根治が難しく、しかもすぐには死なない病気の周辺には悪徳なビジネスが跋扈するのが世の常のようだ。
有名になったものの一例としてアトピービジネスがある。
確かにアトピー性皮膚炎はアトピー(奇妙な)という言葉の通り、一筋縄ではいかない病気ではあるが、生活習慣に気をつけ、部位と状態に応じてステロイドと免疫抑制剤の軟膏と保湿剤を使う標準的な治療を真面目にやればかなりコントロールできる・・・・。
それが、かつて某報道番組でステロイド外用薬が絶対使ってはいけない悪魔であるかの薬のように報道され、それに乗じて各種の高額な民間療法が跋扈した。
まさにつくられた難病であった。
私も幼少時からアトピー性皮膚炎でありかき壊しで布団に血がつくような有様だったから、母はこの布団がいいとかこのクリームをぬればいいとか高価なアイテムをつぎつぎと買ってきたものだ・・。
アトピー(ビジネス)界には有名な聖地(東の八戸、西の土佐清水)があり、それらを含めて笑い飛ばしたものに雨宮処凛の「アトピーの女王」という自伝的作品がある。
この状況を金沢大学の竹原和彦先生は「アトピービジネス」と名付けて明らかにして闘い学会が中心となり有効で安全な治療である標準的治療を広めて行ったことで変えていった。
「がん」もそうだ。
「がん」だった私の祖母も親戚から贈られたという桐箱につめられ金色のパッケージにつつまれたいかにもありがたそうなアガリクス粉末を飲んでいたのを思い出す。
補完代替医療は医学の世界でも注目を集めているし、全ての民間療法を否定するわけではない。
RCT(ランダム化試験)などは難しいが、それなりのエビデンスも集まってきているものもあるし、現代西洋医学を補完代替するものとしての評価はますますあがっていくと考えられる。
患者さんに相談された時は一緒に考え、医学的にあきらかにおかしいもの、薬物相互作用などで問題になるものはそう伝えるが、患者さんが希望される場合は「高価すぎるものでなければ・・・」と伝えることが多い。
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さて、精神疾患(特に統合失調症と双極性障害)というのは、治りにくい病気、おつきあいの病気の代表でもある。
医療の世界も確かにひどいことをしてきた歴史もあり、反精神医学などのあやしげな連中ののさばる土壌がある。
それは、
こんな映画のような歴史があり、
(精神神経学会の会場の外でデモンストレーションをする反精神医学の団体。精神科医も嫌われたもんだ・・・。しげしげと眺めていると、その団体の人に「副作用!知っていますか?」とパンフレットを渡された。)
こんな現状もあることからも明らかだ。
精神病(特に文か結合症候群)の中には伝統民間療法が効果ある場合もあるとは思うが、精神病症状が出現し御岳の祈祷師から「手に負えないから病院に行け」と紹介されたこともある。(これは医師ではないからまだ許せる)
血液検査をみながらサプリメントを中心に治療する、しかも再診は電話でというクリニックがあった。みると過剰投与の心配のない、水溶性ビタミン(ビタミンB群やC)、へム鉄などが自費で処方されていた。
知的障害とてんかんの治療の患者さんを遠方まで毎週通わせフェニトインとオザクレルNaの点滴に通わせていた脳神経外科のクリニックもあった。
「もう少しで治る」といわれて通っていたようだが、当然、医学的にも全く意味がない。
遠くて通うのが大変なので近くで同じ点滴をと患者さんが希望されて来院された。
その医師に電話と文書と連絡して意図を確認し、患者と相談しながら標準的な治療にもどすのに納得を得るのに一苦労した。
その他にも統合失調症の患者さんや家族を囲いこみ、の財産や年金を巻き上げてオウム真理教のサティアンのような施設で住まわせているような共同体もあるようだ。こうなってくるとカルトとなんら変わりない。
最近経験したある若い患者さん。
それなりに長い経過の付き合いもある方で入院歴もある。
