tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

図書館2館使い

2017-04-21 17:29:45 | 雑感
新聞を取らなくなった分、毎日の通勤電車では本が必携となった。
読む本を切らしてはいけない。
もしも行きや昼休みで読み終えてしまったら、帰りが手持ち無沙汰になってしまう。

そこで、会社の近くの図書館も活用することにした。
これがなかなかいい。建物が新しくてきれいである。
建物が新しい、つまり設立が新しいゆえか、蔵書もみな新しいのでいい。

家の近くの図書館だと、特に文庫本など、長年人の手にまみれてきたことによる
歪み・くたびれ・手垢汚れが結構ひどいが、
ここの図書館のはみな、ページで手が切れそうなほど真新しい。
利用者も少ない。都心ゆえ、周辺利用住民も多くはないのだろう。
都心の図書館にはホームレスが居ついて異臭を放っていたりすることもあるが、
こうも綺麗な図書館だと、ホームレスも入りにくそうだ。

家の近くの図書館でリクエストする本も、こちらの図書館でリクエストする方が
早く順番が回ってくることもある。
地域によって、好まれる本=リクエストされる本のタイプも違うのかも知れない。

会社勤めの退屈な時間をサバイバルするための、ひとつの抜け道・逃げ道ができた気がする。
ありがたいことだ。


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「サプラ~イズ!」

2017-04-14 15:56:11 | 雑感
最近見た映画で、立て続けに出てきたシーン。

「アメリカ映画あるある」とでも呼ぶべきもののひとつだが、
誰かが自宅に帰ってきて玄関のドアを開けると、パパパ~ンとクラッカーが鳴り、
真っ暗な室内が突然明るくなり、身を潜めていた大勢の人たちが一斉に叫ぶ。
「サプラ~イズ!」。
誕生祝いだ。

昔、3か月ほどの“交際未満”の関係で終わった女性に、
イタリアンの店で「誕生日サプライズ」を仕掛けられたことがある。

ひととおり食事をして、あとはデザートを待つのみ、となった頃、
店内が不意に暗くなり、「ハッピバースデ~」という女性ボーカルのアップテンポな“あの例の曲”が流れ、
「おっ?誰か誕生日みたいだよ」と呟いたら、パチパチと花火を散らせたケーキが、なんと、
自分のところに運ばれてきたのだった。

「えっ!俺?」と間が抜けた反応をしてしまったのも無理はない。
その日は僕の誕生日ではなく、実際はその1週間後だったからだ。

「交際未満」のビミョーな関係らしく、僕としては、翌週土曜日の自分の誕生日に
彼女が会ってくれるのかどうかを量りかねていたわけだった。
だからまず思ったのは、「あ、彼女は来週の僕の誕生日には(今日と同じ土曜日なのに)
会うつもりはない、ということなのだな」ということだった。

店員が「ケーキと一緒に写真をお撮りしますね」とカメラを構えた。
僕がケーキに顔を寄せると、ケーキを挟んで僕の正面に座る彼女は、“反射的に、身を引いた”。
僕は努めて明るく「一緒に入ろうよ!」と言い、それでようやく彼女もケーキに顔を寄せてきた。
正直、少し白けた。
彼女は僕と一緒の「ツーショット」の写真におさまるつもりはないのだな、と。

――いやあ、びっくりしたよ。いつの間にか店員さんにこんな相談をしてたんだね。
――うん。意外と早くデザートまで進んじゃったから、間に合うかどうかドキドキしてたの。

嬉しいことは嬉しかったが、自分たちの関係の浅さ(まだ数回しかデートしていない)を考えると、
こういうサプライズ演出も少し「行き過ぎ」に思えなくもなかった。

写真は間もなく木製のフォトフレームに入って席に届けられた。
僕の名前、「HAPPY BIRTHDAY!」、そして“今日の日付”がペンでカラフルに書き込まれていた。
…うーん、今日じゃないんだよなあ、とやっぱり思ってしまう。

会計の段になった。テーブルに置かれた伝票の金額は8000円くらいだった。
彼女は5000円札を僕に差し出して、「1000円ある?」と訊いてきた。
誕生日サプライズが、ぴったり割り勘か…と思った。
「今日はお祝いだから、私がごちそうするね!」とはならないのだった。
なんだか情けなくなったので、「いいよいいよ、僕が出すから」と、
自分のクレジットカードを店員に渡した。
店員の目には「自分の誕生日サプライズを自分で支払う客」と映ることになった。

その彼女とは、その1か月半後に別れた。

別れ方もはっきりしなかった。
「好きです」とは言われていた。メールを送ってくるのも彼女の方が積極的だった。
なのに、デートに誘っても、すんなり「いいよ!」と返事が来ることは一度もなかった。
いつも、何回か食い下がってあれこれ提案しないと、デートに漕ぎ着けないのだった。
自分は前に進みたかったのだが、彼女に「終わりにしたいの?」と訊くと、こっくり頷いた。
にもかかわらず、終わった後で、「あなたのことが自分なりに好きでした」とメールが来るのだった。
「自分なりに」…?これは、「それなりに」と読めばいいんだろうか?
「それなりに」とは「十分ではないが一応」という意味だ。言い換えれば「そこそこ」になる。
なんとも配慮に欠ける言い回しだと思うが、
彼女なら、「あなたのことがそれなりに好きでした」と平然と言いそうな感じもあった。
性格が悪いからでも、知恵が足りないからでもない。
きっと、彼女は自分の気持ちに「あまりにも正直」だったからだ。

