昨日、岩国へのオスプレイの陸揚げに反対する緊急集会が、1,100人を超える参加で行なわれました。私も参加したかったのですが、以前から決まっていた予定があり、あきらめました。
オスプレイは米国でも、国防総省の「国防分析研究所」(IDA)が2000年に墜落して19人が死亡した事故を受けて、03年12月にまとめた内部文書に、同機はエンジン停止時でも安全に着陸できる「オートローテーション(自動回転)能力」が「欠如している」と明記していることが分かりました。「V22の払しょくできない安全性への懸念」という題名で、海兵隊大尉だった軍事評論家のカールトン・メイヤー氏が内部告発で入手。「IDAに所属していたレックス・リボロ氏が執筆した」と明らかにしました。リボロ氏は09年に米議会公聴会で証言し、オスプレイの欠陥を指摘したことで知られています。メイヤー氏は「配備強行の背後に米議会や軍需産業の圧力がある。米軍最大のスキャンダルだ」と憤ります。
米国防総省は、改善措置をとったとして07年からオスプレイを実戦配備しましたが、最近も墜落事故が相次いでいます。2006年10月~11年9月までの過去5年間で30件の事故が発生し、米空軍仕様のCV22オスプレイが同期間に起こした事故28件を合わせると、計58件に上ることが米軍の資料で分かりました。ほぼ月に1回は事故が起こっている計算です。
オスプレイ 六つの欠陥
1、オートローテーション(自動回転)機能が欠如し、エンジンの緊急停止時に安全に着陸できない
2、通常のヘリと比べて、VRS(ボルテックス・リング状態)で制御不能になりやすい
3、通常のヘリと比べて、PIO(パイロットの動作に起因する振動)が発生しやすい
4、左右に回転翼があるという構造上、油圧・電気・機械系統が長く複雑になり、不具合が生じやすい
5、飛行に伴い発生する渦巻などにより、他の航空機と近接飛行していると制御不能になることがある
6、着陸時に激しい吹きおろしが発生し、周囲のものを吹きとばす
このような危険なものの配備を、野田首相は住民の安全より米軍の都合を優先して容認。森本防衛相は22日、「待ったを掛ければ、部隊の運用に穴が開く。抑止の穴を開けてはいけない」と、米政府言いなりの発言をしています。 国民の声を聞く聴覚に重大な障害があります。
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