東京に出向き光トポグラフィ検査を自費でうけてこられられたあとから、定期的に通院するようになりアドヒアランスも良くなった方だ。
やっといろいろなこともおちつきはじめ安定して生活できていた。
「親が「精神病を治す」と言う東京のクリニックに行かせたいと言うので行くことになりそう。」と言ってきた。
本人も気乗りはしないようだったがセカンドオピニオンとしてなら止めることは出来ない。
よくよく聞くと「心の病は脳の傷」とかいう本を記者に書かせて出版している松澤大樹という放射線診断を専門とする輩らしい。
私も以前、立ち読みをしてたことがあったが、特殊なMRIの撮影法(国際特許取得らしい・・)で脳の傷をみつけることでうつ病や統合失調症がわかる。うつと統合失調症の薬を両方飲んで、バナナを食べて走れば精神病は治るとの主張だった。
D医師を信奉するジャーナリストが書いた本で10人ほどに効果があったから、皆に知ってほしいというノリだ。
書き様をみるかぎり、このジャーナリストはほんとうに信じ切っているようにもみえる(なおさらたちが悪い)。
どう考えてもドンデモ本だが、けっこういろんな本屋でみかけるところをみるとそれなりに売れているのだろう。
専門知識をできるだけ正確に分かりやすく解説するのも専門家の務めであるが、新聞の一面の下の怪しい民間療法を宣伝するために本の形をとって宣伝している例のやり口を思わせる。
「うつ病、統合失調症、認知症など、心の病気の原因を突き止め、治療法を確立。経験に基づく画期的な診断法とともに、その治療法を解説する。」とあるが、それなら査読もあり大勢の目にさらされる学術誌に論文として出すのが本筋だ。PubMedや医学中央雑誌で検索してみたがブレインイメージングに関してのいくつかの論文と総説はあるようだが、治療経験に関しての文献は全くないようだ。
本の中では良い治療なのにアカデミズムには無視されたと主張されていた。
怪しすぎる。(;꒪▱꒪)
そのクリニックを受診した患者さんの話しによるとMRIの撮影は8000円、診察料は4万円もしたらしい。
そしてMRIを撮影し簡単な診察の結果、「国際特許取得しているという特殊なMRIの撮影法の結果、うつ病と統合失調症の混合精神障害です。指示に従えば完治をめざせます、以下の処方を提案申し上げます。」という紹介状を持たして帰されてきた。
処方の提案も、非定型抗精神病薬、抗うつ薬、気分安定薬をいずれも少量というもの・・・。
たしかに、その量では副作用も可能性も低いし、旧薬からの変薬、減薬で良くなるケースもあるだろう。
その他にチーズや赤身肉、バナナを食べて運動するように指示されたと。
そりゃたしかにまぁ悪くはない提案だがね。
しかし驚愕したのはこちらが主剤と考えて処方している「炭酸リチウム(リーマス)」は頓服でのむように指示されたということ。
リーマスは血中濃度をきちんとモニタリングし、副作用に注意しながら連日服用しすることで気分の変調や自殺のリスクを減らす薬なのに・・・。
そして主治医が自分の処方提案に従わないようなら他の医師を捜せと名刺も何枚も渡されてかえされたらしい。
そして数ヶ月後もういちどMRIをとって診察するから来いと指示されたとのこと。
D医師のアドバイスによって改善した患者は信者となり、治らなかった患者はやり方が足りないあるいはが悪かったと切り捨てているのだろう。
自分でネットで調べたりできるリテラシーのある人はこんなでたらめに引っかからないだろうが、本だけ見ている人はあっさり引っかかるのだろう。
これは医療ではなくてインチキカルト、そして詐欺犯罪である。
治療法や処方は患者と医師がしっかりと相談した上で納得してきめるならば、標準から多少外れた治療法でもそれはそれでそれでしょうがないとおもうが、日常の病状管理や副作用のモニタリングなどのマネジメントもせず、調子が悪くなった時の危機対応をする覚悟なくこういった無責任なアドバイスをおこなうのは実に無責任な態度であるし本当に許せない犯罪行為であると感じた。(医療者とはみとめない)
