ベラージオの噴水を眺めながら乾杯!
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ヴェガスには西海岸から空路で入ったんだけど、あのレッド・ロック・キャニオン超えるとこ堪んないですね。
すっごい迫力で。
俺みたいに山にしか興味のない山男にとっては、こりゃもう。
辛抱堪りません、眼下の隆々たる山脈。
とか言ってる間に空港に到着。
Welcome to LAS VEGAS.
砂漠にでっち上げられたカジノとリゾートの街。
そして、まあ予想された事態ではありますが。
この街では我々はカモと見なされる。
空港に着いたその瞬間から・・・。
(↑空港内です、このスロット群)
こりゃヤバイぜ。
し、支払いはガバスでお願いできますでしょうか・・・。
宿はルクソール。
あの三角錐の中に泊まるだと?
ピラミッドの高さは106m。
てっぺんから出てるレーザーみたいの、41.5ギガカンデラあって世界で一番明るい光源なんだとか。
いや、飛行機のパイロットの目を射ないようにしないとね・・・。
スターウォーズの元老院議員。
ウソ、これピラミッドの中ね・・・。
眼下のあのオベリスクも、たぶん高さ30mくらいある感じ。
エレベーターはピラミッドの内壁を斜めに登ります。
せっかく斜めでも窓ないのよ、エレベーター。
上下動の間ずっとガタガタ揺れるから、一緒に乗ったアメリカ人の女の子が思わず、
「コ・・・コワい」
って呟いてた。
うむ、ここで火事あったら終わりって感じしますね。
これで1泊7万円・・・、冗談はよし子ちゃん。
部屋代と別に、ヴェガスの悪しき風習、リゾート・フィーも取られます。
ここ、シーズンオフ(イベント無い時)にはめっちゃくちゃ値が下がる。
っていうか、そっちが正常で今が高杉晋作。
高杉晋作ってちょっと嵐の二宮クンに似てますよね。
補足すると、ヴェガスの宿は部屋が売れなければ限界まで値段を下げます。
そりゃ、ちょっと日本では無いくらいまで値を下げるんです。
逆に早い段階で予約が入り、ある程度部屋が埋まると、その日の残った部屋は10倍くらいまでプライスを上げます。
こうして、同じ日に同じホテルで、ピンキリの宿代の旅人たちが同居しちゃう。
良くも悪くも、商業主義の一つの完成形と言ってよいでしょう。
壁が斜めってるのはピラミッドだからです。
ちなみに、お昼に部屋の外を見ると、すぐ隣にマンダレイ・ベイ。
最初はこのマンダレイ・ベイの高層階(35~39階)でホテル内ホテルとして開業してるフォーシーズンズにしようかと思ったんだけど。
一昨年、あそこの32階から野外フェスの会場に向けて機関銃ぶっ放したヤツ居たからね。(58人死亡、490人負傷)
怖いのでこっち(ルクソール)にした。
いざと言う時はピラミッドの外壁を滑り台にして逃げれるように。
と言うのはウソで、実はラス・ヴェガスのホテルの窓はオール・フィックス。(コスモポリタンを除く)
まあ、良くないんでしょうね。
ギャンブルに負けて一文無しになった時、部屋の窓が開いちゃうのは・・・。
さてガバスをギュッと握りしめた夜間飛行青年の、ヴェガス滞在の日々や如何に!?
■追伸
さっきからガバス、ガバスって何かって?
いや、しょせんギャンブルは素人なんで負けが込みます。
これをドルで払ってたら身代を持ち崩しちゃう訳で。
ガバス。
かつてゲーム雑誌『ファミ通』で景品と交換するために流通していた独自貨幣のことです。
30年くらい前かな?
あれは現実的にゲットできるガバスと、景品の交換に必要なガバスの乖離がマジで半端なかった。
そうだね、もし貴方が無謀にも『ディスクシステム』との交換を望むなら9,800ガバス。
もし、命知らずにも、『PCエンジン』との交換を望むなら16,500ガバス。
でも、ファミ通にオマケでついてくるガバスが確か16ガバスくらいですからー。
そりゃあんた、天文学的!
<ヴェガス訪問記、続く>
【リンクの冒険】
ヴェガスでガバスは使えない(ラス・ヴェガス訪問記①)
ヴェガスでガバスは使えない(ラス・ヴェガス訪問記②)
ヴェガスでガバスは使えない(ラス・ヴェガス訪問記③)