テス君の部屋

観光、旅先での風景や印象に残った事・日常の事などをできる限り写真を付けて気ままに書いていきたいと思っています。

京劇・花木蘭

2008年06月25日 | 演劇
私の一番の趣味である演劇を鑑賞してきました(6月14日)。
これまでに240本ほどの舞台を観ています(新劇がほとんどです)。
でも阪神淡路大震災以後は、勤務先の環境の変化と関西での新劇の公演自体が少なくなり
ほとんど観にいく機会がありません。
商業演劇はあまり興味がないのでほとんど観にいくことがありません。
木の実ナナさんと細川俊之さんのコンビで上演された「ショーガール」だけは
関西で公演されたすべての14本をみました。
日本の新劇劇団と言えば、やはり唯一戦前からある「文学座」をはじめ「俳優座」「民芸」が、三大劇団でしょう。

今回は京劇です。京劇を観るのはこれで3回目です。
最初は、2000年6月に中国大連京劇団の「覇王別姫」。
2回目が2002年6月に上海京劇の「白蛇伝」。
今回は遼寧省瀋陽京劇院の「花木蘭・ムーラン」です。
ディズニーアニメ「ムーラン」でもおなじみです。
簡単にあらすじを言いますと、異民族の領土侵犯に直面して、木蘭が男装して病弱の父親に代わって
出征し、戦場で手柄を立てて郷里に12年ぶりに凱旋するというストーリー。
最後の場面(第10場)をすこしお話しますと、
郷里に帰った木蘭(ムーラン)を元帥・賀廷玉と孟鉄剛(木蘭と共に戦い義兄弟の契りを結んだ好漢であり木蘭が
ひそかに想いを寄せる男)が訪ねてくる。
応対にでた木蘭の父母に元帥・賀はぜひ木蘭を娘婿にと所望するが両親は断る。
賀が理由を聞くと「木欄を婿にはできぬ」とかたくなに断る。
怒った元帥が帰ろうというと孟鉄剛がここまで来たのだから木蘭に逢って帰ろうという。
そこに女の姿にもどった美しい木蘭が現れ驚く二人。
両親の「むこ」にはできむわけを知り、また木蘭の秘めた想いも明かされ二人の祝宴となる。

京劇の舞台はほとんど大道具・小道具といった舞台装置を使いません。非常に簡素です。
せりふの意味は舞台左右のそでに映画の様に字幕で表示されます。

2時間ほどのお芝居ですが中国伝統の歌・音楽もあり、曲芸のようなところもあり、笑いを誘う場面もあって
楽しめます。
やはり、お芝居は素晴らしいです。これからもできる限り芝居見物を楽しみたいです。

写真は公演パンフレットから。

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