続きです。
〈ベーシックス〉
今回初めて参加させていただきましたが、皆さんのおかげでたくさんの学びがありました。何より内容が本当に面白くあっという間に時間が過ぎてしまいました。今回はベーシックスのみ受講しましたが、アドバンスも申し込んでおけばよかった!と後悔しています。
参加して一番感じたことは「話を聴いてもらうことで自ずと気持ちが整理できる」と確認できたことです。参加者がお互いの話を聴く演習がありました。その中で相手にしっかり話を聴いてもらうことで自分の気持ちを深く掘り下げることができました。今まで自分の中で悩みのぼんやりしていた部分が整理されていく感覚がありましたし、話をじっくり聞いてもらえて単純に嬉しかったです。
ここで重要だと思ったのは、自分の気持ちが整理できたのは相手から助言をもらってそうなったわけではないということです。助言ではなくしっかりと話を聴いてもらえたことで自ずと気持ちが整理されていったということだと思います。もちろん、助言をしなければならない場面も相談上あると思います。しかし、先走った助言は相手が自ら考え解決する力を削いでいたのではないか、そのことを身を持って感じることができました。本当に貴重な機会をいただいたなと思います。
話し手が自ら考え、気持ちが整理できる、答えを出せるようにすることが大切なのだと思いました。そのために、今回学んだ傾聴のルールを少しでも取り入れていきたいです。次回はベーシックスだけでなくアドバンスも受けたいと思います。ありがとうございました。
久しぶりのセミナー、不安と緊張、そして楽しみと両方の気持ちで参加させていただきました。でも、始まってみたら“あっそうそう、この感覚!”と初心の頃の感覚と、“あっ、ここ自分が楽に自然にできてる!”と回数を重ねて得られる感覚の双方を味わうことができました。堅田先生がよくおっしゃれる「回数のたびに課題や発見が見出される」この言葉どおりだと感じる一日になりました。あっという間の時間でした。
振り返りの時間がもれなくやってきました。実は私、とっても苦手なんです。目線はどこ?って感じだったと思いますが、下記の3つ、自身の今日の収穫をお話ししました。
① こんなに自分は映像が浮かべられるようになったんだなという発見
② まだまだ自分は自分軸で話を聴いてしまっているなという課題
③ ブレイクアウトルームで語った悩みが、言葉ではなく映像を通してなんだけれどもストンとおちた体験ができたこと。3人でお互いに提案した映像を見ながら、同じ景色にたって一緒に考えられた時間がとっても楽しかったこと。
研修すぐのホカホカな気持ちを、素直に言葉にして伝えました。やっと自分の番が終わった!とホッとしている自分がいました。帰宅して日常に戻って、お風呂に浸かりながら頭に浮かんできた振り返り。こっちのほうが私にとっての“素”なのかも知れません。
一番最初に、色でその人をイメージする場面。これ、実は結構楽しみにしている自分がいます。圧倒的に私は、“オレンジ”“黄色”“ピンク”と暖色で表現していただくことが多いのですが、今日はお一人の方が“表は紫色で内面はうすい紫色”“マーブリングみたいなまだらな感じ”と言ってくださいました。何だか嬉しかったです。つまり、“自分はこうでなければならない”なんて無意識に自分のカラーを背負ってきた自分がいます。両親、親族と教員一家で育ってきた自分に、無意識に植え付けられてきた自分自身のイメージ。こんな年齢になっても、自分は変わりたいなとか、新しい自分にチャレンジしていきたいなとか、自分を変えたいなとか、そんな思いがどこかしらずっと心の底にあるからです。堅田先生の研修組み立ての構図では、きっとほんの“導入”に過ぎないこの一瞬が、何だか今日はとても嬉しく感じました。いろんなカラーが出せる自分でありたいなと思いました。そして、振り返りでお話しした自身の課題。今日は、やっぱりまだまだ出来ていない自分に向き合うことになりました。日常の忙しさを言い訳に、そしてコロナを言い訳に、傾聴という学びを少し遠ざけていた自分がいます。セミナーに参加したての頃、堅田先生がおっしゃられた「多い人は 15 回くらい積まれているよ」の言
葉を今は自分に課された、自分に必要なことだと、自分事として素直に受け止めている私がいます。仕事上では、「指導主事」という肩書を背負い、自分を“よく見せなきゃ”とか“いいこと言わなきゃ”“期待に応えなきゃ”という縛りにとらわれ、本当の自分の中にある小さな声に向き合えていなかったように思います。そう思うと、私はまだまだ“本物の傾聴”には程遠い自分であると感じています。だから
こそ、これからは言い訳せず、逃げず、回を重ねていきたいと思います。
〈アドバンス〉
