昨日から始まった議会に、一会派から、「同会派の議員に対する議長の差別発言があった」として、議長辞職勧告決議案が提出されましたが、賛成少数で不採択となりました。問題はこの提案に対する賛成討論です。
差別発言に関して、住民から各議員に対して「結果を公表する」とした上での考えを問うアンケートが送付されてきました。私はその場に居たわけではなく、事実関係を知り得ないので、無責任に考えを述べるわけにはいかず、返信しませんでした。当然、この提案は人事に関わることであり、事実でない場合は、それこそ名誉棄損・人権侵害になるものなので、反対しました。
賛成討論をした二人の議員は公表された返信に、それぞれ「その場におらず、憶測で発言できない。当事者から説明があると思う。当事者がどうされるのかを見て、対応を考える。」、「事実であれば」と返信しています。もう一人の議員(町を相手に訴訟を起しています)にいたっては、「起こってはならないことが起こった。あまりにも醜い侮辱」と、決めつけています。
しかし、議会運営員会で、議長から「言われているような”ハウス”とは言っていない」とした上で、当人から求められている「文章でお詫びをした。」と、経緯の説明がありました。それでも、事実かどうかの確認がなされたものではありません。「防犯カメラで事実確認すべき」との意見もありましたが、防犯カメラのチェックはやすやすとできるものではないことは知っているはずです。
それなのに、議場で賛成討論をしたということは、アンケートに述べた「憶測で発言できない」「事実であれば」との返信は本心でなかったことになります。
(事実であればと述べた)議員については、3月議会で「自然歩道のトイレ改修のための債務負担行為を削除する」修正案を、賛同議員を代表して下坊議員が述べたことを、あたかも下坊議員が提案したかの如く、何度も「下坊議員が」と発言したことについて、議長から厳重注意を受け、訂正したことを、併せて述べておきます。議事録からが削除されても、動画配信は削除できず、下坊議員の名誉回復はしようもありません。
※この討論は、議会閉会数日後に”議会町議会映像配信”にアップされます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます