サンダー杉山blog

まあいろいろと。音楽主体かな。あと本とかアニメとか。

I LOVE Synthesizer 番外編メンテナンス

2009-10-30 18:50:17 | 機材
えー。忙しいです。

このブログでも告知してますが11月は2本イベントに参加します。てなわけで、シングル2枚作ろうとしてます。

11月15日がTHE VOC@LOiD M@STER 10、11月22日がVOCALOID PARADISE 2となっておりますので、お時間が取れる方はぜひ、遊びに来てください。当然、領布がメインですけど、スマイル0円なので視聴だけでも来てくれると嬉しいです。

とまあ宣伝はさておき。

KORG MS-20についてはもう少し書きたいんで、つづくってことなんだけど、久しぶりに電源をいれたんで、あちこちバリがでる。ただ、一日、二日通電すると結構なおることも多い。

でもまあ、30年前の代物なんで、たまにはメンテナンス。一番手軽なのは、接点復活剤をさすことです。

接点復活剤

いちおうこれをさすのにボタンをはずす。
ボタンはずしたところ
たいていは、強く引っ張ると取れます。重要なのはフルテンかゼロかでメモリを併せてはずします。

それから、OAクリーナーで拭いてから、接点復活剤をさっとひと吹き。
でボタンを戻す。

はい、もと通り

後はぐりぐり回して、接点復活剤を慣らします。

最後にお願い。

こういうことはすべて自己責任でお願いします。
お金がある人は楽器屋さんにやってもらいましょう。まあ、古すぎて断られることが多かったり、かなり高額な金額を見積もられることもあります。
この辺もよく調べて、自分が納得する形でやりましょう。

というか、こういう判断ができない人に、人に聞かせる音楽を作る資格なしです。



I LOVE Synthesizer #2MS-20_01

2009-10-28 20:36:54 | 機材
はてさて。

今回取り上げますのはKORG MS-20。
MS-20全体

このシンセサイザーについては、もう一回じゃ、紹介しきれないんで何回かに分けて紹介します。

まず、なんといってもぼくにとっては初めて触ったシンセサイザーです。あまりきれいじゃないですが、ワン・オーナーの代物です。正確に言うとオーナーはぼくの親父。といってももう一人暮らしを始めてから、ずっとぼくの手許にありますが……。

うちの両親は音楽が好きで、実家の応接間を開放して音楽会をやったりしてるので、社交家のように思われてるかもしれないけど、社交的なのはもっぱら母親で、親父はどちらかというと、オタク・タイプ。なにせ、一番の趣味がアマチュア無線だから。

ぼくが小学校の高学年の頃、YMOブームのころなんだけど、富田勲がシンセサイザーでオーケストレーションをやりだした。一人でシンセサイザーを使って。たぶん、親父もそういうことがやりたかったんだと思う。なにしろオタク・タイプだから。

それである日、とつぜんKORG MS-20を買ってきちゃったわけです。ただ、いろいろ仕事が忙しかったのか、アマチュア無線が忙しかったのかわからないけど、けっきょく放置するようになってしまった。

それをぼくが使い出したわけです。子供だったんで半分はおもちゃ感覚。ノイズで風の音作ったりとにかくパラメータをいじくりまわして、音がどんどん変わっていくのが面白かった。

前置きが長くなりましたが。MS-20は大きく分けて二つのブロックからできています。右側のいわゆる、VCO、VCF、VCA、LFO。
MS-20左側
それと左側のパッチセクション。
MS-20右側
基本的には左側の操作で大概の事は出来るんだけど、パッチ側をいろいろコネクトすることで、さらにできることが増えるわけです。

とりあえず今回は左側を使って、ちょっといろいろ音を聞いてみましょうという感じです。

とにかくシンセサイザーの当初の売りは、すべての楽器の音が再現できる、っていうことだった。まあ実際、いま富田勲のオーケストラなんかを聴くと、モンド色、蒼然なわけですが。

実際ドラムを作るとこんな感じ。
[VOON] ms29dr
ずれてるとかいじわるはナシね。とりあえずメトロノーム聴きながら手打ちしたんで。いちおうキックとハイハットとスネア。もうここまでで3回ダビングしてます。なにしろMS-20はモノフォニック・シンセサイザーなんで、1音色しか出ない。

