東京駅もだいぶ様変わりした。
90年代には、丸の内側で飲むなら東京ステーションホテルのバー。
あとは、南口の脇に美味しい寿司屋があって。
あそこは本当に良いネタばかりだった。
八重洲側も、去年建った東京ミッドタウン八重洲などは当然、影も形もなく。
ヤエチカは勿論あって、モーニングを食べられる喫茶店なんかはありましたね。
でも、正直、当時は東京駅近辺で飲むのは相当苦労しました。
特に深い時間はお店がなくて。
もっぱら銀座に流れてた記憶が有ります。
(信じられない事だが、90年代、私はまだ新橋の魅力に気づいていなかった。カワイイ)
時は流れ現在。
あの寿司屋はもうない。
そのかわり、エキナカがぐっと充実し、もう駅さえ出る必要もなく。
飲食店は選び放題。
90年代にはエキナカという言葉さえなかった。
そんな概念が広がったのはエキュート品川が出来た頃からだと思う。
ともあれ。
私はキレイな店が苦手なので(笑)、エキナカはあまり利用しない。
それでも、誰かが出張帰りだったり。(東京駅だと合流が早い)
逆にサクッと飲んで誰かが新幹線に飛び乗ったり。(一番ギリギリまで飲める)
そんな時、東京駅のエキナカは便利だ。
2軒くらい回って軽くジョッキを空けて。
気づくと3軒目の店で、改札を眺めながら冷奴を食べていたりする。
好きなんだ、冷奴のことが。
米が無いなら、数カ月なら大豆を主食にしても良い。
醤油もいいが、ポン酢もいいですね。
パクッ。
おやおや・・・、これはこれは。
私の冷奴をプリンにすり替えたのは何処の誰だい?
<おまけ>
勿論、東京駅はちょうど良いけど、それはあくまで玄関口。
新橋で燻製。
牡蠣の燻製って、ほんと悪魔的に美味しいなぁ。
渋谷でギネス。
急な大雨で閉じ込められる、なんて事もあるでしょう。
でも、大丈夫。
人は麦酒とトイレさえあれば、数日なら生きていけます。
新宿でビーフストロガノフ。
美味しい料理ってのは、どうにも甘くていけないネ。
銀座で〆。
気分が乗って、オーセンティックなお店に立ち寄る夜もあります。
ちょっとでも家が恋しくなったら、すぐに腰を上げるのがコツ。
(これは飲みの達人の同期から、背中で教わった技術です)