昨年ベイシックスを受けて、今回アドバンスを受講しました。自分は日々、解決策や着地点を求めて人の話を聞いてしまっていたので、改めて傾聴を体験することで、少し今後どうしたらいいかが見えたような気がします。今回、話し手となったときに、自分が日ごろから気にしていたことを話題にしたことで、自分を肯定できたり、問題点が見えたり、ペアの人にうれしいことを言ってもらったりして、心がリフレッシュされました。
堅田先生が私の話の情景を話してくだったことから、うまくできなかった情景を思い浮かべることってこういうことなのかということを体感し、少しできるようになりました。そしてこのことで、自分の考えの核心に迫れるんだなということも体験できました。
今回は、話を聞いてもらうことの心地よさや自分の考えを整理できたりすることをとても深く体験できました。こんな風に相手に思ってもらえるように話を聞けるようになりたいなと思いました。
今回アドバンスコースを受講しました。一年ぶりの受講でした。初心にかえり『聴く』ことに集中しました。聴き役の方が素敵な表現をしてくださり、自分で話したことでしたが、新たな気づきがありました。
私も聴き役を経験し、人が話していく中でどんどん感情が変容していく様子、声のトーン、表情からも受け取れました。話し手が言葉にできているところ、言葉にできないでいる想いをそれぞれ感じることで その会話がとても心地よいものに変わっていきます。こんな経験をもっとたくさん重ねて、さらに 『傾聴』できるように日々意識したいです。人の心は不思議ですね。少しでも心地よいコミュニケーションを築くことができたらとおもいます。
〈ベーシックス・アドバンス〉
傾聴セミナーの魅力は、堅田先生による質の高いデモンストレーションと「徹底傾聴」を体感できる演習、そして、その日の参加者による振り返り,及びブログでのふり返りです。そして、学んだことの実践の場がすぐに目の前にある、明日から活かせるということです。
今回、ベーシックで堅田先生による聴き手の姿勢の違いによるデモンストレーションで私は話し手として、とても貴重な体験ができました。同じ主訴からのスタートではありますが、感情の流れは全く別物になりました。そのなかで、一見聴いてくださっているかにみえた自分軸で聴いておられた1回めのデモでは、やっとの思いで相談の場にたどりついているのに、聴き手とのやりとりを通して、自分の悩みは人と比べて贅沢なことなのか、もっとしんどい人もいるのもわかるけれども、、思わず「贅沢…」と絶句。それからは、自分にもっとやることありでしょと叱咤したり、自分の不甲斐なさを責めてしまったりする感情に次第に陥ってしまいました。そうなると、相手の表情も態度もことばもすべて上から目線に感じてしまい、その場にいることもしんどく、早く終わってほしいとさえ感じました。しかし、2回目のデモでは、1回目とはうってかわって、今、一番不安を感じていることは何か、今、やれていることは何か、周りの人に助けられていることなど、自分のいろいろな気持ちや自分のおかれている状況を探ることができました。15分間のやりとりでは、それらを整理したり、分析したりするものでもなく、同列に並べるまでで終了でしたが、聴き手の問いにより、何よりも自分なりに精一杯やっているのではないかという気持ちにもなれたことが大きかったです。
2回目のデモで自分の感情や状況をいろいろ探ることができたので、その後のベーシック、アドバンスの演習では同列にでてきたことについて、1つ1つさらに深めていくことができました。同じグループになった方には、できるかぎり浮かんできた光景について話していただきました。寄り添っていただいた光景に自分を置くことで、はっとさせられたり、大事なことに気づいたりの連続でした。自分自身がことばそのものにとらわれる癖があるので、光景にしてもらうことで一気に素の自分になっていく感じ、立場とかそういうものがとっぱらわれて、「人」としてどうしたいのという問いかけになっていく感覚が出てきました。ことばだけでのやりとりが続くときには、自分からも聴き手に「今どんな光景が浮かんでいますか」とたずねてみることも試みました。その光景を一生懸命に伝えていただくことでとどまっていたものが一気に湧き出てくる経験や聴き手と一緒にこれからをも描くことができました。今回は2日続けて、1つのストーリーに迫ることができたので、本当に明日につながる良い時間になりました。
