ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ 壱

コロナ禍で暴れだす 帯状疱疹(たいじょうほうしん)の洗礼

 

「疲れると皮膚にブツブツができ」


「皮膚のできもののはずなのに飛び上がるほど痛く


一度発症してしまっても、再発を繰り返す方もいます。
 

 
 
ストレスや疲労で、免疫力が低下すると


潜伏していた「ヘルペスウィルス」が暴れだし


神経を伝わって皮膚に出てきて水ぶくれを作ります。
 


皮膚の炎症が治まったあとも


つらい後遺症を発症するため


予防と早めの治療が大切になります。
 

 


『コロナ禍の今、ストレスが溜まり、「帯状疱疹」を発症する方が増えているとか。』
 

コロナ禍で普段とおりの生活をした人は「ストレス」もなく

自由に動き回り感染を広げ、最悪感染しているかもしれません。


コロナ禍で普段の生活をしなかった人は、ストレスを溜めてしまったこの2~3年。


 

【帯状疱疹ができる場所は】

体の神経の中に潜んでいるため、帯状疱疹は神経の流れに沿った体の「左右」どちらかに現れます。

大部分が胸や背中、腕に現れますが、顔に現れることもあります。

 

【帯状疱疹の経過は】

①発症の1週間前~数日前
 赤い皮膚の炎症が現れ、1週間ほど前からかゆみムズムズ感、ピリピリした痛みを感じます。

②発症から2週間後くらいまで
 赤いい皮膚の炎症とともに、小さい水ぶくれが現れ、強い痛みが感じられます。
 水ぶくれの内容物が透明な液体から膿になったり、水ぶくれが破れたりしながら
 皮膚が徐々にただれていきます。

③発症から2週間後~4週間後
 皮膚のただれが徐々にかさぶたになっていきます。
 たいていの場合発症から1か月以内に痛みも和らぎます。

④それ以降
 皮膚の炎症が治まった後も、まれに痛みが残る場合があります。
 痛みが数か月単位で、場合によっては数年間にわたって再発する場合があります。
 この状態を「帯状疱疹後神経痛」と言います。


【帯状疱疹の原因は】

原因は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスです。

このウイルスに初めて感染すると水疱瘡(みずぼうそう)として発症します。

水疱瘡が治った後も水痘・帯状疱疹ウイルスは神経の中に残っていて

免疫力のおかげで活動が抑えられている状態になります。

その後、免疫力が下がってしまうと再び水痘・帯状疱疹ウイルスが暴れ出し

帯状疱疹を発症するのです。

 

【帯状疱疹は再発するの】

帯状疱疹にかかったことのある人のうち数パーセントの割合で再発すると言われています。

なお、帯状疱疹になった後は水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスに対する

強い免疫ができるので、数年経って忘れたころに再発することがあります。

 


【帯状疱疹になりやすい人は】 

・50歳以上の方
・子育てをしている方
・疲労、ストレスのある方
・ほかに病気のある方
・薬剤を投与していて免疫力が下がっている方

 

【帯状疱疹になるリスクはどれくらい】

水痘・帯状疱疹ウイルスは90%の人が持っていると考えられており

そのうち3人に1人が80歳までに、帯状疱疹を発症すると言われています。

 

『また、新型コロナウイルス蔓延によって人との接触が減ったことで

水痘・帯状疱疹ウイルス触れてこのウイルスに対する免疫力が

活性化する機会が減ってしまったことで

現在、帯状疱疹になるリスクが上がっているともいわれています』

 


【帯状疱疹で入院が必要になる場合も】

「全身に水疱が出る重症」の帯状疱疹の場合には

抗ウイルス薬を点滴する必要があるため、入院しなければならなくなることがあります。

また、痛みがひどく、日常生活に支障をきたす場合や

合併症が見られる場合にも入院が必要となります。

 

【 怖い帯状疱疹の合併症と後遺症】

帯状疱疹の症状である水ぶくれや赤みなどが引いた後も、

皮膚に痛みが残り続けると「帯状疱疹後神経痛」と診断される場合があります。

50歳以上で帯状疱疹になる人の5人に1人が帯状疱疹神経痛になると言われています。

 


【首から上の帯状疱疹は要注意!

首から上の帯状疱疹を発症した場合には注意が必要です。

なぜなら、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経を傷つけることで、

以下のような取り返しのつかない合併症を引き起こすことがあるからです。

最悪の場合、死に至ることもありますので、早めに対処することが大切です。


・耳鳴り・難聴

・角膜炎・網膜炎・失明

・顔面神経麻痺

・脳炎


【病院での治療法】

①抗ウイルス薬

帯状疱疹の原因である水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑え、症状を改善します。

基本的には飲み薬や塗り薬の形で処方されますが、重症の場合は点滴で投与されることもあります。

②鎮痛剤

帯状疱疹には痛みがつきものです。その痛みを和らげるために処方されます。

飲み薬や塗り薬の形があります。

③抗うつ薬

帯状疱疹になったら必ず処方されるものではありませんが、痛みがひどかったり

皮膚の見た目が気になったりして落ち込んで、抗うつ剤が処方されます。

 

【帯状疱疹にはワクチンもある】

ヘルペスワクチン

実は、帯状疱疹の予防接種を受けることができます。

日本では50歳以上の方ならワクチン接種をいつでも受けられます。

すでに帯状疱疹になったことのある方でも、受けることができます。


【帯状疱疹は予防&早期治療が大切】

以上で示した通り、帯状疱疹になると皮膚が痛くてツライ病気です。

また、重症化すると死に至ることもある恐ろしい病気ですので

帯状疱疹の予防と、一度帯状疱疹を発症しても早期治療が大切です。

抗ウイルス薬も発症から「3日以内」の投与が望ましいとされています。

 


【予防対策】

帯状疱疹は免疫力が落ちた時に発症しますので

免疫力が落ちないような生活習慣を身に付けましょう。

充分に睡眠をとり、1日30分くらいの軽い運動を習慣にしましょう。

また、お食事の内容は高たんぱく、低糖質で食物繊維が豊富

オメガ3脂肪酸などの良質な脂質が豊富な食事を摂ることが大切です。

 

おかしいなと思ったら「皮膚科」「内科」へ すぐに行きましょう

コロナ禍の中 知らないうちに からだがむしばまれているかもしれません。


50歳以上の人は 用心してください。

 

 

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