吉良よし子さん 現 東京選挙区(改選数6)
痛みの声を聞き代弁
![]() (写真)きら・佳こ 1982年高知県生まれ。2013年に東京選挙区で初当選。 |
政治の課題とはされてこなかった「見えない」声を、吉良さんは国会で争点にします。
2023年、コロナ後遺症について患者と家族を対象にネットアンケートを行いました。回答数は10日で1172件。「やっと政治が患者の声を聞いてくれた。ありがとう」などの声とともに拡散されました。
「それだけ聞いてもらえていなかった、ということ」と吉良さんは言います。「声を上げたくても上げられない、痛みを抱える人の声を聞くことが、政治に求められています」。後遺症への理解促進、医療的・経済的支援という当事者の訴えを繰り返し届け、対策を前に進めています。
上げた声が政治を変えていくさまを、参院議員の12年間で目の当たりにしました。1期目の18年末、子育てする人たちの声をもとに学校給食無償化を求め国会で質問。各地で無償化を阻む壁になっていた学校給食法について、“自治体が補助することを禁止しない”と大臣に認めさせました。これが大きなきっかけとなり、23年9月までに全国で547自治体が独自の無償化を実施。東京都では100%の市区町村が無償化しました。吉良さんは「次は国が無償化を」と訴えます。
就職活動中の学生に対する企業の「就活セクハラ」対策義務化、下着の色を点検する理不尽な校則の改善、コロナ禍の文化芸術支援、違法な長時間・低賃金労働を強いる問題企業の企業名公表などを実現。現場の声が何よりの力です。
そのためにも政治のことを分りやすく伝えたい。どうしたら共感してもらえるか、国会で、街で試行錯誤します。宣伝後に大学生が「授業料無償化にこんな尺取ってくれるなんて」「マジでずっと学生の話しててすごい」と声をかけてくれました。
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