こちらが当事者や親の不安や期待に十分答えられていないところにつけ込まれているのではあるが・・。
件のクリニックのホームページはあったようだが削除されているようだ。(キャッシュで一部読める)
精神科医師、林公一先生はウェブサイト(Dr林のこころと脳の相談室)で「【1533】脳の傷を治療すれば統合失調症は治るのでしょうか?」「【1639】脳の傷と統合失調症の関係を語る医師は、【1533】と同一人物でしょうか?」などと答えている。
教えてGooにもこのような体験談がある。
処方意図と治療方針の真意を確認しようと、そのクリニックに電話をしたが受付であしらわれ、その医師には取り次がれなかった。
当事者本人も「怪しいよね。皆に同じこと行っているんじゃ・・・。」と言っているのだが、藁にもすがりたい親のほうが信じてしまっているようだ。
こんなひどいクリニックが予約が3000人、半年待ちだそうだ・・。
簡単には治らない病気だからこそ、標準的治療をまずこころがけその発展に努めて行かなければならないし、当事者に寄り添い真摯な対応を心がけねばならない。
非医療者ならまだしも(それでも許せないが)、医師がこういう犯罪行為をやっていることに怒りを覚える。
科学技術の利用において社会に対して責任を負うのが専門家のはずである。
こういった詐欺師や医療カルトをゆるしてはならない。
日本医学会は「ホメオパシー」に対して声明を発した。
魑魅魍魎跋扈する「サイコビジネス」いや医療詐欺に対しても声を上げて闘っていかなければいけないと思う。
・・・脳トレ、食事療法、精神分析もバッサリ切る。冒頭にD医師のこともでてくる。
有名になったものの一例としてアトピービジネスがある。
確かにアトピー性皮膚炎はアトピー(奇妙な)という言葉の通り、一筋縄ではいかない病気ではあるが、生活習慣に気をつけ、部位と状態に応じてステロイドと免疫抑制剤の軟膏と保湿剤を使う標準的な治療を真面目にやればかなりコントロールできる・・・・。
それが、かつて某報道番組でステロイド外用薬が絶対使ってはいけない悪魔であるかの薬のように報道され、それに乗じて各種の高額な民間療法が跋扈した。
まさにつくられた難病であった。
私も幼少時からアトピー性皮膚炎でありかき壊しで布団に血がつくような有様だったから、母はこの布団がいいとかこのクリームをぬればいいとか高価なアイテムをつぎつぎと買ってきたものだ・・。
アトピー(ビジネス)界には有名な聖地(東の八戸、西の土佐清水)があり、それらを含めて笑い飛ばしたものに雨宮処凛の「アトピーの女王」という自伝的作品がある。
アトピーの女王 (光文社知恵の森文庫) | |
雨宮処凛著 | |
光文社 |
この状況を金沢大学の竹原和彦先生は「アトピービジネス」と名付けて明らかにして闘い学会が中心となり有効で安全な治療である標準的治療を広めて行ったことで変えていった。
アトピービジネス (文春新書) | |
竹原和彦著 | |
文藝春秋 |
「がん」もそうだ。
「がん」だった私の祖母も親戚から贈られたという桐箱につめられ金色のパッケージにつつまれたいかにもありがたそうなアガリクス粉末を飲んでいたのを思い出す。
補完代替医療は医学の世界でも注目を集めているし、全ての民間療法を否定するわけではない。
RCT(ランダム化試験)などは難しいが、それなりのエビデンスも集まってきているものもあるし、現代西洋医学を補完代替するものとしての評価はますますあがっていくと考えられる。
患者さんに相談された時は一緒に考え、医学的にあきらかにおかしいもの、薬物相互作用などで問題になるものはそう伝えるが、患者さんが希望される場合は「高価すぎるものでなければ・・・」と伝えることが多い。
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さて、精神疾患(特に統合失調症と双極性障害)というのは、治りにくい病気、おつきあいの病気の代表でもある。
