ミロンガ・ヌオーバ
火曜日のお昼ごろ、駿河台に通う甥っ子と、神保町の三省堂本店で待ち合わせです。
時間があるので、ぶら~りします。
神保町といえば、レトロなイメージ、ディープな路地に入ってみます。
外観の風合いをスケッチしていきます。
老舗中の老舗喫茶「ラドリオ」です。
昭和24年創業、店名は、スペイン語でレンガの意味です。
重厚なレンガ造りは「昭和モダン」見れば見るほど趣きがあります。
時代が戻ったような。
タンゴ喫茶の「ミロンガ・ヌォーバ」
昭和28年創業、店名はタンゴの前身となった音楽形式〈ミロンガ〉)からで、改装時に新しいという意味の〈ヌォーバ〉を。
こちらもレンガの色合いが歴史を感じます。
そろそろ時間です。
甥っ子と伴って大正13年創業の老舗カレー店「共栄堂」に行きます。
ここは、昭和54年、東京に来た頃から気になっていたお店です。
地下におります。
奥の二人がけに座ります。
「ビーフカレー」「チキンカレー」「エビカレー」も食べたいところですが
ここはお店定番の「ポークカレー」を頼みます。
きました。日本で唯一味わえる『スマトラ島のカレー』です。
黒くてサラリとした濃厚なルーの中には、柔らかくジューシーな豚肉がゴロゴロ入っています。
口に広がる甘みと、後味に残る香ばしい苦みが、クセになります。
くち休めにサラリとしたポタージュスープを提供するといった細やかな心配りも嬉しく、らっきょと福神漬がまた美味しい。
時間があります "コーヒー飲もうか" "ウン"
「浅草のアンジェラス」や「谷中のカヤバ珈琲」「北千住の喫茶室サンローゼ」など、老舗のコーヒー店はありますが、当時から気になっていた「さぼうる」に行きます。
店の前にポツンとたたずむ赤い公衆電話。
レンガの壁には常連さん達の落書きがびっしり。 温かみのある木製のテーブル。
桜の木や皮のログハウス風の店内。
ランプの光がほの明るくあたたかい雰囲気です。
そこに座っている人までが「昭和の人」に見えてきます。
甥っ子は、まわりを見渡し感嘆しきり。
こんな世界があったことを知ってくれるでしょうか。
さぼうるとはスペイン語で「味」の意味
授業の合間に過ごした学生達の間では「サボる」店だった とか。
甥っ子と駿河台の坂の途中で別れ、「湯島天神」に向かいます。
ぶらぶら歩きながら、お店の構えを撮っていきます。
よく行った「手打 古式蕎麦(閉店)」さん
お気に入りの「古式手打蕎麦」
大根汁に生醤油を入れすすります、甘皮を練った真っ黒いお蕎麦です。
昔ながらの江戸情緒を色濃く残す町、湯島
閑静な住宅街の一角に軒を構える
本格派のイタリア料理店「クチーナ・イタリアーナ・ハル」さん
湯島天神に程近く路地裏にひっそりと佇む「すきうどん 満川」さん
部屋はモダンな作りです。
湯島の梅見の帰り、お昼に寄る、中坂上の「馳走」さん
中坂下にも2軒めが出来たとか。
ツタで覆われた食堂は、まるで秘密基地。
食堂だなんて思えない。ちょっと怪しい雰囲気の「湯島食堂」さん
横道、路地裏を巡りすぎて時間がかかってしまいました。
「湯島天神様」に到着です。梅の咲き頃はどうでしょうか。
梅七種 を 御覧ください。
来週の前半までは、咲きほころんでるかも
また、くる春の晴れ渡ったときに伺います。
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