また、常々、堅田先生からご教示いただく、「カウンセリングマインド、寄り添い、専門性」の3つのサイクルについて、いざ実践しようと思うとなにかしっくりしない感覚を持っていました。それまで堅田先生からは「今、どの立ち位置にいるか」について自分で意識しておくことの大切さについて教えていただいていました。日ごろから意識し、はじめのうちはカウンセリングマインドや寄り添いから始めるのですが、いざ、専門性のところで自分が提案したり、なにか助言したりするとそのあとの空気感がいいようにも悪いようにも変わるという経験をしてきました。今回、気づいたことは、「徹底傾聴」のなかで、専門性でお伝えしたいことと一致するような話し手の語りやキーワードも合わせてキャッチしておいたり、寄り添って伝えた光景のなかに話し手の気づきや発見があり、そこに寄り添って専門性のところで何を伝え、何は今回控えるかを選択していく必要があることに気づきました。専門性のところで、確かにサイクルをぶつっと切ってしまって、いきなり助言や指導という自分軸になるので、聴き手の方が戸惑うばかりか、結局、私のことは分かってもらえていなかったのかという心情に陥るのは当然のことと気づきました。そういう意味でも相手の描く光景をしっかり捉えながらかかわっていくことに心がけて3つのサイクルを回したいです。
また、今回、徹底して寄り添って光景を浮かべるところに、話されているご本人ではなく、どうしてもそこに登場された人にスポットがあたる光景ばかり出てくるという経験をしました。(これ、なんだろう、自分軸になっている?)と不安になりましたがそのときはそのままお伝えをしました。しかし、伝えたあとご本人の表情をみて、とても不安になり、聴いてもらえたというお気持ちにはならなかったかもしれないと感じました。その不安を最後の全体のふり返りのなかで話したところ、堅田先生から「これなんだろうと探りをいれ、自分に対してベクトルを向けているので自分軸ではあるが、その人にとって大切な大きな気づきになるかもしれないから探る、『そのまま全然関係のないものが浮かんでいてすごく気になるんですが、伝えていいですか』と伝えることで、実はものすごくその人にとって必要な光景だったり、必要な情報だったり、一緒に見つけていくというものの素材になっていくものかもしれない。自分軸ではあるが、相手に対するベクトルが揺るがなければ確かめていくことは大切」というコメントいただきました。
今回幾度と言われた、「徹底傾聴」。その経験はとても奥深いものでした。また、観察者になることも貴重な経験です。徹底傾聴を目指して今後も研鑽していきたいと思います。毎回のことではありますが、堅田先生、テッセンソン様、参加された皆様に感謝いたします。
〈ベーシックス〉
今回初めて参加させていただきましたが、皆さんのおかげでたくさんの学びがありました。何より内容が本当に面白くあっという間に時間が過ぎてしまいました。今回はベーシックスのみ受講しましたが、アドバンスも申し込んでおけばよかった!と後悔しています。
参加して一番感じたことは「話を聴いてもらうことで自ずと気持ちが整理できる」と確認できたことです。参加者がお互いの話を聴く演習がありました。その中で相手にしっかり話を聴いてもらうことで自分の気持ちを深く掘り下げることができました。今まで自分の中で悩みのぼんやりしていた部分が整理されていく感覚がありましたし、話をじっくり聞いてもらえて単純に嬉しかったです。
ここで重要だと思ったのは、自分の気持ちが整理できたのは相手から助言をもらってそうなったわけではないということです。助言ではなくしっかりと話を聴いてもらえたことで自ずと気持ちが整理されていったということだと思います。もちろん、助言をしなければならない場面も相談上あると思います。しかし、先走った助言は相手が自ら考え解決する力を削いでいたのではないか、そのことを身を持って感じることができました。本当に貴重な機会をいただいたなと思います。
話し手が自ら考え、気持ちが整理できる、答えを出せるようにすることが大切なのだと思いました。そのために、今回学んだ傾聴のルールを少しでも取り入れていきたいです。次回はベーシックスだけでなくアドバンスも受けたいと思います。ありがとうございました。
久しぶりのセミナー、不安と緊張、そして楽しみと両方の気持ちで参加させていただきました。でも、始まってみたら“あっそうそう、この感覚!”と初心の頃の感覚と、“あっ、ここ自分が楽に自然にできてる!”と回数を重ねて得られる感覚の双方を味わうことができました。堅田先生がよくおっしゃれる「回数のたびに課題や発見が見出される」この言葉どおりだと感じる一日になりました。あっという間の時間でした。
振り返りの時間がもれなくやってきました。実は私、とっても苦手なんです。目線はどこ?って感じだったと思いますが、下記の3つ、自身の今日の収穫をお話ししました。
① こんなに自分は映像が浮かべられるようになったんだなという発見
② まだまだ自分は自分軸で話を聴いてしまっているなという課題