医療の世界も確かにひどいことをしてきた歴史もあり、反精神医学などのあやしげな連中ののさばる土壌がある。
それは、
カッコーの巣の上で [DVD] | |
ワーナー・ホーム・ビデオ |
こんな映画のような歴史があり、
(精神神経学会の会場の外でデモンストレーションをする反精神医学の団体。精神科医も嫌われたもんだ・・・。しげしげと眺めていると、その団体の人に「副作用!知っていますか?」とパンフレットを渡された。)
こんな現状もあることからも明らかだ。
精神病(特に文か結合症候群)の中には伝統民間療法が効果ある場合もあるとは思うが、精神病症状が出現し御岳の祈祷師から「手に負えないから病院に行け」と紹介されたこともある。(これは医師ではないからまだ許せる)
血液検査をみながらサプリメントを中心に治療する、しかも再診は電話でというクリニックがあった。みると過剰投与の心配のない、水溶性ビタミン(ビタミンB群やC)、へム鉄などが自費で処方されていた。
知的障害とてんかんの治療の患者さんを遠方まで毎週通わせフェニトインとオザクレルNaの点滴に通わせていた脳神経外科のクリニックもあった。
「もう少しで治る」といわれて通っていたようだが、当然、医学的にも全く意味がない。
遠くて通うのが大変なので近くで同じ点滴をと患者さんが希望されて来院された。
その医師に電話と文書と連絡して意図を確認し、患者と相談しながら標準的な治療にもどすのに納得を得るのに一苦労した。
その他にも統合失調症の患者さんや家族を囲いこみ、の財産や年金を巻き上げてオウム真理教のサティアンのような施設で住まわせているような共同体もあるようだ。こうなってくるとカルトとなんら変わりない。
最近経験したある若い患者さん。
それなりに長い経過の付き合いもある方で入院歴もある。
東京に出向き光トポグラフィ検査を自費でうけてこられられたあとから、定期的に通院するようになりアドヒアランスも良くなった方だ。
やっといろいろなこともおちつきはじめ安定して生活できていた。
「親が「精神病を治す」と言う東京のクリニックに行かせたいと言うので行くことになりそう。」と言ってきた。
本人も気乗りはしないようだったがセカンドオピニオンとしてなら止めることは出来ない。
よくよく聞くと「心の病は脳の傷」とかいう本を記者に書かせて出版している松澤大樹という放射線診断を専門とする輩らしい。
心の病は脳の傷―うつ病・統合失調症・認知症が治る | |
田辺 功、 松澤 大樹 | |
西村書店 |
私も以前、立ち読みをしてたことがあったが、特殊なMRIの撮影法(国際特許取得らしい・・)で脳の傷をみつけることでうつ病や統合失調症がわかる。うつと統合失調症の薬を両方飲んで、バナナを食べて走れば精神病は治るとの主張だった。
D医師を信奉するジャーナリストが書いた本で10人ほどに効果があったから、皆に知ってほしいというノリだ。
書き様をみるかぎり、このジャーナリストはほんとうに信じ切っているようにもみえる(なおさらたちが悪い)。
どう考えてもドンデモ本だが、けっこういろんな本屋でみかけるところをみるとそれなりに売れているのだろう。
専門知識をできるだけ正確に分かりやすく解説するのも専門家の務めであるが、新聞の一面の下の怪しい民間療法を宣伝するために本の形をとって宣伝している例のやり口を思わせる。
「うつ病、統合失調症、認知症など、心の病気の原因を突き止め、治療法を確立。経験に基づく画期的な診断法とともに、その治療法を解説する。」とあるが、それなら査読もあり大勢の目にさらされる学術誌に論文として出すのが本筋だ。PubMedや医学中央雑誌で検索してみたがブレインイメージングに関してのいくつかの論文と総説はあるようだが、治療経験に関しての文献は全くないようだ。
本の中では良い治療なのにアカデミズムには無視されたと主張されていた。
怪しすぎる。(;꒪▱꒪)