次にベースを作ってみます。基本的にサイン波で作るとこんな感じ。
[VOON] ms20sin02
これも手で弾いたからよれてるっていじわるわ止めてね。というのは、MIDIでコントロールする方法も実はあるのです。それはまた次回。

で個人的に好きな矩形波でベースを作ってみる。
[VOON] ms20pluse02
これなんかか、まさに最近のKORGの音だよね。

で、今日のまとめでこれらをミックスするとこんな感じ。
[VOON] ms2002
ちょっとノイズが大きいけど、これは急いでやったからスミマセンてっ感じ。ちょっと久しぶりにミキサーにつないだんでレベルの設定間違えた。ほんとはこんなローファイじゃないです。

<つづく>


I LOVE Synthesizer #1TR-808

2009-10-26 20:16:19 | 機材
まあDTMというか、打ち込みっていうかそういうことをはじめて結構歴は長い。そんな中で、いま、すごく使ってるものとか、絶対、手放せないものなんかを紹介していこうと思う。

まずはROLAND TR-808。
TR808


もうこれは何の説明もいらないくらい、有名な「リズム・マシーン」。というかこれ以前のものは厳密にはリズム・ボックスということになる。リズム・マシーンとリズム・ボックスはどう違うかといえば、プログラム機能があるか、ないかだ。とにかくTR-808が画期的だったのはその出音とプログラム機能である。例えばこんな感じ。
[VOON] 808master
まあ、いまからするとポコポコしたいかにもテクノ・ポップかオールド・スクール・ヒップホップな音なんだけど、当時はこれがすごくリアルに聞こえたわけだ。

まあちょこよこと音を出したり引っ込めたりしてるけど、カウベルやハンド・クラップの音はいまだにほかのリズム・マシーンでは再現が難しい。この実機がいまだに手放せない理由として、キックのディケイやスネアのスナッピーがつまみで変えられるからだ。これをサンプリング・ライブラリーにするなんて、気の短い僕には到底無理。

TR-808は生音でも使えるんだけど、隠し味としてもつかえる。たとえばこんなグルーブ。
[VOON] back02master
実際に聞こえるのはEZ Drummerの音なんだけど、聞こえるか聞こえないかの音量で、TR-808の音が入っている。こういう風に。
[VOON] 808kicksnaremaster

この聞こえるか聞こえないかの音によって、グルーブが出たりするわけだ。

このテクニックは、屋敷豪太氏がSOULⅡSOUL「BACK TO LIFE」で発明したものだ。

発売後30年を経て、影に日向に大活躍できるリズム・マシーンなのだけれども、一つだけ欠点があって、MIDIに対応していないことである。

一時期、MIDI改造してくれるお店があって、石野卓球氏所有のTR-808はMIDI改造されている。ぼくのは改造していなくてMIDIクロックをsynk 24に変換するKENTON PRO2という機材を使って、コンピュータ・ベースのシステムに取り込んでいる。

かってMIDI改造していた原宿のfive.gという楽器屋では、TR-808がMIDIコントロールできる、KENTON Pro-KADIを販売している。とはいえ、若干の改造は必要なようなので、個人的には取り込んでは加工して、みたいな使い方をしている。


TR808

謝罪

2009-10-12 16:46:24 | 初音ミクオリジナル曲
2009年10月11日M3-2009秋<第24回即売会>でthe Standard Of Living feat初音ミクのCD
「singles002」をお買い上げいただいたお客様で、CDに異常があった方の交換を受け付けております。
下記サイトのcontactフォームよりご連絡をお願いします。
サンダー杉山web
http://thundersugiyama.com/
このたびはご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。
The Standard Of Living 代表サンダー杉山(コスモスP)

明日のM3領布について

2009-10-10 21:50:59 | 初音ミクオリジナル曲
はい、もう明日です。
明日の領布は「singles002」
1.Star Voice(未発表新曲)
2.ラウド・ソング
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6456509
3.センチメンタル☆ダスト
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7251146

になります。

「singles001」の在庫もあります。

どちらも500円です。よろしくです。

E-36スペースです。

M3-2009秋<第24回即売会>
2009年10月11日(日)11時半~16時
大さん橋ホール
(横浜港大さん橋国際客船ターミナル内)
http://www.m3net.jp/