彼女のことはよくわからなかった。わかりたいのにわからせてもらえなかった。
「終わってしまった」と言うより、「何も始められなかった」。

今もたまに、眠れない夜、あの子はいったいなんだったんだろう?と思うことがある。


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Yahoo!の第2検索ワードの候補表示がとても「敏感」になっている

2017-04-06 13:04:58 | 雑感
最近Yahoo!である言葉を検索していて気づいた。

ワードを打ち込むと、そのワードに連なる形で第2検索ワード候補が自動的に表示されるが、
その表示がものすごく「敏感」になっているのだ。

通常、ある言葉が第2検索ワード候補として上がってくるからには、
その言葉が第1ワードとの組み合わせで「何人かに」「繰り返し」検索されているためだろう、
と推測されるわけだが、「たった1回」しかその言葉の組み合わせで検索されなくても、
翌日にはもう、それが第2検索ワードとして“登録”され、表示されるようなのだ。

まわりくどい言い方をしたが、要は、僕自身が行った、
「この世の中で自分くらいしか検索しないであろう」第1・第2ワードの組み合わせ検索が、
翌日にはもうYahoo!上にビビッドに反映され、「第2ワード候補」として登録されていた、
という事実があったのだ。

そのひとつの証明として、僕はある実験を行ってみた。

自分のブログタイトル(tokyo_mirage)の後に、
ある女優の名前をランダムに第2ワードとして入れて検索してみたのだ。

このブログタイトルを、アンダーバーまで細かく入れてフルネームで検索する人は(多分)いない。
まして、僕が適当に思いついた女優の名前を第2ワードとして入れて検索する人が
この世の中にほかにいる可能性など、ゼロだろう。

結果はどうだったか。

24時間以上経過した現時点で、その女優の名前が表示されている。
(これがいつまで表示され続けるかは知らないが)

これはなかなか危うい。

たとえば、
・第1検索ワード=誰かの実名
・第2検索ワード=マイナスイメージの言葉(たとえばだけど「逮捕歴」とか「自殺」とか)
と入れて検索すると、
本来なら自分一人だけの特異で瑣末な検索結果として排除され、表示されることはないと思うはずが、
なぜかYahoo!の「第2検索ワード」としてしっかり登録され、表示される可能性がある、ということだ。
第2検索ワードにこうした言葉が表示されれば、おかしな憶測を呼ぶことは間違いない。

こうしてみると、先日のつぶやきじゃないが、エゴサーチの仕方も気をつけた方がいい。
自分自身を変に特定・限定して検索してみようと、
「自分の名前」の後に「勤務先」「住所」「出身校」などを第2検索ワードとして入れてしまうと、
それが“登録”されてしまい、翌日以降に表示されてしまう可能性があるのだ。
自分で自分の個人情報を流出させることになる。

げに恐ろしや。


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新聞をとるのをやめて半年

2017-04-03 17:52:52 | 雑感
社会人になって以来ずっと続けていた新聞宅配購読をやめた。

やめた理由は、
・自分ではこれっぽっちも欲しいと思っていなかったスマホだが、
 会社から支給されることになった。
 これにより、いつでも手軽にニュースサイトにアクセスできるようになった。
・新聞販売店のサービスが落ちた。
 毎月くれていた美術館やイベントのチケットをくれなくなった。
・詳細をここに書く気にはなれないが、新聞販売店に極めて不誠実で不快な対応があった。

新聞を読むのは中学生の頃からの習慣で、やめたら喪失感があるだろうと思いきや、
意外なことに、まったくそんなことはなかった。
テレビの夜9・10・11時のニュースをこまめに見るようになった。
主要ニュースをチェックするにはそれで充分だ。
掘り下げて知りたければネットのニュースサイトを見る。

識者の論説などに触れる機会は減った気もするが、
もともと自分は新聞を「じっくり読み過ぎて」いた気もするので、
(1日の起床時間16時間のうち1時間を新聞を読むことに費やしていたとすると、
やはり少し過剰ではないかと思う)
それがほどよく「省略」されたのではないかと思う。

不便があるとすれば、
・その日のテレビ番組の把握がしづらくなった。
・新刊本の広告に触れる機会が減ったので、新刊本の情報が得にくくなった。
・週刊誌の見出し広告に触れる機会が減ったので、
 週刊誌でどのようなスクープがなされたのか知り得にくくなった。
・折り込み広告がなくなったので、近隣の店の値引きクーポンなどが手に入らなくなった。
…といったことか。
どれも新聞本来の記事とは関係のないものが多い。

長く続いた習慣も、やめてしまえば意外とあっけないものである。


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参考にしているテレビ番組は?

2017-03-29 18:03:12 | 雑感
参考にしているテレビ番組は?(★は「毎回録画」の番組)

<1週間のニュース>
『新・情報7daysニュースキャスター』 (TBS)★

<雑学>
『くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』 (テレビ朝日)★

<生活情報・健康情報>
『ガッテン!』 (NHK)

<トレンド情報>
『SmaSTATION!!』 (テレビ朝日)

<ライフスタイル>
『美の壺』 (BSプレミアム)★
『小さな村の物語 イタリア』 (BS日テレ)

<住まい・インテリア>
『渡辺篤史の建もの探訪』 (テレビ朝日)★
『大改造!!劇的ビフォーアフター』 (テレビ朝日) ※番組終了と思いきや、今後も不定期に放送するようだ。

<登山>
『にっぽん百名山』 (BSプレミアム)

<クルーズ旅行>
『世界の船旅』 (BS朝日)★

テレビへの依存度がなかなかである。


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