晴天の11月26日(金)ブロッサムの仲間9人はJR御殿場駅で下車し、シャトルバスに乗り換えて秩父宮記念公園へ向かった。園内の「うぐいす亭」で早めの食事を済ませ、紅葉祭りの準備がされた紅葉園へ向かった。紅葉は太陽の光を受け紅と黄色が輝き、私たちの体に降り注いだ。
母屋の前にはしだれ桜が春の訪れを待っていた。前庭には登山姿の秩父宮像が富士山を仰いで建てられていた。その北側は立派な防空壕が当時の面影を忍ばせていた。
ここから徒歩で30分程のところに東山旧岸邸がある。数寄屋建築の美と現代的な住まいの機能の両立を目指して建てられた家の中では多くの要人たちを迎え日本の政治が動いていたのかもしれない。
居間のテーブルに丁度、前庭の紅葉が映し出されていた。日本建築と紅葉を満喫し「虎屋工房」の賑わいを横目に釣り人で賑わう東山湖のほとりを歩き秩父宮公園前からシャトルバスに乗り御殿場駅に向かった。
五十川千賀子(記)