そのクリニックを受診した患者さんの話しによるとMRIの撮影は8000円、診察料は4万円もしたらしい。
そしてMRIを撮影し簡単な診察の結果、「国際特許取得しているという特殊なMRIの撮影法の結果、うつ病と統合失調症の混合精神障害です。指示に従えば完治をめざせます、以下の処方を提案申し上げます。」という紹介状を持たして帰されてきた。
処方の提案も、非定型抗精神病薬、抗うつ薬、気分安定薬をいずれも少量というもの・・・。
たしかに、その量では副作用も可能性も低いし、旧薬からの変薬、減薬で良くなるケースもあるだろう。
その他にチーズや赤身肉、バナナを食べて運動するように指示されたと。
そりゃたしかにまぁ悪くはない提案だがね。
しかし驚愕したのはこちらが主剤と考えて処方している「炭酸リチウム(リーマス)」は頓服でのむように指示されたということ。
リーマスは血中濃度をきちんとモニタリングし、副作用に注意しながら連日服用しすることで気分の変調や自殺のリスクを減らす薬なのに・・・。
そして主治医が自分の処方提案に従わないようなら他の医師を捜せと名刺も何枚も渡されてかえされたらしい。
そして数ヶ月後もういちどMRIをとって診察するから来いと指示されたとのこと。
D医師のアドバイスによって改善した患者は信者となり、治らなかった患者はやり方が足りないあるいはが悪かったと切り捨てているのだろう。
自分でネットで調べたりできるリテラシーのある人はこんなでたらめに引っかからないだろうが、本だけ見ている人はあっさり引っかかるのだろう。
これは医療ではなくてインチキカルト、そして詐欺犯罪である。
治療法や処方は患者と医師がしっかりと相談した上で納得してきめるならば、標準から多少外れた治療法でもそれはそれでそれでしょうがないとおもうが、日常の病状管理や副作用のモニタリングなどのマネジメントもせず、調子が悪くなった時の危機対応をする覚悟なくこういった無責任なアドバイスをおこなうのは実に無責任な態度であるし本当に許せない犯罪行為であると感じた。(医療者とはみとめない)
こちらが当事者や親の不安や期待に十分答えられていないところにつけ込まれているのではあるが・・。
件のクリニックのホームページはあったようだが削除されているようだ。(キャッシュで一部読める)
精神科医師、林公一先生はウェブサイト(Dr林のこころと脳の相談室)で「【1533】脳の傷を治療すれば統合失調症は治るのでしょうか?」「【1639】脳の傷と統合失調症の関係を語る医師は、【1533】と同一人物でしょうか?」などと答えている。
教えてGooにもこのような体験談がある。
処方意図と治療方針の真意を確認しようと、そのクリニックに電話をしたが受付であしらわれ、その医師には取り次がれなかった。
当事者本人も「怪しいよね。皆に同じこと行っているんじゃ・・・。」と言っているのだが、藁にもすがりたい親のほうが信じてしまっているようだ。
こんなひどいクリニックが予約が3000人、半年待ちだそうだ・・。
簡単には治らない病気だからこそ、標準的治療をまずこころがけその発展に努めて行かなければならないし、当事者に寄り添い真摯な対応を心がけねばならない。
非医療者ならまだしも(それでも許せないが)、医師がこういう犯罪行為をやっていることに怒りを覚える。
科学技術の利用において社会に対して責任を負うのが専門家のはずである。
こういった詐欺師や医療カルトをゆるしてはならない。
日本医学会は「ホメオパシー」に対して声明を発した。
魑魅魍魎跋扈する「サイコビジネス」いや医療詐欺に対しても声を上げて闘っていかなければいけないと思う。
精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告 | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
・・・脳トレ、食事療法、精神分析もバッサリ切る。冒頭にD医師のこともでてくる。