帰りゃしない。
我ながら薄情者と知ってたけど。
もしもその人と過ごす時間があと何日と分かったら。
会社も全部休んで、飛行機ですっ飛んでって。
毎日話をして、
過去の全てに感謝して、
未来はこうしていくからねと約束をして、
余った時間は全部、思い出話をして暮らす。
それくらいして良いよね。
仕事が忙しいとか何とか、全部言い訳だと知ってて。
それでも帰りゃしない。
Jill Barber - Don't Go Easy
そう言えば、先週行った青山Blue Noteでのジル・バーバーのライブでは。
俺の好きなDon't Go Easy はやんなかった。
ジル・バーバーはちょうど今から10年くらい前、カントリー路線だったのだけど。
実は俺はカントリー調のポップソングに非常に弱くて、あの頃の曲を聴くとジーンときちゃうんだよね。
2010年代に入ってからのジルはジャズやシャンソンを取り入れて、歳もとって、場数踏んで、もっと垢抜けてます。
声もスモーキーになった。
でも、そのおかげか何だか知らないけど。
逆にリラックスしたね。
例えば、ジュリエット・グレコの「パリの空の下」(Sous Le Ciel De Paris)を歌ったときに。
普段の俺の音楽の趣味とはちょっと違うわけだけど。
なんか1950年代のパリの街に同化した。
この歳になって、やっとスタンダードな歌の聴き方が分かった。
入ろうとするんじゃくて、こっち(聴き手)が心を開くんだという。
カントリーだと、曲調が好きだから、きっとこっちから寄って行っちゃう。
嗚呼、幾つになっても人間学ぶことはあるもんだ。
意地で頼んだベリータルトのタルト地は、あくまでも硬く。
そう、信じられないほどに硬く。
フォークを突き立てたら皿が
「KAT-TUN(カトゥーン)!」
ってデカい音してビビッたね。
ステージ上はちょうどバラードだっちゅーの。
<熱帯雨林>
For All Time (Dig) | |
Outside Music | |
Outside Music |
Don't Go Easyは2006年のFor All Timeに収録。
この頃は
ドレスじゃなくてワンピースを着た、
ピンヒールじゃなくてウェスタン・ブーツ履いた
女の子でした。