刃付けの巻~
ここまで、ひたすら削ったり、磨いたりしてきました。さあ最終工程。
11. 刃付けです。前回までの段階で0.5㎜ほど残しておいた刃の部分を
砥石を使って、本物の刃に仕上げて行きます。砥石はセラミック砥石、
シャプトンの「刃の黒幕」(ネーミングが時代劇風でいい)♯320、2000、12000
の順で研いで行きますよ~。今回、ナイフの硬度はHrc60.5、実際研いでみると
けっこう硬い!320の砥石、ダメージありです。もう少し荒いほうがいいかも。
2000で実用的な刃が付いて、12000で仕上げです。
あと2個くらい砥石が欲しくなった。
12. ATS-34は比較的錆にくい鋼材ですが、今回は黒染めスプレーを塗っておく。
13. 木で鞘を作り、柄にはパラコードを巻きます。この辺りになると作業も気楽に楽しく。
はいっ!これで完成。
これは全長180㎜ 2本とも厚みがあるので、隙間に突っ込んで抉ったりという
使い方もできる。これは心強い。(そんな場面に遭遇したくないけど)