『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

The Beths のキュートな1stと胸に沁みる2ndの話

2020-09-20 | Music(音楽):音楽は風に乗る

コロナ禍で「ちょいと元気な曲が聴きたい気分」で、「それも女子ボーカルのギターロックがいいなぁ」なんていう時にはThe Bethsを聴く。

The Bethsはニュージーランドはオークランドの4人組。

そのルックスも、本当にもう街のその辺に居る男女そのままという感じが良い。

メンバー全員がカレッジでジャズを学んだという出自にも関わらず。

何がどーなって、このギター炸裂のインディーズ・ギターポップが生まれたのか・・・。

全くもって謎である。

The Beths - "Whatever" (official music video)

(特にこの”Whatever”を聴くと、彼らが1stアルバムリリース後にPixiesの前座に選ばれた事がよく理解できる)


紅一点エリザベス・ストークスのボーカルの歌声。

このコード展開。

そしてオルタナっぽい楽曲のアレンジ。

これらが相まって小生こと僕チンことポッ君をセピア色のあの頃に引き戻す。


イバン・ダンドゥがポップアイコンで、ジュリアナ・ハットフィールドが時代のアイドルだったあの頃へ・・・。


The Beths - "Jump Rope Gazers" (official music video)

1stアルバムのリリース、そこからくる大きな成功と苦悩を経て、昨年リリースした2ndアルバムから、表題曲"Jump Rope Gazers"。

これは進歩なんてもんじゃない。

どっちが良い悪いではなく。

たった2年で、あのキャッチーで無邪気なガレージロックは50光年の彼方へ。

沢山の楽しい事とツラい事が間にあったんだな、って感じる。

伸びやかなエリザベスの声が、ニュージーランドの大自然に、空に、溶けて消えていく。


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