はてさて、
ボーカロイド・マスター11まであと一カ月となりました。また例によって例のごとし、バタバタ進行でやってます。
ここ一カ月くらいで、5曲ほど携帯の着メロのアレンジを配信しているのだけれど、メロディーは当たり前なんだけど、オリジナルに忠実に、だけどアレンジは個性的に、ということで、自分なりに、前からやってみたかった、エレクトロニカとかドラムン・ベースなんかをやってみた。
というのは、インストルメンタル・アレンジでオリジナルのメロディーを載せるときに、実はかなりテンポの制約があることに気がついた。となると、全部が全部4つ打ち、というのは結構つらい。
まあ、もう一つのしばりとして、テクノ・アレンジということがあるからなわけだけれど。
4つ打ちが気持ちいいのは、偏見かもしれないけど、せいぜいbpmが115から145くらいまで、テクノ的な気持ちよさを考えると、元曲より遅くなる、というのは気持ちが悪い。
トランスにする、という逃げ道はあるのだけれど、正直、あまり好きじゃない。
となると、bpmが150以上の曲はドラムン・ベースにしたり、bpmが70のバラードは、倍テンの140にして、メロディーは半分のテンポのエレクトロニカにしたりしてみた。
そこにさらに、45秒という制約が来ると、詰将棋みたいで、かなり頭のストレッチにはなったと思う。
まあ、イベントがあるから新曲を作る、っていうわけじゃないんだけど、アレンジをやってると、いろいろアイデアが出てきて、オリジナルを作りたくなる。
とはいえ、オリジナルは詰将棋というより、本局だし、ましてや新作EPを組むとなると、マージャンの半荘くらいになるわけだ。
今年こそ、「寡作作家」からの脱却を図ることを年頭の目標にしたい……。