捨てられていた石油ファンヒーターを使用し、7人がCO中毒で死亡・・・遺族がメーカー相手に損害賠償訴訟(痛いニュース)
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1106656.html
北海道苫小牧市のアパートで2006年、メーカーが自主回収中だった石油ファンヒーターを使用し、幼児を含む7人が不完全燃焼による一酸化炭素(CO)中毒で死亡した事故を巡り、遺族が製造元の「トヨトミ」(本社・名古屋市)を相手取り、総額約8000万円の損害賠償を求める民事訴訟を近く札幌地裁に起こすことを決めた。
提訴するのは、事故で娘と孫を亡くした北海道日高地方の女性(58)ら遺族2人。一家は、廃棄されていたヒーターを再利用していた。トヨトミは「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
まあ亡くなった方にはご愁傷様ですと言うべきなのでしょうが。
まず、メーカーが回収かけたものを使っての事故というわけで。
この記事を読む限りでは「自主回収中だった」とあるので、回収開始後にヒーター使用→死亡事故発生という流れですよね。
メーカーは件のヒーターを回収しているということをどの程度周知させていたのか?
HPや新聞に載せたり、テレビCMなどで幾度に渡って回収を行っていることを徹底して知らそうとしていればメーカーサイドは十分な対応をしてると言えるでしょう。
出来る事はそのくらいしかないですし。
ちなみにHPを見たところ、1986年から自主交換してるらしいです。
参考
次に提訴する側について。
廃棄されたヒーターを使用していたということですが、もともと使っていた人がなぜ廃棄したかを考えれば、この回収騒動で不安になったから・故障して使えなくなったから・単純に新しいのを買ったから等でしょうか。
ここは焦点になると思います。
ヒーター回収の原因になった欠陥が原因なのか、それとも故障したことが原因なのか。
それによってかなり差が出るかと。
ただ、「廃棄されていた」ことから故障していたことが推定される割合は大きいんじゃないかなあ。
提訴する遺族は拾ってきたあと整備なり回収品であることの確認をしなかったんですかね?
ヒーターのような、一歩間違えば大事故につながるようなもの(事実死亡事故が起こったわけですが)は特に注意しなくてはならないことくらい気が付くと思うんですが…
これは流石に原告敗訴じゃないかなあ…
でもメーカーが若干は金払うハメになるんでしょうね。
最近の裁判見てるとそんな感じ。
ちゃんとした売買契約したわけじゃないんだけどねぇ、これ…