③ ブレイクアウトルームで語った悩みが、言葉ではなく映像を通してなんだけれどもストンとおちた体験ができたこと。3人でお互いに提案した映像を見ながら、同じ景色にたって一緒に考えられた時間がとっても楽しかったこと。
研修すぐのホカホカな気持ちを、素直に言葉にして伝えました。やっと自分の番が終わった!とホッとしている自分がいました。帰宅して日常に戻って、お風呂に浸かりながら頭に浮かんできた振り返り。こっちのほうが私にとっての“素”なのかも知れません。
一番最初に、色でその人をイメージする場面。これ、実は結構楽しみにしている自分がいます。圧倒的に私は、“オレンジ”“黄色”“ピンク”と暖色で表現していただくことが多いのですが、今日はお一人の方が“表は紫色で内面はうすい紫色”“マーブリングみたいなまだらな感じ”と言ってくださいました。何だか嬉しかったです。つまり、“自分はこうでなければならない”なんて無意識に自分のカラーを背負ってきた自分がいます。両親、親族と教員一家で育ってきた自分に、無意識に植え付けられてきた自分自身のイメージ。こんな年齢になっても、自分は変わりたいなとか、新しい自分にチャレンジしていきたいなとか、自分を変えたいなとか、そんな思いがどこかしらずっと心の底にあるからです。堅田先生の研修組み立ての構図では、きっとほんの“導入”に過ぎないこの一瞬が、何だか今日はとても嬉しく感じました。いろんなカラーが出せる自分でありたいなと思いました。そして、振り返りでお話しした自身の課題。今日は、やっぱりまだまだ出来ていない自分に向き合うことになりました。日常の忙しさを言い訳に、そしてコロナを言い訳に、傾聴という学びを少し遠ざけていた自分がいます。セミナーに参加したての頃、堅田先生がおっしゃられた「多い人は 15 回くらい積まれているよ」の言
葉を今は自分に課された、自分に必要なことだと、自分事として素直に受け止めている私がいます。仕事上では、「指導主事」という肩書を背負い、自分を“よく見せなきゃ”とか“いいこと言わなきゃ”“期待に応えなきゃ”という縛りにとらわれ、本当の自分の中にある小さな声に向き合えていなかったように思います。そう思うと、私はまだまだ“本物の傾聴”には程遠い自分であると感じています。だから
こそ、これからは言い訳せず、逃げず、回を重ねていきたいと思います。
〈アドバンス〉
昨年ベイシックスを受けて、今回アドバンスを受講しました。自分は日々、解決策や着地点を求めて人の話を聞いてしまっていたので、改めて傾聴を体験することで、少し今後どうしたらいいかが見えたような気がします。今回、話し手となったときに、自分が日ごろから気にしていたことを話題にしたことで、自分を肯定できたり、問題点が見えたり、ペアの人にうれしいことを言ってもらったりして、心がリフレッシュされました。
堅田先生が私の話の情景を話してくだったことから、うまくできなかった情景を思い浮かべることってこういうことなのかということを体感し、少しできるようになりました。そしてこのことで、自分の考えの核心に迫れるんだなということも体験できました。
今回は、話を聞いてもらうことの心地よさや自分の考えを整理できたりすることをとても深く体験できました。こんな風に相手に思ってもらえるように話を聞けるようになりたいなと思いました。
今回アドバンスコースを受講しました。一年ぶりの受講でした。初心にかえり『聴く』ことに集中しました。聴き役の方が素敵な表現をしてくださり、自分で話したことでしたが、新たな気づきがありました。
私も聴き役を経験し、人が話していく中でどんどん感情が変容していく様子、声のトーン、表情からも受け取れました。話し手が言葉にできているところ、言葉にできないでいる想いをそれぞれ感じることで その会話がとても心地よいものに変わっていきます。こんな経験をもっとたくさん重ねて、さらに 『傾聴』できるように日々意識したいです。人の心は不思議ですね。少しでも心地よいコミュニケーションを築くことができたらとおもいます。
〈ベーシックス・アドバンス〉
傾聴セミナーの魅力は、堅田先生による質の高いデモンストレーションと「徹底傾聴」を体感できる演習、そして、その日の参加者による振り返り,及びブログでのふり返りです。そして、学んだことの実践の場がすぐに目の前にある、明日から活かせるということです。
