光と闇の間には、どのくらいの色がある。
光の方へ進んでゆく。
光が呼ぶ方へ、進んでゆく。
……けれど、ふと気づく。
いつのまにか、闇を排除しすぎていないか。
知らず知らずのうちに、闇から目を背けている自分がいないか
「そんなものはいらない」と、日常から排除している自分がいないか。
光へ進めば進むほど、闇も深く広くなるさ。
光と闇の間に立ち、世界を見渡す。
例えば、色鉛筆。
好きな色だけ集めて、お気に入りの筆入れを作ってもいいけれど。
12色、24色、36色、72色……、嫌いな色も含めて、描けるものがあると思うから。
光と闇の間にあるものを、受け入れて。