗ですね。ひとつのためらいもなく均等に餡を入れます。
焼き面も同じ色です。
奥は「白あん」、手前は「黒あん」
去年と同じ場所で、またまた巡り会えました。
「クルーズトレインななつ星in九州」「新幹線 つばめ」「A列車で行こう」「あそぼーい!」「SL人吉」などをデザインした「水戸岡鋭治氏」デザインの新型超低床電車「COCORO」。
外観は、熊本城の城壁をイメージした濃茶メタリック塗装の車体に、シンボルマークやロゴなどを金色で描いた印象的なデザインです。
乗ってみたいですね~ 車両製作費は、なんと3億1,900万円。
地震被害で、熊本城の近くには行けませんが、通町筋のパルコの前から眺めます。
遠目に見れば何事も無かったかのようにそびえ建つ熊本城。
お城の前に復元された「本丸御殿」が建ったので、城の全景が見えません。
ということは、江戸時代の城下町からは、この様に見えていたということです。
平成13年に撮った全景がこちらです。お城の下部分もよく見えていました。
お城を拡大すると天守閣の屋根瓦が落ちています。
天守閣、石垣の復旧までにかかる期間は、
10年超~20年、費用は最大200億円かかるとか。
間近に見て郷土の誇りの様変わりに心を痛めてしまいますが、
熊本城再建に向けて大きく動き始めているのは確かです。
"山は大阿蘇 地軸ゆすりて 大空焦す 久遠の神火"
"川は白川 昼夜別たず 清流滔々 巨海へ放る"
"大なり山河 我等の揺籃"
『次回は熊本駅から三角でクルーザーに乗り変え、天草本渡に渡ります。』
「天草の蒼にまどろむ 六編 - クリックで閲覧できます。」
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