今回、ベーシックで堅田先生による聴き手の姿勢の違いによるデモンストレーションで私は話し手として、とても貴重な体験ができました。同じ主訴からのスタートではありますが、感情の流れは全く別物になりました。そのなかで、一見聴いてくださっているかにみえた自分軸で聴いておられた1回めのデモでは、やっとの思いで相談の場にたどりついているのに、聴き手とのやりとりを通して、自分の悩みは人と比べて贅沢なことなのか、もっとしんどい人もいるのもわかるけれども、、思わず「贅沢…」と絶句。それからは、自分にもっとやることありでしょと叱咤したり、自分の不甲斐なさを責めてしまったりする感情に次第に陥ってしまいました。そうなると、相手の表情も態度もことばもすべて上から目線に感じてしまい、その場にいることもしんどく、早く終わってほしいとさえ感じました。しかし、2回目のデモでは、1回目とはうってかわって、今、一番不安を感じていることは何か、今、やれていることは何か、周りの人に助けられていることなど、自分のいろいろな気持ちや自分のおかれている状況を探ることができました。15分間のやりとりでは、それらを整理したり、分析したりするものでもなく、同列に並べるまでで終了でしたが、聴き手の問いにより、何よりも自分なりに精一杯やっているのではないかという気持ちにもなれたことが大きかったです。
2回目のデモで自分の感情や状況をいろいろ探ることができたので、その後のベーシック、アドバンスの演習では同列にでてきたことについて、1つ1つさらに深めていくことができました。同じグループになった方には、できるかぎり浮かんできた光景について話していただきました。寄り添っていただいた光景に自分を置くことで、はっとさせられたり、大事なことに気づいたりの連続でした。自分自身がことばそのものにとらわれる癖があるので、光景にしてもらうことで一気に素の自分になっていく感じ、立場とかそういうものがとっぱらわれて、「人」としてどうしたいのという問いかけになっていく感覚が出てきました。ことばだけでのやりとりが続くときには、自分からも聴き手に「今どんな光景が浮かんでいますか」とたずねてみることも試みました。その光景を一生懸命に伝えていただくことでとどまっていたものが一気に湧き出てくる経験や聴き手と一緒にこれからをも描くことができました。今回は2日続けて、1つのストーリーに迫ることができたので、本当に明日につながる良い時間になりました。
また、常々、堅田先生からご教示いただく、「カウンセリングマインド、寄り添い、専門性」の3つのサイクルについて、いざ実践しようと思うとなにかしっくりしない感覚を持っていました。それまで堅田先生からは「今、どの立ち位置にいるか」について自分で意識しておくことの大切さについて教えていただいていました。日ごろから意識し、はじめのうちはカウンセリングマインドや寄り添いから始めるのですが、いざ、専門性のところで自分が提案したり、なにか助言したりするとそのあとの空気感がいいようにも悪いようにも変わるという経験をしてきました。今回、気づいたことは、「徹底傾聴」のなかで、専門性でお伝えしたいことと一致するような話し手の語りやキーワードも合わせてキャッチしておいたり、寄り添って伝えた光景のなかに話し手の気づきや発見があり、そこに寄り添って専門性のところで何を伝え、何は今回控えるかを選択していく必要があることに気づきました。専門性のところで、確かにサイクルをぶつっと切ってしまって、いきなり助言や指導という自分軸になるので、聴き手の方が戸惑うばかりか、結局、私のことは分かってもらえていなかったのかという心情に陥るのは当然のことと気づきました。そういう意味でも相手の描く光景をしっかり捉えながらかかわっていくことに心がけて3つのサイクルを回したいです。
また、今回、徹底して寄り添って光景を浮かべるところに、話されているご本人ではなく、どうしてもそこに登場された人にスポットがあたる光景ばかり出てくるという経験をしました。(これ、なんだろう、自分軸になっている?)と不安になりましたがそのときはそのままお伝えをしました。しかし、伝えたあとご本人の表情をみて、とても不安になり、聴いてもらえたというお気持ちにはならなかったかもしれないと感じました。その不安を最後の全体のふり返りのなかで話したところ、堅田先生から「これなんだろうと探りをいれ、自分に対してベクトルを向けているので自分軸ではあるが、その人にとって大切な大きな気づきになるかもしれないから探る、『そのまま全然関係のないものが浮かんでいてすごく気になるんですが、伝えていいですか』と伝えることで、実はものすごくその人にとって必要な光景だったり、必要な情報だったり、一緒に見つけていくというものの素材になっていくものかもしれない。自分軸ではあるが、相手に対するベクトルが揺るがなければ確かめていくことは大切」というコメントいただきました。
今回幾度と言われた、「徹底傾聴」。その経験はとても奥深いものでした。また、観察者になることも貴重な経験です。徹底傾聴を目指して今後も研鑽していきたいと思います。毎回のことではありますが、堅田先生、テッセンソン様、参加された皆様に感謝いたします。