『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『おおかみこどもの雨と雪』

2014-02-02 | Movie(映画):映画ってさ

『おおかみこどもの雨と雪』
監督:細田守
脚本:、奥寺佐渡子、細田守
原作:細田守
2012年・日


だいたいの場合、ユキっていう名前の子は可愛いよね、俺の経験上。

でも、まあ、そんな話は置いといて・・・。


今朝、子供が

「これ見る~。ねえ、これ見せて~」

と言って持ってくるので、

「だめ!ママが居ないからって。朝からDVDなんて見ないよ」

と叱ったら、

「でもこれは優しいオオカミの話なんだよ」

と。


そうか、優しいオオカミの話だったら、見せてもいいかなと思い始めていたら、

「パパも一緒に見るんだよ」

「え~、パパ、朝からアニメみたくない」

「でもこれは悪いオオカミの話じゃないから恐くないんだよ」

と。


そうか、恐くないんだったら俺も見るかと。

(我ながら甘い。大学芋のように甘い)


でも、君がそんな悪いこと(朝からDVD鑑賞)するんだったら、パパも朝から飲んじゃうもんね。

飲みながら見ちゃうもんね。

シュポッ!(グラン・キリンの栓を抜く音)


・・・と、昨夜も有楽町で飲んで「記憶」と「スーツの上着」を失ったにも関わらず、朝から迎え酒!


で、まあ、結果としては。

映画を観始めて1時間後、俺一人がグスグスと泣いていたという。

なんて、いい映画なんだ・・・。


雪と雨のお母さんである花ちゃん(声:宮崎あおい)が、女手ひとつで2人の子供を育てていくんだけど。

まあ、その苦労たるや。

だって、別にオオカミとの混血でなくても大変なのに・・・。

マイ母とマイ奥さんにマジで感謝。

本気で。

ホンキー・トンキーで。


背中からハミパンしながら畑を耕してた花ちゃんが、

あまりにも大変すぎて、いつも口元に浮かべていた微笑を失うシーンはぐっとくる。


そうだね、生きるって大変なんだ。

頑張って必死で生きてくことは、恥ずかしいことじゃないんだ。

こんなにも美しいことなんだ。


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宮崎あおい,大沢たかお,菅原文太
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