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『日本 VS アルゼンチン代表』
2010/10/8
埼玉スタジアム
2008年に、マラドーナがアルゼンチン代表監督になった時、アイマールとベロンが代表に呼び戻された事に、俺は狂喜した。
エストゥディアンテス(ベロンが所属。アルゼンチン)とか、ベンフィカ(アイマールが所属。ポルトガル)の試合は、なかなか見れねーもん。
さすが、ディエゴ!
(実際はディエゴは、普通ではちょっと考えられないほどの数の選手をテストした。アイマールは最終的にW杯は落選)
そういえば、さらに昔、2002年の日韓W杯では、この2人(ベロンとアイマール)を観に宮城スタジアムまで追っかけた。
それほど、当時の彼らのプレーは素晴らしかった。
結果は、スウェーデンに敗れて見事に予選敗退だったが・・・。
で、今回の南アW杯後にバティスタ暫定監督が召集したメンバーで新鮮なのは、ダレッサンドロの復帰くらいだろうか。
かつての「マラドーナの後継者」(いったい何人いるんだ)も、近年は見る影もない凋落ぶり。
2003年、欧州進出の移籍先が、敢えて敢えてのヴォルフスブルク(ちゃんとちゃんとの味の素、風に)だった時、
「これは・・・、ブンデスリーガでじっくり成長してすごい選手になる・・・(ゴクリ)」
と思ったもんだが。
ならんかった。
ダレッサンドロは、『ファイト・クラブ』(懐かしい)の頃のブラピを崩したようなルックスだが、実際、気性もファイトクラブ。
スペインのサラゴサ時代には、せっかく本人もチームも好調だったのに、チームメイトのアイマールと喧嘩したり。
昨年なんか、乱闘でなんと13試合も出場停止喰らったし。
見た目どおりだよね、君ってば。
で、一体いつまでダレッサンドロのこと喋ってんだ。
いい加減にしてくれ。
金曜の試合だけど、そのダレッサンドロは持ち味がちっとも出ておらず、中盤と前線のつなぎ役がメッシに限定された事で、日本はだいぶ救われた。
さらに、前線ではミリートもイグアインも、時差ボケって感じしたね。
ぼんやりしたプレー。
メッシは、出場すればあれぐらいやるのは分かっていたが、この時期に極東での親善試合に90分フルで使われて気の毒。
バティスタさんも首がかかってて、下げるに下げられず。
疲労の蓄積で、シーズン後半に怪我でもしないとよいが。
かわって、日本代表はいい感じ。
遠藤(良かった)、本田、と鈍足タイプ(どんなタイプだ)の選手が多いなか、香川の突破の切れ味は新鮮だ。
両サイドからのクロスは、ザックの指導なのか、CBとGKの間に徹底して放り込んでた。
右SBでポジションを取り戻した内田については、張りきってよく攻め上がっていた。
前半8分に岡崎に低いクロスを送ったシーン。
あの、クロスの直前にDFをかわしたプレーったら、もう、オシャレさん。
でも、ロングボールの精度だけで言えば駒野のほうが高い気もする。
左SBの長友が好調なのは、小学生でもわかる。
スタジアムで観戦したレオナルドも、まず長友を褒めていた。
あとは、中澤、闘莉王を欠くと、いきなりCBが今野になるという。
これは長期的になんとかしていかないといかんね。
いや、今野を否定している訳じゃないのよ。
あの闘莉王の「集まれぇ!」の物真似には、俺、いまだにすごい影響受けてるしね。
ただ、アルゼンチンには通用しても、欧州型のチームだと限界あるだろうね。
今野はA代表でも、一度ちゃんとボランチで試してあげて欲しいなぁ。
交代で入った選手では、特に前田の小気味よい動きが目立った。
後半43分のロング・ドリブル後のシュート(キーパーにはじかれた)。
あれは撃って良かったんだよ。
確かに隣でフリーだったけど、1点リードで後半投入された訳だし、こっちは自力でマスケラーノかわしてんだからね。
撃ってよい。
いや、撃たないでどうする!